Student's Board 生徒たちが思い思いにつづる学園ブログです

桐朋高校1年G組の岩井麟です。
私は今回、フラッグフットボール17u男子日本代表としてアメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロットにて行われた2023 JUNIOR INTERNATIONAL CUPに出場してきました。

 

皆さんはフラッグフットボールをご存知ですか。
簡単に言うと非タックル アメリカンフットボールです。詳しくはこの動画(https://youtu.be/XySQvy2yzWM)を見ると分かりやすいと思います。
フラッグフットボールは現在、世界で最も急成長しているスポーツと言われています。(The fastest growing sports in the world)
非接触型のため、子供から大人まで性別を問わずプレイできるスポーツのためです。また、高価な防具などを買う必要もなくワールドワイドでプレイされています。
今回私たち17u日本代表が参加したJUNIOR INTERNATIONAL CUPはUSA football主催のユース世代のフラッグフットボールをプレイしているアスリートを世界から集めて行う国際大会でした。
今年の17u男子カテゴリーはUSA,CNADA,MEXICO,JAPANの4カ国での開催となりました。
大会の実施方法は総当たり戦で順位を決め、その後1位vs4位、2位vs3位の準決勝、勝利チームの決勝という、トーナメント方式でした。
私はoffenceのQB(quarterback)という毎プレイボールを受け取り仲間にパスを投げるポジションです。

 

初戦Japan vs Mexicoは39-8で勝利。
2回戦Japan vs USAは15-37で敗北。
3回戦 Japan vs Canadaは32-38で敗北。
Mexicoはoffenceの戦術が練られたチームでした。
USA は圧倒的スピード、ジャンプ力、身長。とにかく身体能力の高いチームでした。USA Offenceにおいては日本では成り立たないようなロングパスを成功させていました。Defenceも寄せが早い、飛び込んでボールを狙ってきます。しかし、戦術上Japanのプレイも通用しないわけでもなく、しっかり毎プレーミスを起こさず積み上げていけば得点できる相手でした。
CanadaはUSAよりも身長がでかい選手が多いチームでした。ロングパスを警戒するばかりにショートのパスが止められず、Japan DefenceがなかなかCanada Offenceを止められませんでした。後半残り1分を切ったところで逆点され、そのまま逆点し返すことができず、試合終了。
総当たり予選をおえ、結果はUSA 3勝0敗、Japan 1勝2敗、Canada MexicoとUSAに負け1勝2敗、Mexico 1勝2敗。
Japan、Canada、Mexicoの間で三すくみが発生し得失点差により順位確定。
予選総当たり順位
1位USA
2位 Japan
3位 Canada
4位 Mexico
順位により、準決勝はCanadaと再戦となりました。

 

準決勝 Japan vs Canada 21-19勝利。
予選での試合のスカウティングにより、Japan DeffenceがCanada Offenceを抑えて勝利。一度負けた相手にリベンジすることができました。1度負けた相手に対して分析をし、2回目の試合では1回目の試合で分かった相手の特徴を利用して勝つというJapanの意地を見せることができました。
決勝 Japan vs USA 20-41 敗北。

 

私たちは約9ヶ月世界一を目指して練習してきたため、とても悔しかったです。決勝という大舞台のため、とても緊張してしまい、焦ってパスをなかなか成功させられませんでした。試合を通して、どんな試合でも落ち着いて正確にパスを通し続けることが重要だと分かりました。得点目前の場面でoffenceのミスで攻守交代となってしまったことが2回ありました。高いレベルのチームと試合をやるときほど1つ1つのミスが勝敗を分けてしまいます。
国際試合をやる上で他の国の人と交流することも1つの大きなメリットだと思います。今回の大会では全ての国の選手が同じ施設に宿泊しているため、共同フロアやエレベーターの中などでは盛んに会話したり、一緒に卓球をします。試合の中では敵同士ですが、わざわざ1つの競技をやるために集まって来ているアスリート同士のため試合以外では同志であり友人です。私も英語がとても上手に話せるわけではありませんが、会話する分には十分気持ちと考えは伝わります。

•来期に向けて日本に必要な力
決勝でUSAに負けた原因として一番大きく挙げられるのは1対1で勝てていないことでした。日本人だからアメリカ人には勝てないと最初から決めつけるのではなく、来期にむけて1人1人が体をつくり1対1でも自信をもってマッチアップできる選手とならなければなりません。その上で日本の誇る細かいプレーデザインと緻密なタイミングパスで勝利をつかみ取れると確信しています。
今回の活動が終わり今年の代表活動は幕が閉じました。来期の代表は最初の選考から始まります。来期も日本代表になれるかは分かりません。しかし、この1年かけて体をつくり必ずや代表に選ばれ決勝の舞台に再び立ち、今度こそは世界一を取ってみせます。

