TOHO Today 桐朋トゥデイ

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2学期中間考査最終日の10/28(金)に、本校の外国語指導助手(ALT)のMaxとVickyが企画したハロウィーンイベントが催されました。かつては季節ごとにクリスマスやイースターなどのイベントを行っていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大以降は初めてとなります。当日はハロウィーンにちなんで、

・ハロウィンスパイダーの輪投げ

・ジャコランタンの福笑い

・折り紙

・ジャコランタン作り

・ミイラの仮装コンテスト

などを行い、お菓子を分け合いました。Thank you, Max and Vicky!

これからも、このようなイベントを通じて、生徒が様々な国の文化に親しめるようなきっかけを作っていけたらと思います。以下、MaxとVickyからのメッセージです。

 

Thank you to everyone who came to the Halloween event! This was my first event at Toho. I am very glad you all enjoyed it. We saw some great mummies!

Max

 

It was so much fun celebrating Halloween with the students. We laughed a lot when they played ‘Pumpkin fukuwarai!’ They understood the English instructions well and made some awesome Mummy costumes.

Vicky

中学3年生は、10月11~15日の4泊5日、東北修学旅行に行って来ました。
青森・秋田・岩手をめぐり、東北の歴史や文化を学んできました。
旅行前半は曇りがちでしたが、後半は天気に恵まれ、暖かな東北旅行になりました。
入学以来、コロナ禍の学校生活で、例年通りの宿泊行事を実施できませんでしたが、ようやく桐朋の伝統行事を体験することができました。
また、旅行の準備・実施にあたり、修学旅行委員の生徒たちが活躍してくれました。
修学旅行委員長の小塩丈瑠くんは、「いつもとは違う文化に触れるのは、非常に貴重な機会で、とてもいい経験になりました。今年もコロナの影響を受けましたが、楽しい旅行だったと思います。」と語ってくれました。

11日(火)
東京駅に集合し、新幹線で新青森まで行きました。その後、三内丸山遺跡を見学したり、「ワ・ラッセ」でねぶた祭についての学びました。この日は、酸ヶ湯温泉に宿泊しました。

12日(水)
紅葉の八甲田山を通って、奥入瀬渓流の散策、十和田湖の遊覧を体験しました。昼食はきりたんぽ御膳を味わい、後生掛温泉の自然探求路を歩き、岩手山麓の国民休暇村岩手網張温泉に宿泊しました。

13日(木)
岩手山の紅葉が大変うつくしい朝でした。
この日は、6つのコースから希望のコースを選び、1日かけて参加しました。
①角館・乳頭温泉コース
②渋民・盛岡・手づくり村コース
③三陸鉄道・震災学習コース
④田沢湖サイクリングコース
⑤白神山地コース
⑥肉牛農家コース

14日(金)
網張温泉を出発し、神秘的な龍泉洞をめぐりました。その後、宮古市田老地区を訪れ、「学ぶ防災」のガイドの方々の案内のもと、震災学習を体験しました。東日本大震災時の実際の避難ルートを歩き、防潮堤に上って田老の街並みを眺め、田老観光ホテル内で津波被害の映像を見ました。国民休暇村陸中宮古に宿泊し、夕食では漁り火料理を堪能しました。

15日(土)
平泉の中尊寺を訪問し、金色堂を見学しました。その後毛越寺の庭園でクラス写真を撮り、一関から新幹線にて東京に帰りました。

10月3日(月)ホールにて、中学3年生の東北修学旅行の事前学習として、講演会を実施しました。

講師としてお招きしたのは照井健さんです。

照井さんは、元IBC岩手放送のアナウンサーで、2011年3月11日の東日本大震災発生直後に、地震の様子をラジオで伝えた方です。「震災とラジオ」というテーマで講演をしていただきました。

アナウンサーとして何を伝えるべきだったのか、今でも後悔することがあるという話は印象的でした。また、震災という状況でラジオが果たした役割についても考えさせられました。

中学3年生は、修学旅行で三陸沿岸の被災地を訪問します。照井さんのお話を忘れずに、東北で学んできます。

 

 

 

