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進路企画として行っている「大学で研究してみませんか」。11月19日(月)から3日連続で行われた特別講義の最後として、夢のような「基礎医学の研究室訪問」が実現しました。

東京慈恵会医科大学では、桐朋高校の卒業生3名、桐朋女子高校の卒業生1名が基礎医学の分野の教授をなさっています。この方々の研究室に訪問し、研究内容をご教授いただきました。参加したのは、高校3年生5名、2年生1名、1年生1名の計7名です。

最初に、今回の研究室訪問を企画くださった、桐朋高校卒業で、形態学や進化学の研究をしている、解剖学講座の教授である岡部正隆先生に、東京慈恵会医科大学とその周りをご案内いただき、北里柴三郎や野口英世がいた伝染病研究所の跡地や、新設に向け工事が進んでいる大学病院の新外来棟などをご紹介いただきました。

その後、教室でお話を伺い、

「1人の医者を育てるには多くの費用がかかり、大学の授業料だけでなく国からの補助を受けて医学教育は行われている。だからこそ、医学の道に進む上で、国民のための医者であるという自覚を持つべきだ」とお話がありました。また、最近の医学部入試の話題では、筆記試験だけでなく面接や小論文が重視され、人間的に優れた人を選抜する意識が高まっていることも教えていただきました。
見学・体験では、遺伝子組換えマウスが管理されている部屋の見学、

高解像度で3次元での観察機能を持つ共焦点レーザー顕微鏡での観察を体験しました。

形態学・進化学に関する研究内容の一端を教えていただき、進化の過程で、水中にいる魚から陸上の動物へと移り変わる中で、どのような遺伝子の変化が体の形を変えたのかを解明する研究として、古生代から絶滅せずに生き残っている古代魚と陸上の動物のゲノムを比較することで進化の様子を調べたり、緑色蛍光タンパク質を用いて体の中の特定の細胞を光らせ、観察しやすくした遺伝子組換え魚を麻酔で眠らせ、生きている細胞を観察することで研究を進めたり、といった最新の研究スタイルをご紹介いただきました。

続いて、桐朋高校卒業で、薬理学講座の教授である籾山俊彦先生の研究室を訪れ、脳の神経細胞のシナプスによる情報伝達の仕組みを研究するために、マウスの脳をスライスし、それに電気的刺激を与えて電流の流れ方をコンピュータで解析する様子を見学しました。
研究に関するお話の中で「大学で学ぶには、『頭のいい人』ではなく『頭の強い人』であってほしい。『頭の強い人』はわからないことを頭の中に貯めておくことができる。これにより、その問題を何度も、継続的に考え続けることができる。そうした人が、研究を推し進めていけるのだ」と教えてくださいました。

続いて、桐朋女子高校卒業で、分子遺伝学の教授である玉利真由美先生からお話を伺いました。先生は、疾患と遺伝子の関係を解明して、癌やアレルギー疾患の原因を突き止め、治療方法や薬の開発に繋げる研究をなさっていて、特に、アレルギー研究10ヵ年戦略の策定に向け、重症アレルギー患者の死亡者数をゼロにすることを目標に、国の研究チームの代表研究者として取り組んでいることをご紹介いただきました。先生の、「患者の痛みに寄り添う」という姿勢に感銘を受けました。

さらに、遺伝子の塩基配列を高速で読む装置、次世代シークエンサーを実際に見せていただきました。

最後に、桐朋高校卒業で、再生医学研究部の教授である岡野ジェイムス洋尚先生の研究室を訪れました。研究室の施設見学の際、顕微鏡で培養されたiPS細胞を観察しました。

岡野先生からは、再生医学の現在と未来についてご説明いただきました。特に、パーキンソン病や心不全を例に、iPS細胞を元にした新たな治療法の開発に関するお話では、現在の医療の進歩と未来の可能性を実感することができました。さらに、遺伝子の異なる細胞を一つの体に合わせ持つ生物、キメラ動物に関連して、iPS細胞を用いて人の臓器を動物で製造するという、ショッキングな研究についても教えていただき、生命倫理の問題を深く考えさせられました。

参加した生徒の感想です。

・医学に元々興味があり、桐朋でのこうした催しに今まで参加したことがなかったので、最後の機会だと思って参加しました。あまり知らなかった基礎研究の分野の、自分がまったく知らない話ばかりを聞くことができ、好奇心を刺激され、こうした研究に興味を持てたし、視野が広がったようにも思います。お忙しい中、貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。素敵な経験をすることができました。(高3)

・今回、さまざまなお話を聞いて、医療研究がどのように行われ、どのような試行錯誤や苦労を伴いながら、今日ある医療や、将来普及するであろう医療が確立していくのかを知ることができました。僕自身、将来は外科医になると決めていますが、今後、高齢化が進行する中で需要がいっそう高まる、高度かつ低価格の医療を供給していくために、研究者の方々の存在がきわめて重要になることを強く感じました。今回、このような素晴らしい機会を与えていただき、ありがとうございました。(高3)

