TOHO Today - 教員ブログ -

短期特別講座 ~梅干しづくり〜伝統の保存食を知る〜

TOHO Today中学高校

去る6月の上旬、短期特別講座にて「梅干しづくり」を行いました。本校がある国立市内には「谷保天満宮」があり、境内に梅林がある所以から、市内の農家さんが連携して梅を育てているそうです。

今回は梅干しづくりを通して、自然と共に形作られてきた日本の伝統的な食文化を体験すること。また、豊かな国立の農業を知ることを講座の目的としています。講座の前半は本校家庭科教員による「梅仕事」のレクチャーと活動。後半は国立市内の農業をサポートし、さまざまな取り組みをおこなっている「NPO法人くにたち農園の会」副理事長で本校OBの武藤芳先生にお越しいただいての講演会という盛沢山の講座となり、中1から高3までの36名の生徒が参加してくれました。

【前半「梅仕事」】

この時期にしか摘果できない「梅の実」は、国立市内の農家さんを中心に地産地消を大切に運営している八百屋さん「しゅんかしゅんか」さんより仕入れさせていただきました。講座当日には文字通り「いい塩梅」に追熟ができ、家庭科室いっぱいにいい梅の香りがひろがる中での梅仕事になりました!

【後半「国立の農業」】

「NPO法人くにたち農園の会」副理事長で本校OBの武藤芳暉先生にお越しいただき、国立市の農業について、またご自身の「くにたち農園の会」での活動についてお話いただきました。生徒にとっては毎日通う学校のある国立市ですが、こんなにも豊かな農業の環境があるとは知らなかった生徒も多く、武藤先生のお話をとても興味深く聞いている様子でした。講演後には、生徒から次から次へと質問が飛び交い、とても豊かな時間となりました。幅広い学年から寄せられた、生徒の感想を紹介します。

以前地域のサークルで似たような畑、田んぼの体験をしたことがあったので、(武藤先生のお話は)とても親近感がありました。楽しかったです。(NPOの取り組みで紹介されていた)どろんこあそびもやってみたいです!(中1)

 

コロナの影響もあり、調理実習的な授業は小学校以来6年ぶりだったので楽しかった。自分は進路選択もひかえているので、国立市で活躍するOBの話がじっくり聴けたのも思いがけない収穫だった。また似たような企画があったら積極的に参加したい。(高2)

 

先日の特別講座では梅、梅干しに関するお話のみではなく、国立の農業(どんなものが生産されているか、また今の農家が抱える問題など)についてもお話をしていただいたことで、梅やそれに関係する理解をより深めることができました。農業や植物などは自分の志望する方向ではありませんが、他の分野も学ぶよい機会となりました。(高3)

先日無事に1学期の終業日を迎え、1カ月半塩漬けにした梅がとてもよく漬けあがりました。参加生徒に配布して、各家庭で土用干しの作業を進めます。いい梅干しに仕上がりますように!(M.N)