生徒の感想を一部紹介します。

3.11のことは、妹が生まれる4日前のことだったのでよく覚えています。でも当時の自分にとって、東日本大震災はあくまでニュースの中の出来事で、どこか他人事になっていました。当時の東北のことを直接うかがう機会が今までなかったので、とても新鮮で、生々しい話は聞いていてとてもつらかったです。伝えることの大切さがよく分かりました。

僕は照井さんの話を聞いて、東日本大震災でつらい思いをしたのは被災者やそのご家族だと勝手に思っていました。しかし震災の様子を報道していたアナウンサーの方も苦しんでいたと聞いて、とても驚きました。また今回の講演を機に、今まであまり調べたことのなかった東日本大震災について調べて、知ることができました。修学旅行では被害にあった場所に行くことができるらしいのでしっかり学びたいと思いました。

アナウンサーは、多くの人に情報を伝える職業であるので、照井さんは、相当大変だったと思う。「大船渡で20cmの津波」を伝えたのを後悔していると言っていたし、ただ情報を正確に伝えるのは駄目なのかと思い、難しい局面だったのだと思わされた。また、あれだけ経験のない巨大地震が襲って来たにも関わらず、冷静に皆に情報を伝えている照井さんの仕事ぶりは見習うべきものがあると感じた。言葉には責任が伴うという事とは、こういう事なんだと思った。

 

 

尾瀬林間学校へ行ってきました。

昨年は林間学校が中止になってしまったので、中学2年生は初めての林間学校でした。1学期の後半から生物や地理の授業で尾瀬について学び、さらに林間学校初日には尾瀬高校自然環境科のみなさんの研究発表も聞いて、準備は万端!

…ですが尾瀬ヶ原に入った日は生憎の雨でした。

尾瀬ヶ原ではシカによるニッコウキスゲの食害が深刻です。優先防護エリアには対策のひとつとして植生保護柵が設置され、咲き誇るニッコウキスゲが桐朋生を迎えてくれました。

 

今年度に実施された様々な行事を振り返って参ります。

本校では英語科教員の企画により、おおよそ2年に1度、高校1年生と高校2年生より希望者を募り、夏休みに英国ケンブリッジ大学にて海外語学研修を実施しています。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、現地での実施は叶いませんでしたが、“Studies must go on!”の精神のもと、昨年度に引き続きオンラインにて語学研修を実施しました。

【プログラムの概要】

・実施時期:日本時間2021年7月11日(日) ~ 7月15日(木) (5日間)

・時間:日本時間17:00~21:00の4時間(休息含む)

・実施形態:Zoomミーティングによるオンライン研修

・対象生徒:2021年度の高1および高2の希望者

 

 

【プログラムの内容】

Day 1     Discussion Class: British Manners

Lecture: What Makes A Successful Cambridge Student & Cambridge Admissions

Day 2     Discussion Class: British Sports

Lecture: Physics

Day 3     Discussion Class: British Education

Lecture: Business & Entrepreneurship

Day 4     Discussion Class: What Makes A Great Leader?

Lecture: Biomedical research

Day 5     Discussion Class: British Law

Final Speech: If I were Prime Minister, I would …

 

プログラム内容は、桐朋生の英語力や興味関心に合うように、桐朋と現地コーディネーターで共同開発しました。各日、前半にはケンブリッジ大学の学生をファシリテイタ―としたディスカッションレッスン(マナー、スポーツ、教育、リーダー、法律の日英比較)を入れました。最初はなかなか意見を言えなかった生徒も、ケンブリッジ大学生や仲間の励ましもあり、だんだん発言できるようになってきました。後半にはケンブリッジ大学の専門家(物理学、経営学、生物医学)による90分の講義を入れました。最初に「英語で90分」と聞くと圧倒されてしまいそうですが、担当者の皆さんの専門分野にかける強い想いがにじみ出ており、生徒にとっては大きな刺激となる時間となりました。最終日は総まとめとして「私がもし首相だったら」というお題で、今日のコロナ禍や世界情勢を踏まえながら、参加者一人一人がスピーチを行いました。

新型コロナウイルスの収束がなかなか見えず、海外とのつながりが希薄になりつつある日々が続きますが、だからこそ、様々な立場・考え方を持つ方々に出会い、自分の視野を深めていけるような機会を生徒諸君が持てるように、これからも創意工夫を重ねていきたい次第です。