行程:比叡山コースは比叡山延暦寺、銀閣寺、そして清水寺を回るルートでした。

比叡山延暦寺まではバスの中から鳰の海を望むことができました(下図)。まぁ半分くらいの人が寝てたんですけどね。着いてからは、根本中堂で法話体験、そして境内の散策(時間足りない)をしました。
銀閣寺も境内と通りのお店の散策をしました。自語りをするとバスに財布を忘れて何も買えませんでした。ここでも散策する時間が全然足りませんでした。
最後の清水寺も散策をしました。紅葉のシーズンに行きたかったなぁ。ここでも自語りすると、途中のお店でセンスのいい扇子買っちゃいました。綺麗な景色と観光地の雰囲気と修学旅行最終日のノリで楽しかったです。

行く前:希望者が偏っててちょっと困りました。

行程中:散策の時間増やしてください。全然時間足りません。まだ半分も回れてないんです。こんな感じで忙しかった。疲れ切ってるのか元気なのかわかんないみんなのはしゃぎ方青春だなって感じました。

帰ってからの感想:修学旅行最終日に朝6 時に起こされて荷物や部屋の片づけなど疲れてる中でも、楽しんでもらえてよかったと思います。まぁ自分は朝のアナウンスのため5 時起きなんですけどね。事前に調べて「へーこんな場所なんだな~」っていうのも大事だけどやっぱり実際に現地に行かないとわからない空気感とかあってやっぱり旅行楽しいなって思いましたしそう思ってくれたら幸いです。

 

 

和菓子コースでは、最初に「八つ橋庵とししゅうやかた」へ行って和菓子作り体験をした後、北野天満宮と金閣寺を回りました。
和菓子作り体験では、練り切りを作るという普段できないようなことができました。特に自分は和菓子に目がないため、このような貴重な体験ができて良かったです。和菓子が好きだよ!という人は是非一度は訪れてもらいたい場所です。
北野天満宮は素晴らしい神社で歴史を感じました。ですが、あそこはやばいです。カラスがたくさんいます。本当にたくさんいます。気を付けないと糞を落とされます。ほんとに。
金閣寺は生で見ると圧巻でした。普段教科書で見ているよりも何倍も光り輝いて見えました。あの神々しさは直接見ないとわかりません。金閣寺は行ってよかったと強く思えるような場所でした。
昼食は錦鶴でいただきました。そこでの和食が美味しかったことが印象に残っています。金閣寺のすぐそばにあるので、とても便利でした。
今回巡った場所はどこも素晴らしい場所でこのコースを選んでよかった!と強く感じることができました。委員としても、良い思い出を作ることができたと感じています。
今後皆さんも京都に行く機会があるならば、同じ施設を回ってみてはいかがでしょうか。

 

 

こんにちは、高2修学旅行委員のMと申します。
22年度修学旅行は新型コロナウイルス感染症の感染減速もありおおよそ例年通りの行程となりました。
修学旅行の最初の3日間はクラスで行先を決めることが出来ます。G組では熾烈な投票の結果、まずは瀬戸内海側に行くと決まり、次いで愛媛・香川・徳島・大阪の各府県に行くことが決まりました。

○1日目
最初は東京駅に集合しました。G組はあまり遅刻が少ないとは言い難いクラスだったので、1人くらいは遅刻だろうと思っていましたが遅刻ゼロ。桐朋生楽しいことになら努力できます。
東京駅から新幹線に乗車。

 

新幹線で福山駅まで移動、道中は楽しく歓談したり、駅弁や通称「シンカンセンスゴイカタイアイス」を食べたりしました。中には初対面の他校の修学旅行生と窓越しに連絡先を交換しようとした者まで。

 

そこからバスで瀬戸内しまなみ海道の生口島まで移動し、伯方島までサイクリングをしました。事前の投票では圧倒的人気を誇ったサイクリング、どのような感じかと思いましたが、天候も大変よく、橋の上では気持ちのいい風が吹いているなどサイクリングには絶好の日和で、各々レモン畑や海の写真などを取りつつ楽しんでいました。東京とかなり風景の違う瀬戸内海でのサイクリングはとても良かったです。

 

こちらも遅刻、脱落などはなく伯方島に集合でき、その後バスに乗り松山市内のホテルへと移動、車内レクとしてビンゴを行いましたが、その後はさすがに疲れたのか死屍累々と言った様子。
到着後は夕食時に先述のビンゴの勝者に修学旅行委員が精選した景品が授与されました。
ホテルの内装はかなり綺麗で、疲れもありゆっくり休みました。

 