・学年の先生から企画を紹介されて興味を持ち、参加しました。医療の現状、問題となっている点などを、実際に医療に従事されている方の視点を通してお話しいただき、大変勉強になりました。さらに、普段目にする機会のない基礎医学の研究に直接触れ、最新の医療の様子を知ることができたので、医学部の受験に臨む上でモチベーションがますます高まりました。(高3)

・同じ進路企画で、この夏に千葉大学理学部の研究室を訪問しました。自分が将来学びたいのが医学と理学に重なる分野で、どちらの方面に進むのか決めきれていないので、医学部の研究室を見て決めたいと思い、参加しました。実際の研究室や、研究している様子を見学することができ、そのうえで、先生方の現在の研究に関する講義も聴くことができました。最先端の研究に関するお話はなかなか聞くことができないし、将来学んでみたい分野のお話はとても興味深く、面白かったです。貴重で贅沢な機会を設けていただき、本当にありがとうございました。自分の将来について悩んでいたことのいくつかを、今回の経験で解決することができました。先生方のように、最先端の研究にいつか自分も携わってみたいという思いが強くなりました。(高2)

・将来、医療の道(今のところ臨床)へ進もうと考えているため、研究とはどういうものかを学べたり、刺激を受けたりできると思い、参加しました。実際に、実験用の動物からさまざまな研究機器、本物のiPS細胞まで見ることができました。事前に予想していた以上に、広く深く学ぶことができ、とても面白かったです。大変興味深く、また深く考えさせられる内容に触れ、これまで臨床しか考えていませんでしたが、研究にも大いに興味を持ちました。ありがとうございました。(高1)

進路企画として行っている「大学で研究してみませんか」。今回は特別版の形で、朝日新聞社の主催で、中学・高校生が大学での学びに触れる「プロフェッサー・ビジット」(駿台予備学校・代々木ゼミナール協賛)が、11月20日(火)に本校多目的ラウンジで行われました。参加したのは、中1生4名、中2生3名、中3生1名、高1生8名、高2生3名の合計19名です。

講義をしていただいたのは、電気通信大学大学院情報理工学研究科教授(機械知能システム学専攻)の横井浩史先生で、テーマは「サイボーグ技術と福祉医用機械」です。

まず、横井先生の研究についてのご説明で、「サイボーグ技術とは、人間の身体に付いて、人間の身体の機能を拡張するものである。その役割の一つが『機能代替』で、具体的には、先天的に、あるいは、事故などで失った手・指の機能を補う物、例としては、義手などにあたる。機能代替の研究は、自分の身体に取り付けた機能を脳がどのようにして活用するのかも対象にしている。もう一つが『運動援助』で、手や指を失ってはいないが、麻痺が生じた場合の対応にあたる。このケースで考慮すべき点として、見た目がある。そのため、神経の麻痺を治して筋肉が動かせるようにする、機能回復としてのリハビリが重要となり、神経に電気信号を与え、トレーニングを積むことで麻痺を治す、神経科学による取り組みも行われている」というお話を、映像とともにご紹介いただきました。

さらに、「博士論文では、アメーバロボット、今流行の柔らかいロボットを研究した。普通のロボットとは異なる、柔らかい骨組みで作られた物を作った。当時、ロボットには精密さが求められ、柔らかいロボット、変形するロボットなどは、役に立たないと考えられていた。今取り組んでいる義手も、日本で使う人は8万人ほど。人口が1億3千万人であることを考えると、必ずしもメインとなる研究ではない。自分は『役に立たないもの』に関する研究が好きで、役に立たないものを役に立つようにすると、大きな利益を生むとも考えている」と、先生の考え方の根本を教えていただき、生徒は大いに刺激を受けました。

続いて、筋肉が動く仕組みを筋電位を元に説明いただき、筋電義手のデモンストレーションをしてくださいました。ニューラル・ネットワークによるディープラーニングを通してAIに、どの筋肉を動かすと、どの指が動くのかを学習させ、それを元に筋電義手を動かすという、現在の技術の進歩を目の当たりにしました。

筋電センサーの仕組み、筋電信号を用いた、人の運動意図の測定方法についてのご説明の後、幼児用の筋電義手のデモンストレーションとして、参加した生徒一人一人が、筋電義手の使い方を体験しました。

ものを握った際の、手の筋肉の加速度と年齢との関係を示したグラフをもとに、「6歳以上になると、加速度が下がる理由として、その年齢になると、自分の手をコントロールできるようになる、実際、4、5歳の頃は、食事でスプーンも上手に動かせず、こぼしてしまう」といった例が話題となり、「人間は6歳頃に、手・指などの運動を習得する。つまり、筋電義手を6歳頃までに与えれば、自分の手のように扱える。さらに、小さい頃からロボット技術、サイボーグ技術を扱う経験を積めば、人間は自分の力以上の力を扱えるようになる」として、ヨーロッパで行われている取り組みのご紹介もあり、実に刺激に富んだお話を教えていただきました。

話題は広がり、脳に関する研究として、筋電義手を動かしている時の脳の働きを調べ、筋電義手がうまく使えていると頭をあまり使わないが、うまく使えないと頭をたくさん使っていることや、脳の麻痺を、電気刺激を通したトレーニングで治すことができることを、実際の映像を通してご紹介いただきました。

