国語

個を活かし、互いを支え、新たな未来像を拓く〈ことば〉

中学

精神的に成長するには、自分の生活での実感を〈自分のことば〉でとらえ直しながら、自分の世界を広げていくことが大切です。授業では、独自のカリキュラムのもとで、1年生「〈子どもの世界〉を見直す」2年生「視野・発想を広げる」3年生「社会的な問題と生き方を考える」というテーマを立て、生徒の発達段階に応じた自主編集教材で学びます。生徒が主体となって共同研究・発表をし、仲間と話し合う中で理解を深めていきます。また、読書を通じて感じ考えたことを作文にしたり、ことばの働きについて自覚的になることを目的として文法を学んだりもします。

高校

「先が見通せない時代」というような紋切り型のことばが繰り返される状況において、自分の頭で考えうる知性と自他を支える豊かな人間性を育むには、習慣化された発想法をゆさぶり、新たな未来像についての対話をうみだすような〈ことば体験〉が必要でしょう。
中学で築いた土台を基に、現代文では、さらにレベルの高い精選された作品・文章を扱います。生徒による鑑賞・研究発表を中心にした授業を増やし、大学での学問研究につながる主体的に真理を探究する姿勢も培っていきます。古典でも、自主編集教材を用いて深く鑑賞するとともに、そこから現代の課題を発見し「古典を現代にいかす」という視点をもって学びます。3年生では選択授業の形で、受験に対応できる力も養成していきます。

  • 発達段階にふさわしい自主編成教材を通して、人間性と知性を育む
  • 生徒が主体となる鑑賞・研究発表により、真理を探究する姿勢を培う
  • 古典の鑑賞を深めて現代の課題を発見し、新たな未来像を創造する