○2日目
朝食はビュッフェ形式のため、各自好きなものを食べていました。あまり食べない者も居れば、朝食らしからぬ量を食べる者も。

 

その後は班ごとの松山市内自由行動となりました。
一例として、私の班はまずは道後温泉へ路面電車で移動しました。松山市内には路面電車がありますが、なかなか乗る機会も無いので皆珍しがっていました。

道後温泉は改装中であったため、なかなか前衛的というか奇抜な覆いで三面が囲われていましたが、見える一面からは歴史の重みを見せてくれました。

 

大変よろしい温泉に浸かったあとは、松山城へ向かいました。松山城は現存十二天守城の一つであり、大変見応えのある城です。城へ上がる為のリフトでは担任のS先生とすれ違ったりしました。本丸部分のみではあるものの石垣がかなりしっかり残っており、また頂上の天守閣は剛健かつ壮麗で時代の重みを感じさせてくれました。かなり風通しがよく高さもあって下を見ると怖いですが。

 

各自昼食後の集合のため、自分は松山風鯛めしを頂きました。鯛めしには焼いてある鯛を乗せて出汁を掛けて頂く松山風と、鯛の刺身の乗った卵かけご飯のような宇和島風があるそうです。今度は宇和島風も頂きたいものです。

 

他の班は、松山城や道後温泉の他に司馬遼太郎の「坂の上の雲」に関する展示がある坂の上の雲ミュージアムに行ったようです。

昼食も食べて満足したところでバスで琴平へと移動です。道中は委員によるイントロクイズが行われ、様々なジャンルからの出題ということもあり中々白熱した戦いが繰り広げられました。

この日の午後はこんぴらさんこと金刀比羅宮の参拝。海運守護としてあがめられる由緒ある神社です。本殿までは785段の階段であり、ヒイヒイ言いながら登る者や平気な顔でスイスイ登るものも。

 

桧皮葺の本殿前で讃岐富士こと飯野山の流麗な山体の前で集合写真を取り、再びの自由行動とあいなります。

 

体力の有り余る三分の一程度は583段上の奥社を目指し、自分のような怠け者は門前町の観光となりました。下る途中にはG1有馬記念を制したマヤノトップガン号の子供の神馬がいらっしゃったり、寄贈品の人間の十倍はありそうなスクリューが置いてあったりしました。

 

門前町では全国旅行支援のクーポン3000円を握りしめて右往左往。結果自分はプリンとアイスクリームを購入しました。中にはうどんを食べようとしたものもいましたが、微妙な時間だったため敗北したそうな。

 

この日の宿は贅沢にも温泉旅館で、ゆっくり温泉に入浴し疲れを癒しました。
豪華な夕食にはまさかのうどんも出て、プチ逆転劇を見ることができました。

○3目日
三日目はクラス行程最終日。先ず最初に訪れたのは大塚国際美術館です。大鳴門橋を望むこの美術館は世界中の名画の精巧なレプリカが飾ってあり、教科書にあるような絵がゴロゴロあります。かなり満足度が高く、更にはお土産品も大変良いものが多いのでゆっくりと見たかったのですがなにせ時間がなく、慌ただしく見る羽目に。残念。

 

締めとして、淡路島経由で到着したのは大阪市内です。食い倒れの街大阪ということもあり、飲食店を廻る班が大変多い印象でした。かく言う自分もお好み焼き屋に行った後に道頓堀で食べ歩きです。

 

他にも道頓堀のグリコ像の前で写真を撮っていたり、少し足を延ばして万博記念公園に行き、有名な岡本太郎作「太陽の塔」を見に行った班もあったようです。

 

老練なバスガイドさんの案内のもと夕暮れ時の古都京都へ入り、京都滞在中の宿である金波楼へと到着。長いようで短いクラス行程でした。

78期高2修学旅行委員 2-G代表 E.M.

◆旅行前
我々F組の行程決めは困難を極めた。 「温泉に行きたい」「ホテルにお金をかけたい」「自由行動を多めにとりたい」と大枠が決まったはいいが、行く地方が決まらない。 東海地方と四国地方でクラスの票数が真っ二つに割れてしまったのだ。 日を置いて再度投票しても結果は変わらず。 僅差で行き先を決めてしまうのは嫌だ、と悩みに悩んだ結果、委員外から有志を募り、各地方をプレゼンテーションしてもらうことにした。 最終的には東海地方が30票近くを獲得し、名古屋、伊勢を経由して大阪を回るプランが完成した。 行く地方を決めるのに時間を費やしてしまったため、他のクラスのように創意工夫に富んだ行程にはならなかったが、クラスの大部分が納得できる行程が完成したと自負している。