最後に、電気通信大学の提唱する総合コミュニケーション科学について、さらに、大学と高校の違い、具体的には「高校では生徒と呼ばれ、教えてもらう存在なのに対して、大学では学生と呼ばれ、学びながら生きる存在である」ということや、「大学に行くべき人は学ぶことが好きな人・新しいことを知りたい人・人と繋がりたい人である」という先生のお考えもご紹介いただきました。

1時間半を越える講義が終わったあとも、生徒からの質問に丁寧にご対応いただきました。

参加した生徒の感想です。

・医学部への進学を考えていること、最先端の技術にも興味があること、祖母や父が高齢で手足が不自由になっているので、今回の話題は他人事ではないと思い、参加しました。先生がなさっている研究だけでなく、それに関する話もたくさん聞けたので、先生のお話が、自分のこれまでの知識と結びつき、しっかりと理解しながら学ぶことができました。工学と経済学、医学の関連について知ることができたり、最先端の研究、技術に触れることができて、たいへん刺激を受けました。義手や義足の持つ可能性、特に、人間の持つ力以上の力を発揮できるというお話が強く印象に残りました。(高2)

・ロボットに興味があったので参加しました。講演を聞く中で、将来性豊かな学問だなと感じましたし、講義の内容が、評論文などでしばしば取り上げられるロボットやAIに関するものだったので、そうした分野に関する知識を広げることができました。また、お話が、先生の研究内容だけでなく、大学での学問などに及ぶものだったので、文系理系に関係なく、すごくためになるものだと感じました。講演の内容ではありませんが、パワー・ポイントの内容で、英語が多く用いられていたことも強く印象に残りました。(高2)

・自分が将来進もうと考えている医療に関係した内容だったし、工学自体にも関心があったので参加しました。先生の研究に対する考え方、例えば、「美しさ」と「不気味」は紙一重といった話題など、新鮮かつ納得させられるもので、お話を聞けて良かったと思いました。(高1)

・自分は自然科学に興味があるのですが、機械工学にも関心があったので参加しました。今回の講義で、機械工学というものを、より知ることができ、以前より身近に感じられたことがとても良かったなと思っています。先生がおっしゃっていた中で、人はコミュニケーション能力によって進歩してきたということがとても印象に残っていて、自分の生き方を変えるような大事なことを学べたように感じます。自身の能力を高めながら、他人とのコミュニケーションを怠らないようにこれから生きていこうと思います。(高1)

・医療に興味があるのと、学校の先生に誘われたので参加しました。横井先生のお話はすごくおもしろく、中学生の僕にもわかりやすく、これまで大学とはどういった場所なのか、見当も付かなかったのですが、今日で、おおまかではあるけど、つかめたように思います。個人的には「他人の興味のないものを活用する」というお話が大変印象に残っています。(中3)

・テーマがおもしろそうだったので参加しました。大学での研究テーマにも、さまざまなことがあるとわかったのが良かったです。(中2)

  

進路企画として行っている「大学で研究してみませんか」。新たに、この11月に3つの特別講義が行われました。

そのうちの一つとして、11月19日(月)に、桐朋高等学校卒業で、成蹊大学法学部教授 塩澤一洋先生の授業を見学、体験しました。参加したのは、高校1年生9名です。

一講座目は、すべての法律の基礎である「民法」の大学1年生向けの授業に参加させてもらいました。授業では、ある物や権利を、他者に二重に譲渡した場合の、法律に基づいた考え方について学びました。
授業の最初に、塩澤先生から、桐朋高校生が参加していることをご紹介いただき、

大学生の方にサポートをしていただきながら、授業の課題に取り組みました。授業は、法律の条文をみなで音読したあと、その条文が該当する実際の状況を思い浮かべ、バディとともに二人組で実演します。

示された状況が法律の内容に該当しているのかを、授業の中で検証し、法律の条文をしっかりと理解し、さらには、こうした条文を設けた民法の狙いも読み解いていきます。

二講座目は、大学1年生によるゼミに参加しました。ゼミで扱うテーマも学生が選ぶ形になっていて、参加したゼミでは、著作権法を話題にしていました。

先生が出された課題について、学生がいくつかのグループに分かれて、授業に向けて進めてきた話し合いの内容を紹介し合いながら、それぞれのグループの考えにおける一致点、相違点を整理して、論点を明確にし、理解が深まっていきます。

参加したゼミの最後に、著作権によって著作物が保護されるべきであるのは、有体物と異なり質量のない無体物でありながら社会が財産的価値を認め、独立した知的財産として取引の対象にするという特殊性を著作物が持つからだと説明を受け、いっそう理解を深めることができました。

授業後には、塩澤先生から、法律を学問として学ぶ意義についてお話しいただき、一つは、現実を法律を元にしてとらえ、法の定めるルールを理解し、活用できるようになることだが、それはあくまでも第一歩に過ぎず、法律の成り立ちを理解することで、自分たちでルール、法律を作っていけるようになることが重要であると教えていただきました。