 

【参加者の感想】(すべて高1生徒によるものです。)

・いろんなテーマがある中で日本とイギリスを比較しながら日本の良さ、イギリスの特徴などを学び、自分の意見も交えて説明することは大変であったがとても勉強になった。最初は予習してきたものを使って返答するので精一杯で聞き取れなくて困ったこともあったが少しずつ慣れていったところもあり、成長できた。後半になるにつれ、教育だったり日本語で説明するのも難しいような内容だったが調べていく上でみんなの意見を聞きながらいろんな考えを聞けて面白かった。スピーチは五分と長く、大変だったが頑張った。他の人のレベルには驚いた。

・今回の語学研修で成長できたところはイギリスのネイティブの人の英語を聞き取るリスニング力と日本語で思いついたことを自分のできる範囲で英語に変換して表現することだと思う。まず、聞き取れなければ考えることもできないが最初はそこが難しく、何を言ってるのかわからないところもあった。予習して学んできた知識を使って自分の言葉で返せるように頑張れたもののしっかり聞き取り、それに対し適切に返答するのは難しかった。その中でも答えられるものに関してできるだけ積極的に答えられるように考え、実行できたところは良かった。これからも積極的に英語を聞き、話し、関わることで英語力を伸ばしていきたい。英語は海外へ行った時だけでなく、グローバル化した社会において日本でも必要になるものだと思う。その最初の一歩として初めてこんなに長くネイティブの人と会話し、接することができたのは良い経験になった。海外の人と会話し、英語で自分が必要とされるレベルまでいきたい。

・I learned the difficulty and fun of discussions. It was the most difficult to hear the questions correctly, but when I was able to discuss with my teacher, it was more interesting and happier than just answering the teacher’s question. In the theme of “What makes a Great Leader?”, I understood how a great leader is trusted by people and brings people together. And I was able to know the abilities I need to become a Great Leader.

・Through this program, I realized the importance of being asked “why” because by being asked “why”, I was able to look back on my own ideas and think more deeply. And it became fun to think. Eventually, I was able to ask myself “why” and enjoy thinking deeply. In the “Prime Minister’s Speech,” I learned what Japanese leaders need by thinking about the problems of Japan and the world. In the class of “What makes a Great Leader,” I thought that I should have “Strong sense of ethics end integrity” and “Understand the value of your colleagues” in order to become a Great Leader who can play an active role in the future of Japan. And in order to create such a leader, I thought that Japanese education should include more discussion to enable students to share their opinions with others.

 

桐朋中学では中学2年の林間学校で尾瀬ヶ原を訪れます。

尾瀬から自然の豊かさやそれを守り受け継いでいる人たちのことを学びます。

今年も7月17日~20日の3泊4日で林間学校が予定されています。

それに先立ち、林間学校委員の生徒たちが尾瀬について調べ、ホールにて生徒全員の前で発表をしました。

発表テーマは以下のとおりです。

①尾瀬の成り立ち
②尾瀬の地形
③尾瀬の生物
④尾瀬の植物
⑤尾瀬のマナー
⑥尾瀬の環境問題

 

また、林間学校当日は、現地にて群馬県立尾瀬高等学校自然環境科の高校生の皆さんといっしょに学習会を予定しています。

新しく高校から桐朋に入学した高入生たちに、はやく仲間をつくってほしいと考え、高入生同士の親睦を深めるレクリエーションを実施しました。

『ビンゴ!君の名は。』
①会場を歩きまわり、参加者の名前を尋ね、マスを埋めていく。この時、相手の顔を必ず覚えておくこと!(全部で9人)
②司会者が参加者の名前が書かれた紙を封筒からランダムにひく。
③ひいた名前を発表し、縦横斜め、列がそろえばビンゴ!!
④最後に、そろった列の3人の名前の人物を、その場で指さす。間違いだったらアウト!!間違った人にこう言いましょう。「君の名は?」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『紙コップタワー選手権』
①制限時間内(1分)に一番高く積み上げたチームの勝ち!