◆一日目
集合時間は8時30分で新幹線の発車時刻は9時03分。 いずれも学年で最も遅い時刻であるにもかかわらず、当日の朝、我々修学旅行委員の心中は穏やかではなかった。 なぜなら、F組には遅刻の常習犯が複数名存在するからだ。 朝のHRで姿を見せたことのない彼らが間に合うとは到底思えなかったのである―しかし予想は裏切られた。 (多分F組史上初めて)全員が無事集合時間に間に合ったのだ。 まさに奇跡である。 何はともあれ、我々F組の旅は最高の形で幕を開けたのだ。
新幹線に揺られること一時間半、最初の目的地である名古屋駅に到着した。 駅前で解散し、各班自由行動を開始する。 ちょうどお昼時だったので私の班はとりあえず昼ご飯を食べることに。 食べ物が美味しいことで有名な名古屋だが、我々が選んだのは「きしめん」だった。 旅行前に名古屋出身の江坂先生から、JRの三番線にあるきしめん屋が美味しい、と聞いていたからである。 店は意外と空いていた。 なるほど確かにかき揚げが美味しい。 江坂先生本当にありがとうございました。

 

腹も膨れたところで向かったのは熱田神宮。 織田信長が桶狭間の戦いの前に勝利を祈願したことで有名な神宮である。 有村先生や他の班とも合流した。 神宮内は木に覆われているからかとても涼しく、時間の流れが遅いような気がした。

 

最後に向かったのは犬山城だ。 岐阜県との境にある城で、F組の中で訪れたのは私の班だけであった。 犬山駅の改札を出てしばらく歩くと、昔ながらの城下町が広がっていた。 人通りも多く、城に近づくにつれて賑わいが増していく。 お目当ての犬山城は長い坂を登った上にあった。 中に入り、恐ろしいほど勾配が急な階段を上っていくと、見晴らしの良い天守閣に出た。 眼下には雄大な木曾川が流れ、遠くには山々が連なっている。 絶景だった。

 

宿には集合時間ぎりぎりにたどり着いた。宿泊した名古屋クラウンホテルは、部屋は狭かったものの、綺麗で雰囲気の良い宿だった。他の班と再会し、話を聞いたところ、名古屋タワーに行った者、ひつまぶしを堪能した者と各々名古屋観光を満喫した模様だった。一方、大して調べもせずに
本能の導くままに行動した者たちもおり、彼らは休館日の清州城や名古屋港水族館を訪れ、外観のみを写真に収めてきたとのことであった。

◆二日目
(理由はわからないが)クラスの大半が眠い目をこすり迎えた二日目の朝は、味噌カツ弁当という衝撃の朝食で幕を開けた。食べきれない者が続出する中、荷物をまとめ、8時20分にバスは出発した。目的地は伊勢神宮。言わずと知れた日本屈指のパワースポットである。初日の新幹線内での盛り上がりはいったいどこへ、大勢が爆睡していた。

 

到着したのは10時過ぎだった。天候は曇り、ひんやりとした空気の中、まずは外宮へ。人通りの少なさからか、はたまた気温の低さからなのか、どこか厳かな空気が漂っていた。内宮につくころには人も増え、修学旅行生もちらほら目についた。おかげ横丁で食べ歩きをした後は昼食。名物の伊勢うどんは弾力がなく、今まで経験したことのない食感だった。

 

二日目の終わりに向かったのは鳥羽水族館だった。なぜ高校生が水族館に?わからない。筆者は実に6年ぶりの水族館であった。正直眠かったが、いざ入ってみるとこれがまた楽しい。個人的にはジュゴンとワニがかわいいと思った。2時間はあっという間に過ぎ、宿へと向かった。

 

二日目の宿は千の杜。「ホテルにお金をかけたい」というクラスの民意が反映された豪華なホテルだった。部屋は綺麗で、温泉は広い。テレビの画面も大きかった。ただし、夕食のハンバーグは冷たく、大変不評であった。

◆三日目
疲労が蓄積し始めるのがちょうどこの日、三日目である。睡眠時間をバスの中でしかとっていない人も多くいる中、散らかった部屋を片付けるのは大変だった。バスに乗り込み向かったのは大阪だった。
昼過ぎに到着した大阪は日差しが照り付け、うだるような暑さだった。まず向かったのは大阪城。クラス全員で天守閣を背景に集合写真を撮ることになっていた。ここにきて我々委員の心拍数は上がっていた。スポーツ大会時に作成したクラスTシャツを着て撮影することになっていたためだ。忘れずに持ってくるよう何度も注意喚起はしたが、前日に配られた漢文のプリントをなくすくらいだ、持ってきていない人がいるに決まっている
―ところが。再び奇跡が起きた。全員持ってきていたのだ。安心よりも驚きが勝った。無事全員Tシャツを身にまとい、集合写真を撮った。
大阪城の前で解散した後は班別行動。そのまま大阪城の中に入る班もあれば、下に降りて電車で移動する班もあった。私の班は、たこ焼きを食べるべく道頓堀へ出た。(余談だが、この日、大阪にA,C,D,F,Gの五組が集結していたため、あらゆるところで桐朋生を見かけた。)本場のたこ焼きは圧巻だった。外はカリカリ中はトロトロ、今まで冷凍のたこ焼きしか食べてこなかった筆者には衝撃の一品だった。班の中では上方落語に行こう、と決めていたのだが、次の一品お好み焼きを食べるのに時間がかかってしまったため、断念。