参加した生徒の感想です。

・どの学部を志望するか、迷っていたので、興味のある学部をいろいろと見てみようと思い、参加しました。法学部は、オープンキャンパスでも見学したのですが、普通の授業での空気感を味わえ、オープンキャンパス以上にクリアにイメージすることができました。授業は、正直最初は難しく感じましたが、徐々に理解が進み、後半には法律の条文をしっかりと理解できたので、おもしろい授業だなと感じました。素の学生の雰囲気が体験でき、楽しそうに授業を受けているのだとわかりました。塩澤先生が、アップルペンシルを持って裸足で授業をなさっているのが、印象的でした。(高1)

・大学の授業はどういった雰囲気なのかなと思っていたので、少しだけ大学生を体験できると期待して参加しました。先生が一方的に授業をすると思っていたのですが、実際は学生が積極的に発言していて、先生と学生が一体となって授業をしていたことに驚きました。特に、一番気になっていてゼミにも参加でき、ゼミというもの、学生の取り組みを知ることができて、とても良かったです。先生のiPadを使った授業がとてもわかりやすく、さすが大学だなと感じました。(高1)

・私は文系ではなく、理系志望なのですが、論理的なことが好きで、法学にも興味もあって、法学の授業がどのようなものかを知りたくて、参加しました。一講座目は、思っていたよりも具体的な内容を扱っていて、最初は不安でしたが、隣の大学生の方が丁寧に説明してくださり、二重譲渡に対する考え方について理解することができました。ゼミでは、一つのことをかなり重点的に議論し、掘り下げていくことに驚きましたし、楽しそうだなと感じました。塩澤先生が授業後に、法律を学ぶ意義を教えてくださり、単に法律を学ぶだけではない、ということが強く印象に残りました。何も知らなかった法学について、どのような授業を通して学んでいくのかがわかり、参加して良かったと感じます。(高1)

・文理の選択に迷っているので、参加しました。大学の雰囲気を知ることができたし、法学について理解が持てたので、参加して良かったと感じています。特に、塩澤先生のゼミでの説明はとてもわかりやすく、さすがと思いましたし、学生からの質問にも、丁寧にしっかりと答えている姿に、大学の先生も親切にしてくれるのだなと思いました。(高1)

・文理の選択をする前に、実際に大学の授業を受けてみたいと思い、参加しました。大学の授業は、もっと緊張した感じなのではと勝手に想像していましたが、学生がたくさん発言する形で行われることを知り、とても良かったと思います。授業でもゼミでも、難しい条文を身近な例に置き換えて考えていたし、塩澤先生からも身近な話題を通して説明していただいたので、大変わかりやすかったです。ゼミでは、学生に進行を任せながら、最後には先生が結論まで導いていたのがすごいな、と感じました。(高1)

・行きたい学部を決めかねていたので、とりあえず参加できるものには参加しておこうと思って、参加しました。大学生と一緒に授業を受けることができ、大学の授業を生で体験できたのが、たいへん嬉しかったです。普段体験できないようなことを、特別にさせていただき、ありがとうございました。(高1)

・進学先として法学の分野を考えているわけではないが、法学に興味もあるので、参加しました。法学の学習は、なんとなく六法全書の内容を覚えるようなものかと思っていましたが、法律を使えるようにするのが法の学びだと知り、さらに法学っておもしろいなと思いました。「法を作る」のが、法律学を極めた先にあるものだと聞き、なるほど、奥はとても深いのだなと再認識しました。ありがとうございました。(高1)

さる10月17日(水)に、「夢・未来プロジェクト」の一環で、バスケットボール女子元日本代表の原田裕花さんが来てくださいました。

当日は高1学年の学年行事「学年の日」にあたっており、2020年の東京オリンピック開催をにらんで、スポーツの世界で大きな活躍をされた方にお越しいただき、ご自身の経験などを伺う機会を設けたい、という趣旨から、この企画が実現しました。

最初の講演会で原田さんは、バスケットという競技を自分の意志で選んで努力を続けてこられたことや、ケガに見舞われた時の辛い経験などお話しされ、人生の節目での決断の大切さ、そして、逆境にあってこそ「出来ることを考え実践すること」の大切さを、生徒たちに伝えてくださいました。

続いて体育館に場所を移して、全員参加の「クラス対抗フリー・スロー対決」やクラス選抜メンバーによる「ミニ・ゲーム対決」がおこなわれました。原田さんは300人を超える男子を前にして上手に生徒たちをリードしてくださり、いずれの対決も大きく盛り上がりました。

あわせて原田さんは、生徒有志たちとの「ミニ座談会」にもお付き合いくださいました。アスリートの方の経験談や華麗なテクニックなどに触れ、生徒たちにとっても、「自分の将来」を考える良い機会になったと思います。

以下に、この企画の運営にあたった生徒たちの感想をご紹介します。

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 今回の原田先生の講演や、バスケ交流会を通じて、新しいことを学ぶことが出来ました。その中でも「苦しい時こそ笑顔で」という言葉が印象に残りました。僕よりも何倍もつらい練習や、試合の大事な場面があった原田先生が、それをどうやって乗り切ったのか、という疑問があったので、それを聞くことができて、良い経験になったと思います。今後、この経験を生かしたいです。(K・T君)

