進路企画 杏林大学医学部 附属病院訪問
TOHO Today高校
7月上旬,進路企画として杏林大学医学部付属病院に,中学3年生から高校3年生までの医学部を志す生徒と訪問させていただきました。
本校の39期OBの松田剛明先生(杏林学園理事長・救急医学教室教授)と矢島知治先生(医学教育学教室教授)にお話をうかがい,一部病院施設等を見学させていただきました。
- 松田先生のお話
- 問診で必要な情報は?
講義の中では,実際の状況を想定して,「問診で診断をするにはどんな情報が得られれば良いか?」といったワークでグループに分かれて診断を検討するなど,実際の医療現場でどのようなことが行われているかの一端に触れていました。また,一部院内の施設を見学させていただき,医療現場をより具体的にイメージするきっかけになりました。それに加えて,医学部生が過ごすキャンパス内もご案内いただきました。
以下,生徒の感想を一部紹介します。
・以前は漠然と医師になりたいと考えていただけだったが,医師という職業が具体的にどういうものかをイメージすることができ,そして何より大変ということよりもやりがいが大きいということを聞き,より一層将来医師になりたいと思うきっかけとなりました。(高3)
・医者の仕事は人の命を救うことだけだと思っていたのですが,医者は「人の幸せをプロデュース」することが仕事だと聞いて,新たな視点で医者の方を見られるようになりました。(中略)大学病院を見学した感想としては,部屋数と機械がとても多くあり,迷路のようだなと思いました。人を救う最前線を見られて本当にいい経験になりました。(高2)
・(杏林大学病院の)あまり他では取り入れられていない最新の医療器具があるなど効率化されている環境に,緊急性のある患者を一刻も早く救いたいという意思を感じ,改めて病院で働く人々を尊敬しました。松田先生の「大事なのはお金よりもやりがい,患者にありがとうと言われるのが一番の幸せ」という言葉に感動し,自分もいつか人からの感謝をやりがいと感じられるような職につきたい,きっとそれが自分にとっては医師なのだと思い,自分の夢を確信できたとても良い機会でした。(中3)
医師を夢見る生徒たちが,目を輝かせながら見学している姿が印象的でした。(A.J.)