 

体力も尽きかけていたので大阪城最寄りの森ノ宮駅に戻り、スターバックスで一息ついた。あっという間に時間が過ぎるのを感じたひとときだった。

 

◆感想
まず、一委員として感じたのは、無事に旅行を終えられて良かったということだ。コロナウイルスが蔓延する中で旅行に行けたこと自体が幸運だったし、自由行動の多い行程で何事も起きなかったことは本当に奇跡に等しい。旅行を運営するものとして、使命を全うできたという安心はとても大きかった。また、一個人としては、本当に充実した五日間だった。高校二年の学校生活はマスクをつけた状態での登校が続き、静かな人が多いというクラスの特色も相俟って、なかなかクラスメイトと距離が縮まらないな、というのが率直な感想だった。しかしこの修学旅行で五日間寝食を共にしたことで、クラスメイトの新たな一面が見つかり、個々人の関係であったり、クラス全体としての結束であったりが深まったように思われる。旅行中ももちろん楽しい時間ではあったが、何より旅行後に再び顔を合わせた時にした思い出話や、皆が楽しかった記憶に浸り浮かれている、そんな空気がクラス内に充満していたことがとても嬉しかった。

 

最後に、何も起こらないよう気を配り、クラスを先導してくださった担任の有村先生、副担任の金田先生、近畿ツーリストの方々、準備段階で大変お世話になった外堀先生、文教印刷さん、我々委員の話を真剣に聞いて積極的に話し合いに参加してくれたF組の皆、この旅行が形になるように尽力してくださった方々にこの場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。                       78期修学旅行委員 S.T.

E組クラス行程の紹介をします。

修学旅行初日の朝7:20に東京駅に集合し(気持ちの高ぶりにより東京駅付近のホテルで前泊しプレ修学旅行を楽しんだ人もいました) 7:52発、北陸新幹線はくたか553号に遅れる者なく乗り込みました。新幹線ではみな気持ちの高ぶりを押さえ、概ね落ち着いて過ごしました。
11:00金沢駅に到着し集合写真を撮影し、金沢市内の班行動となりました。班行動ではそれぞれ近江町市場や兼六園、ひがし茶屋街などを訪ねました。昼食は各自でしたが、私の班は近江町市場で海鮮丼を食べました。日本海の新鮮な魚貝がたくさんのった素晴らしい海鮮丼でしたが、修学旅行最初の一食を友達と食べたことで一層おいしく感じられました。
夕方、金沢ニューグランドホテルに集合しクラス全員で夕食をとったあと、夜間外出に出かけました。金沢城のライトアップなどを見学し第1日目は無事終了しました。

 

 

2日目は朝食後バスに乗り込み白川郷へ移動。途中、富山の「五箇山和紙の里」に立ち寄り、和紙の紙すき体験をしました。各自好きな色や模様のついた和紙はがきを作成しました。12:00頃、白川郷に到着し、大きな合掌造りのお食事処「基太の庄」で山里料理をいただきました。その後合掌造りの町並みを見学しました。高山市内へ移動し自由行動となりまた美しい町並みを見学しました。全国旅行支援のチケットをもらっていたので豪華に飛騨牛の肉寿司を食べたのがとても良い思い出です。夕方2日目の宿、飛騨高山温泉緑風苑に到着しました。夕食後には修学旅行委員が企画したレクリエーションで大変盛り上がり、クラスの親睦を深めることができました。

 

クラス行程D組編 ~食事の美味しい秘境~

準備段階

・D組は「食事の美味しい秘境」というテーマの下で計画を作り上げることになり、ほとんどの人が北陸という最初に出た案に反対せずあっさりと旅行の行き先が決まった。このまま、テーマに沿って計画が立てられていくのかと思っていたが、委員や我らが担任である千ちゃんが秘境っぽい場所を候補としたもののいずれも選ばれず、結果として当初のテーマから大幅にずれてしまった。しかし、中々いい旅行にできたのではないかと思っている。

