英語の短期特別講座を実施しました
TOHO Today中学高校
11月20日、面談期間の午後を活用して短期特別講座を行いました。「怒りの基礎英語」と題し、日本の街中で目にする英語の看板や掲示のうち、意味の通じないもの、意味が曲がってしまうもの、英語を理解する人が見ると奇妙に感じるものを紹介する講座です。それらの英語に強めのツッコミを入れながら、何が問題か、どう表現すれば適切になるかを考えました。「中高生のうちはたくさん間違えて学んでほしい」ということは強調しつつ、可愛げのあるスペリングミスからメッセージが大きくずれて伝わる表現の間違いまで紹介し、中学生から高校生まで幅広く楽しめ、考えを深められる講座を目指しました。
当日は中高生計約40名が幅広い学年から参加してくれ、紹介するヘンテコな英語に爆笑しつつ、「日本語の助詞の『は』は『話題の標識』である場合と『動作主』である場合があるので要注意」「日本語の省略を正しく補って英語で表現しないと不適切になるおそれがある」など、学ぶべきポイントはしっかり受け取ってくれた様子でした。(A.T.)
◆参加した生徒の感想から
・文法・単語をきちんとしないと、相手にまったく伝わらない英語になってしまうとわかりました。また。翻訳サービスを使うだけでなくちゃんとチェックを入れないと悲劇が起きるとわかりました。(中1)
・翻訳の機能を使う時は、そもそも翻訳する日本語が正しいか確認します。仮に翻訳された英語が意図と異なっている場合、明らかにおかしいと間違いが見つけられるよう、”Oh, please cry”の悲劇*1を繰り返さぬよう、英語を学習しようと思います。(中1)
・講座を通して、「主語が誰なのか」の間違いに少し共感しました。自分も主語が「私」の文でitを使うことが時々あるので気をつけます。「Let’sの後は動詞の原形」これもしっかり覚えておきます。(中3)
・とても楽しかったです。やはり安易に機械翻訳に頼ってはいけないなと思いました。特に、Let’sの後に動名詞というのは自分でもよくやりそうな間違いだと思いました。高校生のうちにたくさん勉強して、間違いを減らしていきたいです。Let’s studying!*2(高1)
*1 日本語から英語への翻訳サービスを使う時に「…しないでください」を「…し、ないてください」と入力ミスをしたために、”Oh, please cry”と翻訳されてしまった例。講座で紹介しました。
*2 わざとやっていますね…!