 今回の「夢・未来プロジェクト」で、司会を務めさせていただきました。当日は、「臨機応変」に対応できるように全力を尽くしました。その結果、体育館での実技指導では、エクササイズ、フリースロー大会、ミニゲームと、とても盛り上がっていたように感じました。個人的に、オリンピック選手の目の前でレフリーを務めることが出来て、とてもいい経験をさせていただいたな、と思っています。将来、オリンピックで笛を吹けるように頑張ります。(K・K君)

 当日は、原田先生による貴重なお話、楽しい実技と、とても充実した内容でした。講演会では,「苦しいときこそ笑顔」というフレーズを聞いて、こうやって前を向いてきたのか、と生き様を教わることができました。また、実技の方では、みんなと楽しみながら、原田先生の解説付きのゲームができて、とても充実した時間を過ごすことができました。このような経験をさせてくださった原田先生、本当にありがとうございました。(T・N君)

 司会や企画運営は、今まで様々なところで何回も務めたことはあったけれど、どれも基本的には学校内の規模、大きくても学校数校程度の規模の企画だった。しかし今回の企画は、今まで経験のない大きな規模であったため、とても緊張した。そのためか、講演会の司会の方は思った通りにはなかなかいかなかったが、企画運営面では、私以外の2人の協力もあって非常に上手くいったと感じた。また、原田先生のお話、特に「苦しいときこそ笑顔」の精神は、私にとっても非常にためになった。すべての意味において、今回の会は良い経験になったと思う。(K・K君)

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原田さん、本当にありがとうございました。

高1学年で、HR三回にわたり、オープン・キャンパス体験記の報告会が開かれました。

「オープン・キャンパスへの参加」が夏休みの課題となっていたところ、クラス内でその体験談を語ってもらいました。
国公立大学・私立大学、医学部・工学部・法学部・経済学部など、生徒が訪問した大学・学部もさまざまで、各大学がどのような理念のもとオリジナルなカリキュラムを編成しているのか、その片鱗を知る機会となりました。

訪問する大学を選んだ動機もさまざまで、現時点で明確な進路を展望している生徒もいれば、「とりあえず有名だから」「名前を知っているから」といった理由で大学を選んだ生徒もいました。しかし、生徒は一様に「何か」を感じ取ってくれたようです。

実際の大学入試はもう少し先になりますが、彼らが自分の進路を、自らの意志で切り開いていくうえで、一つのきっかけになってくれればと思います。

進路企画として行っている「大学で研究してみませんか」。この夏、三つ目の特別講義が行われました。

8月31日(金)に、桐朋高等学校卒業で、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院教授 猪原健弘先生の研究室を訪問しました。参加したのは、高校2年生1名、高校1年生4名の計5名です。

猪原先生に東京工業大学の施設をいくつかご紹介いただいた後、猪原先生が、大学生・大学院生にグループワークによる授業を行う教室にご案内いただきました。床にはカーペットが敷かれ、靴を脱いで上がる部屋であり、車座になって座り、意見交換をしやすい状況で授業を行うこともあるのだそうです。

まず、猪原先生のご専門である「合意形成」について、ご説明いただきました。一例として、「意思決定」と「合意形成」の違いを話題にされ、「意思決定」は「個人や集団がある目標を達成するために、与えられた、あるいは、考えられる選択肢の中から一つを選んで決める」ことであるのに対して、「合意形成」は「集団における意志決定において関係者の意見が分かれた場合などに、選択肢を増やしたり、価値基準を見直したりする中で、意見の一致を図るプロセスである」とご説明いただきました。

その上で、東京工業大学院1年生の授業でも取り上げられる「合意形成ゲーム」に関する授業を体験しました。

まず、自己紹介の仕方について。ポイントとして、「名前の由来」「これまで、これからの所属」「最近取り組んでいること、将来取り組みたいこと」の三点を盛り込むことをご提案いただきました。さらに、アメリカのシリコンバレーでプレゼンテーションの極意として重視されている「エレベーター・ピッチ」、「エレベーター内で投資家と会った起業家が、目的の階までのわずかな時間で、自分のプロジェクトを売り込む」、つまり「成功の必須条件である『短く効果的に話す』」という話題もご紹介いただき、1分以内に自己紹介をするよう、求められました。

その後、「合意形成ゲーム」を体験しました。「NASAゲーム」と呼ばれたりすることのあるもので、月で遭難した際の必要性を考慮して、15個の品物について重要度合いを順位付けするという内容です。まずは個人で取り組み、次に2人組で、

そして、最後は全員で話し合い、決定します。

その上で、NASAがランク付けした順位との差を確認。すると、個人よりも2人組、2人組よりも全員という形で成績が良くなりました。多くの場合、多くの知恵を結集することで結果が良くなるようですが、猪原先生から「理想的な結果」とお褒めいただきました。場合によっては、周囲の者に足を引っ張られたという結果になることもあり、「自らの意思、考えをきちんと伝えられない、説得できない」という反省をしてりするようです。