 

 

 

 

 

 

 

 

いずれの企画もコミュニケーションが求められ,学校生活の中で友達づくりのきっかけになったと思います。

高入生からたくさんの感想を寄せてもらいました。紹介いたします。

A君:入学時は高入生ということもあり、あまりうまく学校生活を送れるか不安でしたが、すぐにこの学校に馴染むことができました。学校生活は基本的に自由ですが、授業はともて専門性が高く、好きな分野であれば興味を持って受けることができます。

B君:最初は一人でドキドキしていたけど、内進生はみんなフレンドリーで優しいので、オリエンテーションの時間である程度クラスの雰囲気に慣れることができました。また先生方も面白い方ばかりで授業にあきることなく取り組めると思います。

C君:最初の頃は内部生とうまくやっていけるかとても不安だったけれど、みんないろいろ教えてくれたり親切だったためすぐに不安はなくなった。先生に質問をしに行くと丁寧に答えてくれるのでわかりやすい。

D君:桐朋高校はとてもきれいなので、居心地が良いです。また、とても自由で生徒が主体となって行うことが多かったり、制限が少なかったりするため、自分の思いを実現させやすいと思いました。学校の雰囲気も良く、学校という規模で団結力がある学校であると感じました。勉強に取り組むにも良い環境だと思います。

E君:最高です。中学は共学でしたが、男女間の問題とかはないし、勉強が出来る人から刺激が沢山もらえます。

F君:桐朋高校入学時の第一印象は内進生が非常に明るく、私達高入生に対してオープンに接してくれることに桐朋はすばらしいと思いました。今は内進生と心を開いて関わっていくことから学校に慣れました。これから部活に入り友達をつくり楽しい生活を送りたいと思っています。

G君:桐朋高校で生活してみて、一番強く感じたことは、自由ということです。桐朋高校は私服で格好について具体的な決まりがないなど、私立高校の中ではとても自由な高校です。このような自由な校風は先生が生徒を信用しているからこそできることだと思います。このような校風のおかげで、のびのびと生活することができます。

H君:とても穏やかな感じでとても楽しい学校生活です。やる時はやるというonとoffの切り替えがはっきりしています。また、ケンカがなく皆と仲良くすることができています。1人1人に個性がありとても楽しいです。

I君:まず、第一印象としては自由すぎて逆に困るという感じでした。それは中学での束縛の反動ということが大きいと思います。だんだんとクラスに馴染めていくと、そのようなストレスは感じなくなり、不思議な充実感を得ました。これからたくさんの行事を行うにつれ、更に内進生と絆を深めていけたらと思います。

J君:桐朋の内進生はフレンドリーな人が多く初対面でもかなり話しやすいです。また、男子校であることから各自好きなことをでき、自分の素の部分を出せているように感じます。かなり自由な校風ですので公立では拘束が厳しいと感じている人にはぴったりだと思います。

本校では、2020年の夏休みに、ケンブリッジ大学での語学研修と、ハロウスクールのサマーコース(2020年度はインターナショナルクラスになります)をともに実施する予定です。
ケンブリッジ大学での海外語学研修は、2012年より2年に一度実施しています。高校1年・2年生の希望者を対象に、ケンブリッジ大学内のcollegeを使って研修します。プログラム内容は、本校教員と現地のプログラムコーディネーターとが連携して作成したオリジナルなものになっています。
詳細につきましては、2016年の様子をこちらでご確認いただけます。
イギリスのパブリックスクールとの交流は、ラグビースクールのラグビー部が海外遠征で来日した際、本校ラグビー部と試合をしたことがきっかけで始まりました。2017年にラグビースクールでのサマーコース(桐朋生のみのクラス)を実施し、ハロウスクールでは、2018年にはサマーコースのうちインターナショナルのコースを、2019年にサマーコースで桐朋生のみのクラスを実施しています。
詳細につきましては、2019年の様子を2019年の様子をこちらでご確認いただけます。

さる10月16日(水)に高1学年行事「学年の日」が行われました。「学年の日」とは、毎年の高一学年が主体となり何らかの文化的行事を企画するもので、毎年異なる様々な内容の行事が執り行われています。今年は「男子校で妊娠・出産について考える」と題し、性、妊娠・出産、そして育児について学習する機会を持ちました。午前中は、東京都助産師会より7名の助産師の方々にご来校いただき、「妊娠」「出産」といったことをテーマに各クラスで講演会をしていただきました。午後のセッションでは、助産師会を通じてお集まりいただいたお母さん方や、近隣にお住いのお母さん方にご自身のお子さんを連れてきていただき、生徒が実際に赤ちゃんとふれあいの機会を持つ交流会を開きました。

