TOHO Today 桐朋トゥデイ

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編集者の方をお招きした講演会を開催しました

11
Nov
27

図書委員会の企画で、集英社編集部の今野加寿子さんと落合勝人さんをお招きした講演会を開催しました。

60名を超える生徒が参加を希望し、会場である多目的ラウンジのキャパシティはギリギリ。11月の寒さを吹き飛ばさんばかりの熱気の中、講演会はスタートします。はじめに、落合さんが日本の出版業界の特徴や、その歴史的経緯について、ご説明くださいました。関東大震災が日本の本の流通を大きく変えたことや、デジタルデバイスが普及してからの出版業界の在り方の変容など、業界の歴史を研究し、また肌で感じてきた落合さんのお話に、生徒たちも聞き入っておりました。次に今野さんが、編集者の仕事について、ユーモアも織り交ぜながら教えてくださいました。手書きで手紙を送ったことや、著者と一緒に取材に行った際のエピソードなど、完成品の本しか見る機会のない私たちにとってはどれも新鮮な話題ばかりで、会の前半の時間はあっという間に過ぎてしまいました。

休憩をはさんだ後半では、本校図書委員会が発行している機関紙「ぱぴるす」に掲載された短編小説3作について、小説の編集をご担当されている今野さんが、なんと1作ずつフィードバックをしてくださいました。プロからのフィードバックは貴重な経験ですが、もちろん、いいことばかり言われるわけではありません。聞く方の著者の3人も一言も逃すまいと真剣な表情。そのやり取りに、周りの生徒も小説を書いてみたくなったことでしょう。

質疑の時間は限られていましたが、濃密なやり取りが繰り広げられました。「コカ・コーラみたいな商標は使えるの?」「売れなかったときは……?」といった実務的な質問から、スタジオジブリの新作「君たちはどう生きるか」における宮崎駿監督のメッセージに関連したかなり深い質問まで飛び出ました。その一つ一つに丁寧にお答えくださったお二方のおかげで、生徒にとってかけがえのない経験となりました。

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