このゲームを通して、グループワーク、リーダーシップ、ディスカッションについて、改めて考え直したり、理解を深めたりするためのふり返りの機会を設けることもあり、「意見が異なった際、合意形成に向けた工夫として何ができるか」「話し合いの人数が多くなると自分の意見を主張しない人が増えるが、それをいかにして防ぐか」などについて検討するそうです。

最後に、東京工業大学でこうした講座を行うことの意義として、「最新の技術を普及させたり、地域のさまざまな開発を進めたりする際、社会や関係者と協議をし、合意形成を図る必要がある。東工大の学生にしっかりとした認識を持たせたい」と、お話しいただきました。

・毎日、この企画のポスターを見ているうちにだんだんと興味が湧き、自分がまったく知らなかったリベラルアーツを知りたいという思いが高まったので、参加しました。参加して驚いたことの一つは、教室のことです。大学の講義室は、桐朋の階段教室のようなものをイメージしていましたが、外靴を脱ぐカーペットが敷かれた部屋で、床に直に座るためのクッションも用意されていました。他にも、猪原先生に案内していただく中で人文図書館に連れて行ってもらいましたが、「東工大なのに人文図書館?」と驚きました。でも、オープンキャンパスでは行くことのない貴重な体験だとも感じ、嬉しく思いました。自己紹介についてのレクチャーも興味深かったし、討論のゲームは楽しく、話し合いのあり方について考えるきっかけになりました。さらに、大学での教育がどういうものかを具体的に知ることができ、大変参考になりました。(高2)

・「合意形成」という分野に興味があり、参加しました。思った以上に少人数で濃い時間を過ごせましたし、大学で研究をなさっている教授の方がどんな雰囲気なのかを感じることができました。「合意形成」というものの奥深さを知り、ますます興味、関心が高まりました。(高1)

・東工大に興味があったのと、進路について悩んでもいたので、参加しました。実際に大学の中に入って、どのような講義がなされているのかを具体的に知ることができ、とても貴重な体験となりました。東工大は理系の大学だけど、このような印象の異なる、クリエイティブな学部があると知ることができ、とてもおもしろかったです。(高1)

・偶然、校内で張り紙を見かけ、正直「リベラルアーツ」ということばの意味も知りませんでしたが、何となくおもしろそうだったので、参加しました。少し前に、同じ「大学で研究してみませんか」の企画で横浜国立大学にも行き、また、東京工業大学はオープンキャンパスで訪れてもいたので、イメージはありました。その際に感じた「何となく硬そうだな」というイメージと違い、「リベラルアーツの授業では、普段は座布団を敷いてそこに座って授業をする」など意外な点を知ることができました。研究室の雰囲気も、もともと想像していた、机や器具に向かってひたすら試行錯誤を繰り返すようなイメージとは異なり、大学の研究室と言ってもいろいろあるんだなと感じました。倫理的に問題も多いと言われる新しい科学技術が発達していくであろうこれからの世界において、「理解、合意、協力を得る」ということがますます重要になっていくことは容易に想像できます。それに向けて「提案→議論→決定」というプロセスを体験できたのは、今後の自分にとって良い経験だと思っています。(高1)

進路企画として行っている「大学で研究してみませんか」の二つ目の特別講義が行われました。

7月27日(金)に、桐朋高等学校卒業で、横浜国立大学理工学部数物・電子情報系学科准教授荒川太郎先生の研究室を訪問しました。参加したのは、高校3年生1名、高校1年生2名、中学2年生1名の計4名です。

まず、荒川先生から工学(エンジニアリング)の意義に関する説明があり、続いて、光エレクトロニクスが、光ファイバ通信、光ディスク、レーザーレーダーによる自動運転など、さまざまなモノやサービスで利用されていることについてご説明いただきました。そして、提案→設計→試作→評価という工学での研究の流れをご説明いただき、本日の内容が、それぞれの一部を体験するものであるとのご紹介がありました。

その後、研究室の大学院生の方々のご指導の下、研究の体験をしました。

まず最初に、光素子(デバイス)の設計に関するシミュレーション体験をしました。コンピュータ上ですでに組まれているビーム伝搬法(光がどのように伝わるのかを、デバイスを細かく分けて一つ一つ計算する方法)をもとに、一本の光ビームを任意の本数に分岐することを目的としたデバイスである多モード干渉計(MMI)の幅を変えることで、光ビームの伝搬がどのように変化するのかを観察し、光ビームを3本に分岐する幅、長さを設計するという体験をしました。

次に、試作に関する体験として、クリーンルームを見学しました。微細な光素子(デバイス)を作製する際に、細かい塵やゴミがあると不良に繋がるので、一般の環境よりもずっと塵の数が少ない「クリーンルーム(防塵室)」と呼ばれる実験室内で光素子(デバイス)の作成が行われます。横浜国立大学のクリーンルームは、クラス10000とクラス1000の2種類の部屋があります。クラス1000とは、一辺約30㎝の立方体内に0.5ミクロン以上の大きさの粒子が1000個以下である部屋を意味するそうです。ちなみに、われわれの住む環境はクラス100万程度になるとのこと。クリーンルーム内では、人間が主な汚染源となるので、身体から塵を出さないよう、無人衣と呼ばれる服を着ます。