桐朋という、女性が圧倒的に少ない環境で日々を過ごす中、馴染みのないテーマ設定に最初は戸惑っていた生徒諸君でしたが、事前学習を重ねる中で、徐々に身近な話題・自身の問題として捉えられるようになっていきました。行事後の感想では

「女性のことをもっと理解をしていくべきだと思った」

「以前よりは少しオープンな形で性について家族と話すことができるようになった」

「自分もあのように可愛がってもらって、ここまで育ってきたということを再認識した」

「親孝行をしたいと思った」

などといったコメントが多くみられました。以下に、事前学習から当日までの様子、そして生徒のコメントに加え、赤ちゃんを連れてきてくれたお母さん方のコメントを紹介いたします。


事前学習

事前学習では、映像教材として助産師を特集した際の『プロフェッショナル』を視聴しました。また、本校家庭科教員の講義を聴きました。自身の妊娠・出産のときのエピソードや写真などを紹介しながらの講義でしたので、生徒諸君は興味深く聴けたようです。さらに生徒は、各個人で何らかのテーマを設定し、調べ学習をしました。そして最後に事前学習のまとめとして、ドキュメンタリー映画『うまれる』を鑑賞しました。映画の中では、それぞれに異なる問題(虐待を受けて育った夫婦、障害を抱えた子どもをもつ夫婦、死産を経験した夫婦、不妊治療に取り組む夫婦)を抱えた実際の4組のカップルの様子が描かれており、生徒にとっては大変印象深い作品であったようです。


当日

AMセッション:助産師の講演会 「妊娠・出産に立ち会う中で~命の大切さ~」

まずは事前学習の一環で観た『うまれる』についての感想を述べ合い、ディスカッションもしました。「(父)親になるということの意味」や「親は子をなぜ愛することができるのか(または中にはそうではないケースもあるのか)」といった点に話題が集まっていたようでした。

その後は、助産師さんの講演を各クラスで聞きました。出産という、命を迎える瞬間に日々立ち会われている「助産師」という職業をされている方々だからこそいただける貴重なお話の数々を、生徒たちは真剣な表情で聴いていました。出産の苦しみ・大変さ、そして喜びについてお話をいただく中で、命の尊さや生まれてきたことの奇跡、そして自身の親への感謝の気持ちを新たにしている生徒が多かったようです。


PMセッション:赤ちゃんとの交流会~育児を体験する~

今回の行事の趣旨にご賛同いただいたお母さん方にご自身の赤ちゃんを連れてきてもらい、本物の赤ちゃんとふれあう機会を持ちました。各クラスに2~3名の赤ちゃんに来てもらいました。それぞれのお母さんから妊娠・出産時のエピソードを伺ったり、名前の由来や好きな遊びなどを教えていただきました。赤ちゃんの月齢は、大きくても1歳にやっとなったばかりといったところ。中にはまだ生後2か月の子もいました。

高校一年生の生徒諸君にとって、普段身近に赤ちゃんと触れ合う機会というのはなかなかないものです。慣れない所作の連続に悪戦苦闘しながらも、赤ちゃんを慎重に抱っこさせてもらい、泣いてしまった子を懸命にあやす姿は、大変微笑ましいもので、「頼もしいお兄さん」、はたまた「優しいお父さん」の顔をのぞかせていたように感じました。中には、白湯を飲ませる体験をさせてもらったり、おむつ替えをさせてもらったりした生徒もいたようです。


