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海外大学に進学したOBとの懇談会

TOHO Today高校

7月7日に,海外大学に進学したOBとの懇談会を行い,海外大学進学に興味のある高校生約15名が参加しました。OBからは,如何にして自らの進路を切り拓くかというテーマのもと,海外大学と日本の大学の比較や選考方法の違い等について具体的なお話があり,あわせて,海外生活でのエピソードも紹介されました。この機会を通じて,海外大学への進学を希望しつつその経験を持つ人が身近にいなかった生徒は具体的な話を聞くことでよりビジョンが鮮明になり,一方,興味を持っていた程度の生徒も大いに刺激を受けたようでした。
以下に,参加した生徒から寄せられた感想を一部ご紹介します。(A.J.)

とてもおもしろかったです。今まで海外に行くことばかり考えていたので,それを考え直すきっかけになりました。当初の自分の考えは,日本の学歴社会のもとでネームバリューのある大学に行き,そこでやりたいことをやる・・・というものでした。また自分にはやりたいことがたくさんあるので,アメリカの大学に進学した方が良いのかなと漠然と思っていました。今日のお話を聞いて,自分は大学を卒業したあとのことを特に何も考えていなかったことに気付くことができました。(高1)

将来希望する職業が定まっている人が集まるハーバードなどの大学と,様々なことを学ぶ中で将来を定めることができるAmherst Collegeなどの大学の2種類があるということが知れたのが大きな収穫であると思った。自分は大学受験を前にした高2であるが,自分の将来の職業が定まっておらずその状態で大学に入ろうとする自分に対して違和感を覚えることがあったが,自分のような人間にもフィットする環境があることが知れたし,自分がその環境に身をおく意欲が湧いた。また,OBの方が「自分の考える優秀な人間の印象が崩れた」というようなことをおっしゃっていて,自分自身でそのような人々と実際に接してみたいと思った。一方,アメリカの大学の評価基準として「自分でルールを作れるか,自他のルール間で折り合いをつけられるかを評価する」というものがあることに課題を感じた。自分は,計画を立てたり,自分を縛る行為に長けていないから,今後行動するときに意識せねばならないと思った。(高2)

以前から海外大学に興味があったものの,周りに海外大の知り合いがおらず現実味がわかなかったので,今回のお話はとても参考になりました。海外における課外活動の意義に関するお話が印象に残りました。課外活動というと,どうしても実績に目を向けがちですが,根底にある動機に価値があるというお話には,すごく納得できました。最近,自分は周りの環境に恵まれているということに気づいたので,その環境を最大限活かせるように頑張ろうと思いました。(高2)

『自分の「サイコロ」を見つけること』の言葉にとても感銘を受けました。与えられたサイコロを正しく振ることばかり考えていて,それは楽なのかもしれないが成長がないと思えたので,自分のサイコロを見つける努力をしようと思えました。(高3)