続いて、試作に関するもう一つの体験として、高解像度走査型電子顕微鏡による観察を体験しました。顕微鏡を用いた観察において、光学顕微鏡は解像度が低く1ミクロン以下のものは観察できないため、光の代わりに波長の短い電子線を用いることで高解像度を実現したのが走査型電子顕微鏡です。倍率は5万倍からで、優れたものになると100万倍近くにも達するそうです。この顕微鏡を使って、光素子(デバイス)が設計通りに作製できているかなどを確認できるとのことです。

さらに、評価の体験の一つとして、光素子(デバイス)の特性を測定することに関連した体験をしました。本来は、作製した光素子(デバイス)の発行特性や光透過特性を評価し、望んだ通りの光素子(デバイス)ができているかを調べたりするそうですが、今回はその装置を操作し、測定の一端を体験しました。

加えて、電子制御を用いて動く水素で作った電気で走るトヨタMIRAIへの試乗も体験しました。横浜国立大学所有のMIRAIに乗り、新しい技術に直接触れることができました。

参加した生徒の感想です。
横浜国立大学を志望していて、オープンキャンパスなどよりも学校のことを深く知ることができると思い、参加しました。正直、横浜国立大学に行くのは初めてだったので、立地や環境、学生の様子などについても知ることができました。研究の内容は、おおまかな説明を受けるだけだろうと思っていましたが、大学院生の皆さんが丁寧に細かく説明してくださり、驚きました。自分がどこまで理解できたかは心もとないですが、どんな研究がなされているのかを知ることができて、大変勉強になりました。特に、水素自動車の試乗、クリーンルームへの入室など、普段体験できないようなことまで体験でき、貴重な機会となりました。ぜひ荒川先生からご指導いただけるよう、受験勉強に励みたいと思います。(高3)

校内に掲示された目新しいポスターが偶然目に留まり、工学に興味があるのでなんとなく、といった軽い気持ちで参加しました。大学という場所自体ほとんど行ったことがなかったので、研究室がどんなところかなど想像もつきませんでした。「光エレクトロニクス」という研究内容を十分理解できたとまでは言えませんが、大学の研究室という環境がどのようなものかを自分で体験でき、とても良かったと思います。大学は、身近なようでいて、実際は意外に知らない場所なので、今回の研究室訪問に参加して、実感を持って大学を知ることができ、とても嬉しく感じましたし、良い機会になったと思っています。(高1)

自分の将来や進学についていろいろと悩んでいたところ、この企画の案内を見て、一つの参考になると思ったこと、それと、走査型電子顕微鏡を使ってみたいと思い、参加しました。正直、事前に思っていた以上に内容は難しく、現段階ではよくわかっていない面もありますが、参加して、大学院生の方からもお話をうかがうこともでき、学部について一つのイメージを持つことができました。また、水素自動車に乗れたこと、クリーンルームに入れたこと、顕微鏡を使えたことは、貴重な、良い経験となりました。今後の文理選択、学部志望の参考にできたように思います。(高1)

 

さる7月16日から19日の3泊4日で、高1の林間学校が、長野県大町市にて実施されました。

今回の林間学校では、8つのコースから各自2コース(1日1コース)ずつ、自分の行きたいコースを選び、さまざまな体験をしてきました。以下にコースの概要を記します。

A) 唐松岳登山コース
B) 八方尾根ハイキング&白馬ジャンプ台見学コース

C) 青木湖カヤック&高瀬ダム見学コース
D) 黒部ダム&あづみ野ガラス工房体験コース

E) 安曇野農業体験コース
F) 奈良井宿散策&漆研ぎ出し体験コース

G) フォッサマグナ探究&糸魚川市内散策コース
H) 安曇野サイクリングコース

各コースでは、違うクラスの友人たちとも触れ合う機会を得て、生徒たちは、日頃の学校生活では見せない表情を見せてくれました。

また、2日目の夜には希望者による「星空観賞会」が催され、予想を越えた希望者の多さに、まず驚きました。そして、都会では日頃見られない「満天の星空」のもと、地学部の生徒が「観賞の手引き」としてさまざま解説を加えてくれ、他の生徒たちも真剣に聞き入っていました。

3日目の夜には「クラス対抗ドッジ・ボール大会」が、生徒たちの企画で実施されました。当初、「高校生なのにドッジ・ボール?」とも思いましたが、係の生徒が「各クラスの『王様』が当てられた時点で敗退決定」などのオリジナルなルールを設定するなか、試合は『頭脳戦』の要素も加わり、教員の予想以上に大いに盛り上がりました。

そして最終日は、クラスに分かれて善光寺や松代大本営跡などを見学し、帰京しました。

帰京した後は、「夏期講習」、そして「夏休みの宿題」が待っていますが、学校を離れて生徒たちが楽しく過ごしている様子は、我々教員にとっても、とても喜ばしい光景でした。

林間学校の企画・運営に尽力してくれた林間委員の諸君、お疲れ様でした!