行程

・一日目は東京駅から始まった。新幹線に乗り金沢駅へ移動した。金沢ではまず市内を各自自由に約二時間過ごした。その後、ひがし茶屋街に集合して、金箔張り体験をした。

 

一日目の夜は、あわらグランドホテルに泊まった。このホテルは温泉が有名なところにありたくさんの種類の風呂がある。心も体も癒すことができた。宿では、生徒対教員のレクリエーションを行い、かなり盛り上がった。

・二日目はバスでひつじのショーンファームガーデンへ。担任の千馬先生の提案により決まった場所である。実を言うとそこまで楽しみではなかった。しかしいざ行ってみる十分に楽しめた。その後、再度バスを使って琵琶湖バレイに移動。ケーブルカーを使い琵琶湖テラスに移動し、そこでジップラインを行った。琵琶湖テラスは景色が綺麗で彼女とかと一緒に来れれば最高の場所だと思う。ジップラインも高さがあり中々スリルを味わえた。

 

その後宿にバスで移動して二日目終了。

・三日目朝食を食べた後、電車で大阪城に移動。記念撮影後30分の自由時間があり、一部の者が短時間で大阪城に。その後全員で水上バスで大阪城の周りを観光、その後各自自由行動となった.

 

集合場所は京都の宿で担任以外は誰も約束の時間を超えて宿に到着した人はいなかった。

・四日目以降は他の委員が書いてくれると思うので割愛する。
全体的にとても楽しい修学旅行だった。 もう一回行きたい

 

あとがき

この修学旅行は、長いようでとても短いものだった。友と過ごした時間は一生忘れないだろう。コロナでかなりの制限を受けた高校生活だったが、その締めくくりともいえる修学旅行が無事行われ、何事もなく終えられたこと、また、携わって頂いた全ての方に感謝します。

C組は4月から修学旅行の大まかな方針を
「3日目から滞在する京都より西に行き移動や行ったことのない観光地を楽しむ」
「京都より東側にクラス行程で行くことにより交通費を浮かせて宿代に予算を集中的に投入する」の2つに絞りその中で検討を重ねていきました。最終的には大まかな2つの方針から四国案、信州北陸案の2つに絞られました。
結果後者が選ばれ、信州北陸案の中で委員や生徒が案を出していきました。

生徒側からの要望で
「金沢に立寄ること」、「秘境に泊まること」、「大阪で観光をする」という3つの項目がマストとされ委員が最終的に苦心して作り上げた案が
松本→新平湯温泉→雨晴海岸→金沢→山代温泉→大阪→京都という案でした。

 

修学旅行中のお話

一日目

C組の時間にルーズな点を踏まえ8:24発の特急に乗るのに対して8:00集合という余裕を持たせた時間に設定したはずが中央線の遅延などもあり特急の発車ギリギリに集合場所に着く人が多く余裕の大切さを痛感しました
立川出発から2時間ほどで松本駅に到着しました。

 

松本駅からバスで松本城近くのバス駐車場に向かいました。
各々の班が松本城公園を散策したり駅の方まで
足を伸ばして買い出しをしたりして自由散策時間を
過ごしたようでした。

松本から新穂高ロープウェイを経由して一日目の宿泊地である新平湯温泉に向かいました。
ロープウェイの中ではロープウェイの割には速いスピードとロープウェイの中から見える山々や紅葉に生徒も歓声を上げていました。

 

標高2000Mの山頂からは穂高連峰の
山並を望むことが出来、山頂で写真撮影をしたり
売店で一日目にも関わらず持って帰れるのかと
不安になるほどの量のお土産を多くの生徒が買っていました。
ロープウェイを満喫した後、バスで一日目の宿となる
新平湯温泉の「長作の宿なかだ屋」さんに向かいました。

 

秘境の宿ということもあって東京では感じられない静かな雰囲気を味わいました。ご飯も特産の飛騨牛を使用した美味しいご飯で修学旅行感のない豪華な食事でした。

肝心の温泉も硫黄の匂いがほのかにする温泉でなかなか来られない山奥の温泉に生徒も満足してくれたようで委員としても安心しました。

二日目

二日目は6:30起床8:00出発ということもあり、寝坊に気を遣っていましたが誰も寝坊することなく起きてきて感心しました。
朝食を取った後、宿の方々のお見送りを受けながらバスで雨晴海岸に向かいました。晴れていれば海越しに立山連峰が見えると言うローケーションでしたが残念ながら曇っていました。

12:00頃には金沢に到着し、金箔貼りと近江町市場での食事、金沢市内の自由散策を行いました。
金箔貼りでは各々が好きなデザインの金箔を貼ったタンブラーを作っていました。個人的には金箔を透かして覗いてみると青く周りの風景が見えると言うのがタンブラー作りよりも印象的でした。
近江町市場では海鮮丼と締め茶漬けを楽しみました。北陸といったら海鮮のイメージがあったので初めて訪れた北陸で名物の海鮮を味わえて良かったです。