以下、生徒のコメントを紹介します。

A君

今日の学年の日を通して、お母さんに対してもっと感謝をしないといけないな、と強く感じました。事前学習から当日まで、様々な資料を見て、貴重なお話を聞いたことで、出産はまさしく命がけであり、さらには命がけで出産した後も長い育児がある、ということを知り、母親になるということはとても大変で覚悟のいることなのだと感じました。また、映画「生まれる」や助産師の方のお話を聞き、自分が産むわけではない男は、父親という自覚が産まれるまでわきにくいのだな、と思いました。しかし、今回の学年の日で学んだことを生かして、自分が父親になるときは、ちゃんと自覚を持って奥さんの手助けをしていきたいです。助産師さんのお話の中で印象に残ったのは、「なんでもほぼ完璧がよい」ということと「自分の居場所を見つけるとよい」という2つのことです。僕は割と完璧を目指すタイプだったので、「ほぼ完璧」の方がよい、というのは目から鱗でした。「完璧」を何事にも求めていると、息切れしてしまい、結果的に中途半端になってしまうので、これからもっと肩の力を抜いて、何事もこなしていきたいです。また、「自分の居場所」があればたいていのことはどうにかなると思うので、「自分の居場所」を大切にしていきたいです。今まで僕は、子供はほぼ100%産まれてくるものだと思っていましたが、それは日本の医療がとてもレベルが高いものだから、ということを知り驚きました。どこか「出産はそこまで大変ではないだろう」という思いがあったのですが、学年の日を通して子供が産まれるのは本当に奇跡なのだなと思いました。最後に、男子校でこのような経験ができたのは貴重だと思うので、これからしっかりと生かしていきたいです。

 

B君

今回の「学年の日」は僕にとって忘れられない一日になった。事前学習では寝る間も惜しんで妊婦さんのサポートをする助産師さんがいるということを知って、この仕事をずっと続けられるというのはすごいなと思い、中山めぐみ先生の話では、実際に出産を体験したからこそ言える出産の痛みや、妊婦さんが妊娠中、とても苦労しているんだということがとてもよくわかりました。映画『うまれる』では、様々な夫婦の姿が描かれていて、出産するということ、子どもを育てるというのが、どういうことなのかなどがとても具体的に描かれ、夫婦が抱える悩みもありのまま伝えられていたので、自分も将来そういったことを体験する時が来るのかな…と感じました。

そして、当日、助産師さんが来てくださって、僕たちの疑問になるべく多く答えてくださった。僕は兄弟がおらず一人っ子なこともあり、あまりこのような話は知らないことが多く、興味を持った。

最後の赤ちゃんとの交流会はとても新鮮だった。テレビでは赤ちゃんとを見ることはあっても、あそこまで近くで本物の赤ちゃんを見たことがなかったので、わくわくした。抱っこして近くで見るととてもかわいかった。なぜ親が子どもを大切にするのかがすこしわかったような気がした。昔、自分もあんな風だったのかと思うと少し笑ってしまった。

今回、「学年の日」が無かったら、僕が生まれて数カ月しかたっていない赤ちゃんと交流することはできなかったと思う。貴重な体験ができたので、とてもよい一日になりました。

 

C君

実際に助産師さんが来て話をしてくれるというのは、最初の方に話されていた通り、僕たち男子高校生にとってとても貴重であり、滅多にないことだと感じた。助産師さんの映像を見た時から、助産師という職業は数多くの妊婦さんたちに自らの時間を多く削って向かい合っていくものだというイメージが強くついていたので最近はちゃんと寝る時間を取れていると聞いた時は何か安心した。妊婦に真剣に対応するということがどれほど大変な事かは妊娠・出産する際に何が起きるか、何をすべきかという今日の話でよく分かった。というのも、流産であったり妊娠する以前の話に始まり、望まずに妊娠してしまい高い金を払って中絶せざるを得なかったケース、僕らと同じような年齢で家庭を築くことを望んだりなど、実際に経験されたケースや事例を用いて多くの問題点や難所にまで話があった。こうした妊娠や流産、女性の身体にまつわる事だけでなく、出産に立ち会う際に男側はどうあるべきなのかなど、一見今は関係のないような話でも将来経験するかもしれない事についても色んな話があって他人事ではなくいくつかは自らも体験することなのかと感じた。

赤ちゃんと触れ合う機会をもったのは初めてで何か小動物を見ているような気がしたのと共に、簡単に傷つけてしまいそうでとても不安になった。実際、自分の体の上にのせてみるとより一層なんだか人ではない何か別の小さな生き物のように感じた。ビデオや助産師さんのお話しであったように、妊娠してから出産までどのような危険やリスクが伴うか、出産の後も育児があったりと大変なことが多く重なる妊娠・出産だけれど、その後にあれほど小さく儚い命を手にするのであればしっかりと、自分であれば男として真剣に向き合っていかなければならないなと感じた。

