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電子研がメイカーフェア東京に出展します!

TOHO Todayクラブ中学高校

桐朋電子研がMaker Faire Tokyo 2025(10月4日・5日)に出展します!!

メイカーフェアは、個人・企業・サークル・学校などのものづくりをする人たちの祭典です。会場は東京ビッグサイト、電子研は3回目の出展となります。

桐朋祭でも体験展示した『あゝ懐かしの黒電話土竜叩き』を出品します。ランダムに鳴る黒電話を1秒以内に応答する“もぐら叩き”のようなゲームです。

黒塗りの器、ジリリと鳴れば即応せよ!

時は昭和百年──時代の移ろひ目まぐるしく、電波飛び交ふ空の彼方、「スマアトホン」なる小箱、人々の懐に収まりし頃。世の中より姿を消さんとするは、かつて一家団欒の要に在りし「固定電話」なる器なり。あゝ、あのジリリリという音も、いまや遠くなりにけり。

然るに、斯くて昭和の香り失はれてはならじと、立ち上がりしは桐朋電子研。放ちたるは、その名も「黒電話土竜叩き」なり!

如何なる遊戯かと申せば──四台の黒電話、電磁継電器にて制御され、突如一台、ジリリと鳴り響く。汝これを一秒以内に取らば勝利、遅れれば無念、土竜に笑はるること必定なり。使はるるは阿爾杜伊乃(アルドゥイーノ)なる異国の賢き電算箱。技術と遊戯心との邂逅、まさしくこれぞ近代趣味の真骨頂!

黒塗りの器、ジリリと鳴れば即応せよ! 昭和の魂、今ふたたび黒電話に宿る──この楽しさ、体験せずして何とせん!

構成

①黒電話を鳴らすための75V 16Hzを構成

インバーターと発振回路で16Hzを作り、これをモータードライバーに喰わせます。 出力9Vをトランスで75Vまで昇圧、これにより黒電話を鳴らすための条件が整います。

②電磁リレーモジュールでランダム選択

Arduinoと電磁リレーで鳴らす黒電話をランダム選択します。また、受話器をとった時200Ωの抵抗が発生します(受話器が置かれているときは断線状態)ので、これを利用してオンフック/オフフックを判定します。

③得点処理

電話が鳴って1秒以内に取れたら1ポイント加算、取れなかったり、別な受話器をとってしまったら、ゲームオーバーです。これらの処理はシリアル通信でProcessingによって行います。

黒電話土竜叩き紹介動画(YouTube)

電子研 昨年度MFT2024の出展作品