その後自分の自由散策のグループはひがし茶屋街に向かい抹茶パフェや古い街並みを楽しみました。
金沢自由散策が終わったらいよいよ修学旅行のメインの山代温泉に向かいました。
修学旅行の前は何故山代温泉に寄るのか?金沢駅近くで良いのでは?と騒いでいた生徒も2日目の宿、「みやびの宿加賀百万石」を見た瞬間歓声を上げていました。
20人ぐらいのスタッフさんの出迎えとデカデカと書かれた歓迎の文字に生徒全員が驚いていました。館内には庭園や宴会場、大きな売店、そして「豪華」としか言いようのないロビーと部屋があり度肝を抜かれました。

 

 

部屋に着いて荷物を整理したらすぐに400人程が楽に入る豪華な宴会場に集まり、密を避けながら夕食とフォトコンテストとバス車内で行ったビンゴ大会、教員クイズの景品の授与をしました。

景品も高二とあってハーゲンダッツ商品券やQUOカードなどを大量に用意していて
予想外に豪華な景品に大盛り上がりでした。
夕食も豪華で、生徒としても一生記憶に残る出来事になったのではないかと思います。

 

夕食と景品の授与の後は山代温泉の夜間自由散策をしました。
山代温泉と言えば…古総湯ということでインスタ映えしそうな温泉に向かいました。古風な雰囲気の温泉に浸かり2日分の疲れを癒しました。

三日目

三日目は大阪がメイン目的地です。
朝早くに起き朝食を食べ、宿の送迎バスに乗って駅に向かいました。宿を出発する際も大勢のスタッフさんにお見送りをして頂きました。

加賀温泉駅からは特急で大阪駅に向かいました。三日目の最終目的地である京都を通過し、12:00頃に大阪に着きました。
大阪と言えば食い倒れ!ということで殆どの自由行動のグループが
道頓堀に向かっていました。

 

各々のグループで大阪を楽しんだあとは電車に乗って京都河原町に向かいました。京都河原町駅に到着し、そこから15分程寺町通りの中や三条通りを歩いて三日目の宿である日昇別荘に到着しました。三条通りに相応しい古風な宿で、周りに様々な京都らしいお店もあったので修学旅行とは思えない立地や雰囲気に驚かされました。

 

修学旅行後記

クラスで過ごした三日間を通してやはり桐朋の良さである「生徒主体」と言うのが際立つ修学旅行だったと思います。
四月から生徒全員で主体的に行き先や宿を決めたことが生徒全員が満足できる修学旅行になった理由だと思っています。
委員や生徒を纏める立場として一生記憶に残るであろう修学旅行に携われたことは良かったです。修学旅行後も他クラスにC組の修学旅行を自慢しているC組の生徒を見かけることがあり、C組の修学旅行は結果として大成功だったと思います。担任の先生にも30年間の教員人生の中でこんなにいい修学旅行はない!と断言して頂いて非常にクラス的にも個人的にも良い修学旅行になりました。
お付き合い頂きありがとうございました。

全クラスの中で最も狂気じみた我々B組の修学旅行の行程を紹介する前に、経緯を軽く説明します。

・スライドを使ってモデルコースを紹介
・アンケート実施
・結果、四国方面に行き、一箇所に留まるのではなく移動を多めにすることが決定
・具体案を絞り、旅行会社さんと交渉

さて、肝心の行程ですが、写真を交えてお伝えします。

1日目の朝
我々の集合時間は全7クラスの中でも最早(?)!!
7時10分、東京駅に集合し、東海道新幹線に揺られ一路姫路へ
姫路での自由行動は約1時間
なんと、時間的に姫路城の天守には登れず…

 

各自昼食を済ませ、あるいは姫路城の天守下で遊び、再集合して目指すは鳥取

 

砂丘での自由時間はなぜか3時間もあり…
海を眺めたり、砂の美術館を見学したり、馬の背を走り回ったり
皆思い思いに時間を過ごしていました

そして日没前に再集合
鳥取砂丘で夕日を見るという一大イベントは無事成功に終わりました

夜ははわい温泉の旅館、千年亭へ
とても良い宿でした
露天風呂で眺める街と星の明かりとそれを反射する手前の汽水湖がとにかく綺麗
時間をズラして1人で入って正解でした
旅館の方々もとても親切で、リピ確です、千年亭