 

進路企画として、卒業生を中心に、各界でご活躍の方々に講演などをお願いしてきましたが、新たな取り組みとして、大学研究室訪問の機会を設けました。
題して、“大学で研究してみませんか”。
第一弾として、この夏、三つの特別講義が行われます。

7月10日(火)に、桐朋高等学校卒業で、千葉大学理学部生物学教授、松浦彰先生の研究室を訪問しました。参加したのは、高校2年生3名、高校1年生4名の計7名です。

まず、松浦先生のご案内により、研究室内のさまざまな施設を見学しました。

写真は、酵母菌を保存している冷凍ボックスについて、ご紹介いただいた場面です。この中には、松浦先生が学生の頃に培養した菌も大切に保存されているとのことでした。

さらに、助教の板倉英祐先生から実験用のマウスについて説明いただきました。

松浦先生から、最近の研究に関する講義、松浦先生と、ノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典先生との交流についてお話しいただきました。

さらに、研究の現場を体験する機会として、大学院生に、蛍光タンパク質を用いた細胞内構造の観察を実演いただき、研究の一端に触れることもできました。

参加した生徒の感想です。

・実際に大学生の方が研究している様子を見学でき、松浦先生の講義も受けられるという、たいへん贅沢な内容でした。さらに、大学院で研究されている方ともお話しでき、将来生物系の進路に進もうと考えている自分にとって、たいへん貴重な機会となりました。もともと蛍光タンパク質には興味があったので、実際に細胞小器官を蛍光タンパク質を用いた観察ができたのはとても嬉しかったです。(高2)

・進路についての方針が定まらず、迷っていたところ、研究室訪問の機会を知り、元々生物系に興味があったし、友人からの誘いも受けたので参加しました。研究室を実際に見学し、説明を受けることができたので、非常に参考になりました。また、生物学だけでなく、理系全体の受験に関するお話も聞け、たいへん勉強になりました。(高2)

・進路を考える上で、オープンキャンパス以外にも大学というものを見ておきたかったし、大学での「生物」はどのようなものかが気になったので参加しました。自分は生物系に興味があるのですが、生態、遺伝、分類、医学などのうち、何に進みたいかが決まっていません。今回「分子細胞学」の教授の方からお話をうかがい、研究室も見せていただけたので、今後を考える上での良い判断材料になりました。(高1)

・生物学科でどのようなことを学べるのかを知りたいと思って参加しました。研究や実験の様子を間近に見学でき、先生のお話だけでなく、学生の方からもお話を聞け、たいへん参考になりました。自分が思っていたより、学生が自由に自分の研究を進めていることが印象的でした。(高1)

・生物が好きで、大学で行われている研究に興味があったので参加しました。参加する前は、研究は一人だけで黙々と取り組むものだと思っていましたが、研究室では、コミュニケーションをとりながら楽しそうに研究していると感じました。自分の家族などに理系出身の人がいなかったので、理系に進むと将来どんな仕事に就けるのか、大学でどのような研究が行われているかなど、わからないことがいろいろありましたが、今回参加して、質問する機会がたくさんあったので、大学のこと、自分のやりたいことをするにはどの学部のどの学科に進めばいいのかなど、多くのことを学ぶことができました。(高1)

 

 

 

 

さる6月16日(土)、卒業して10年になるOB(62期生)22名を招き、以下の事柄をテーマとして、高校1年生に向けて話をしてもらいました。
・現在の仕事の内容(仕事の面白さ・苦労・工夫・やりがいなど)
・職業人としての生き方(夢や目標)
・高校、大学時代の職業に対する意識(高校時代にもっておくべき職業観)
・大学での専攻と現在の仕事との関係
・これから桐朋高校で3年間を過ごす高校1年生に向けてのメッセージ

以下に高校1年生の感想をご紹介します。
「『文系・理系の違いは、一部の仕事を除けば、実社会ではさほど関係ない。』ということを先輩方から聞き、意外に思った。一方で、将来は人の役に立つ仕事がしたいとずっと思っていたなか、理系に進むなら医療の仕事やAI関連の仕事に就いてみたいと興味を持った。」(T.K君)

「先輩たちは、自分の仕事にやりがいを感じ、仕事を面白いと思っているように感じた。また、先輩たちがその仕事に就くまでの話を聞いていくなかで、関係のないと感じることを切り離したりせず、広い視野を持つことが大切だと思った。そして、今やっている学校での勉強が将来を作っていくうえでやはり大切なんだと、あらためて感じた。」(R.K君)

 

一方卒業生からは、以下の声を寄せていただきました。
「『“本物”に触れさせる。子供だましではいけない。』という姿勢が桐朋の大事にしてきたところだと考えて、“本物”を、高校1年生に伝わる言葉で話しました。」
「生徒達のしっかりメモをとる姿や質問にくる姿などがとても頼もしく、私自身もまた、仕事の新たなモチベーションを得る機会にもなりました。」

高校1年のこのタイミングで進路選択を考える1つの契機にしてもらいたい、というのが進路指導部としての思いです。これを機会に生徒たちには、自分の興味や適性を見つめ直し、「自分探し」をしていくなかで、これからどのように生きていきたいのかについて、イメージを膨らませていって欲しいと思います。

進路指導部主任 三堀智弘

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