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高2岡部啓梧君が第42回日本霊長類学会合同大会にて高校生ポスター発表を行いました。

TOHO Today高校

高2 岡部啓梧君が第42回日本霊長類学会大会・第80回日本人類学会大会・第88回日本生理人類学会大会 連合大会の中高生ポスターセッションに参加し、「血縁のない若齢ゴリラの雌雄関係はどのように変化するのかーアニーとゲンタロウの場合ー」というタイトルで発表しました。岡部君は中学の自由研究で上野動物園のニシローランドゴリラを対象に研究し、高校でも個人で研究を続けており、二度目の学会発表をおこないました。

以下、岡部君のコメントです。

昨年度は、上野動物園のハオコ群を対象に、個体間のコミュニケーションについて研究し、報告しました。今年度は、上野動物園へ移動した若齢の雄ゲンタロウと雌アニーを対象に、移動後から同居前の現在までの行動の変化を観察しました。異なる環境から移動してきた2頭の行動を記録し、環境の変化に対する反応や、飼育下におけるゴリラの行動について考察することを目的としました。
研究を進める中では、扱うテーマが広くなりすぎたことや、観察条件の不確定さから、今後の方向性に悩むこともありました。しかし、私が注目してきたゴリラの特定の行動や仕草を、日別の全体行動量の変化や気温条件の変化等との関連から考察した内容について、霊長類研究者の方々から「飼育下特有の珍しい行動として、大変興味深く、注目する価値がある」という講評を多くいただきました。自分が着目していた点について評価していただけたことは大変嬉しく、今後さらに研究していきたいという思いにつながりました。
今回の発表を通して、幅広く行動を観察するだけではなく、一つの行動を深く掘り下げ、その意味を考察することの重要性を学びました。今後は、これまでのデータを活用しながら、ご指摘をいただいたその行動について、気温や環境などとの関係を、より深く検討していこうと考えています。
加えて、統計方法やポスターの書き方・見せ方など、今後に活かすべき多くのことをご教示いただき、本当に多くのことを学ぶ機会となりました。
また、大会2日目には、桐朋高校の先輩である海部先生が主催されたシンポジウムや、ゴリラに関する講演を聴講しました。研究者の方々の発表を直接聞くことができ、自分の研究を見つめ直す貴重な機会となりました。

中学3年生の頃から続けてきたゴリラ研究ですが、今回の学会発表を通して、今後追究したいテーマをより明確にすることができました。これからも一つひとつの観察結果を大切にしながら、ゴリラについて研究を続けていきたいと思います。
最後になりましたが、本研究にご理解とご助力をいただいております恩賜上野動物園の皆様、研究についてご指導いただきました茂木先生をはじめとする生物科の先生方、ご支援くださった桐朋学園同窓会の皆様に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。