2日目
名残惜しくも鳥取を後にした我々は、姫路まで引き返します
岡山まで新幹線に乗り、マリンライナーで四国へ上陸

ちなみに岡山でも自由行動がありました
時間は約15分、範囲は駅構内の売店
素晴らしい

さて、高松で1時間半の自由時間
各々うどんを食し、高松築港駅に集合です
こちらはJRではなく”ことでん”の駅

2両編成に40人が収まるのか、という不安の声も聞こえましたが、我々修学旅行委員は秘策を用意していたのです

入ってきた電車には2-B桐朋という文字の入ったヘッドマークが!
そう、貸切です
実のところ、この貸切がかなり費用を圧迫していたのですが、そんな話は置いておいて…

 

電車内では車内アナウンスを使いビンゴゲームを行いました
ちなみにこの時の景品は、配布されたクーポンを使って千年亭で購入したものです

先回りをしていた委員に窓から手を振って写真撮影

楽しい時間もあっという間に過ぎ、琴平に到着

ここでもまた1時間半の自由時間があります
金比羅山に各々登り…奥社まで走った人も散見されました

再集合して徳島へ向かいます。
徳島の旅館、鯛丸海月もとても綺麗で、ご飯の美味しい良い宿でした
海辺で花火をし、明日に備えて就寝
なんと言っても、明朝はこの行程最大の目玉があるのですから…

 

3日目の朝、眠い目を擦りながらも皆遅刻無くバスに集まりました
時間はなんと朝の4時40分!
徳島港へ向かい、5時35分発のフェリーに
超目玉イベントです
教員会議をなんとか通り抜けた至極の行程です

 

夕日を見るんだから朝日も見よう!ということで、甲板で日の出を待ったのですが…
生憎の天気で空は明るくなるも太陽は見えず
皆船内に戻って撃沈してしまいました(不謹慎)

 

しばらく待つと太陽も無事に雲間から顔を見せ、一部の人たちは再び甲板へ上がって日の出を眺めました

 

その後は和歌山港からバスで高野山へ行き、奥之院と金剛峯寺を見学
静かな墓石と自然に囲まれ、穏やかなひと時を過ごしました
ちなみにこの後食べた精進料理はクラス行程のアンケートで満足度が最もひk…
精進料理は確かに質素で少なめで、男子高校生にはボリュームが少ないというのは分かりますが、個人的にはとても美味しく頂けました

そんなこんなで、桐朋の修学旅行史上最長距離を移動し、無事に京都に辿り着きました。

クラス行程に関するアンケートでは、どの部分に関しても満足という声が多く(移動時間が長いという意見もありましたが…)皆んなに納得・満足してもらえる修学旅行になったなと感じ、嬉しく思っています。

さて、ここからは委員長兼広報班チーフとして活動を振り返っていきます。

委員長立候補には迷いもありましたが、しなかった後悔よりした後悔が良いだろうということで挑戦しました。
委員長が決定した後は副委員長、コンセプト、そしてキャッチコピーを決めていきました。

春休みは各自が観光地を調べてまとめてくることで、クラス行程の材料としました。調べることに慣れるという意味合いもあったかと思います。

クラス行程は各クラスがアンケートを取り意見を吸い上げながら決めていきました。委員がプレゼンをしたクラスもあったようです。
クラス内での意見がある程度まとまったら、次は旅行会社さんに相談です。「ここに行きたい」「こんなことがしたい」と相談したり、あるいは「この行程で」と具体的なコース案を提出したりしながら決めていきました。

クラス行程が固まったら、次はパンフを編集するパンフ班、京都行程を決める京都班、そして委員数が多いことで新設された広報班に分かれて活動しました。

広報班では広報の編集の他、自主観光ポスターや結団式OP動画の制作をしました。
ポスターは夏休みに制作し、以下のように学年の廊下に掲示しました。

動画は今までの宿泊行事の映像をかき集めて、盛り上がりを重視して作りました。
これらの活動で学年の皆に少しでも強く修学旅行というものを意識してもらえたのではないかと思います。

 

また、京都でのアクティビティはいくつか実現できなかったものがありましたが、それに関して手紙を書いたりもしました。

9月はなんだかんだでもっぱらパンフ作成に費やしました。

そして修学旅行中は普通に修学旅行を楽しんでいました笑
やはり他の人と一味違う修学旅行を楽しめるのも、委員になるメリットかなと思います。

旅行後は満足度などに関するアンケートを実施し、記念品を制作しました。クオリティは高めだと自負していますが、制作期間が長引きすぎてややだらけ気味に…
こちらもなんとか完成させることができました。

最後になりますが、旅行会社の皆さま、そしてパンフレットを印刷してくださった文教印刷さまをはじめとした、この修学旅行に関わってくださった方々には、多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。至らない点が多すぎました。
この場で今一度お詫びをすると共に、この旅行を支え、作り上げ、成功に導いてくださったことを感謝申し上げたいと思います。

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