 

D君

助産師さんや赤ちゃんを連れてきてくれたお母さんたちに感謝したいです。とてもためになったと思います。テーマを聞いて僕が最初に思ったことは「つまらなそう」「だるい」といったものでした。正直なところ,子どもが欲しいとは思っていたにもかかわらず,妊娠,出産といったものには点で興味がありませんでした。初めにビデオを見たときもそれは変わりませんでした。しかし,調べ学習や,4回の事前学習の中で徐々に僕の中で関心というものが芽生えてきました。そこで感じたことは,妊娠,出産が想像以上に大変であるということ。また,自分もそのように生まれてきたのかという実感でした。今まで,このようなことを考えていなかったということが,何か不思議に思えてきました。また,自分が将来父親になり,ビデオの中のようなことを経験するかもしれないと真剣に考えたのも今回が初めてでした。映画「生まれる」もリアリティが高く,とても興味深いものでした。

当日は,まず助産師の方の話を聞くことになりました。助産師さんは話が上手いように感じました。想像以上に関わりのある話も多く,楽しむことができました。少し聞くのが恥ずかしいような話も快く聞くことができました。本当に頼りになる存在なのだなと感じました。午後は赤ちゃんとの交流会でしたが,想像以上のかわいさにびっくりしました。自分も昔あのような姿だったとは想像しがたいです。泣いている姿も愛らしかったです。赤ちゃんを抱いて,改めて赤ちゃんが欲しいと思うようになりました。将来結婚して子供を持つというのは人生においての1つの大きな目標となりそうです。あと,赤ちゃんをふだん犬を抱いているように抱いたとき,泣き止んでくれたのがとてもうれしかったです。赤ちゃんの一番かわいいところは間違いなく手だと思います。とても良い勉強になったし,いい経験になったと思います。

 

E君

僕が抱っこさせてもらった赤ちゃんは、生後3か月ぐらいの赤ちゃんで、とてもかわいかったです。僕は姉弟や親戚の中では一番下なので、赤ちゃんを間近で見たことがほとんどなくて、どうしたらいいのか分かりませんでした。どれぐらいの力で触っていいのか分からなくて、とてもとまどいました。実際に抱っこすると、とても小さくて、軽いのか重いのかよく分からない不思議な感じでした。でも自分の腕の中でちゃんと動いていて、何よりも温かかったです。赤ちゃんに指を握ってもらえました。やわらかくて、気持ちよかったです。肌はぷにぷに、すべすべで、これが赤ちゃんなんだと思いました。

僕は子どもがあまり得意ではなく、どちらかというと嫌いな方です。それは僕が末っ子として育ったからかもしれません。今日、赤ちゃんと間近にふれあって、とてもかわいいと感じました。しかし、実際に育てるとなると、泣いたり、わがままを言ったりして、とても大変で自分にはできないと思います。自分の子どもだったら、なんでもかわいいと感じて、育てられるのでしょうか?僕には分りません。将来、家庭を持ちたいとは思っています。それは今の家族との生活が幸せだからです。でも、自分が親になる想像が全くできないので結構、不安です。

今回、学年の日を通じて、赤ちゃんの誕生、それから親になるということについても学べてよかったです。自分の将来について、もっとしっかり考えようと思いました。

 


最後に、赤ちゃんを連れてきてくださったお母さん方のコメントを紹介します。

Aさん

はじめはためらいがちだった生徒さん達が徐々に慣れてきて、たくさんかわいがってくれる様子が印象的でした。男の子も機会が与えられれば、赤ちゃんとの触れ合いをしてみたいのだと感じました。私にとっては初めての男の子育児なので、将来像がなかなか想像できなかったのですが、男子高校生もかわいいなと感じ、楽しみになりました。高校生達が赤ちゃんを抱っこして何を感じたのか知りたいと思っています。触れ合う中で、映画『うまれる』について話をしてくれる子もいました。男の子達にとって、また性別に関わらず高校生にとって、他人事になりそうな妊娠・出産というテーマについて扱うことは大切だなと思いました。今回の触れ合いが、生徒さん達が何かを考えるきっかけになってくれたら嬉しいなと思います。かわいがってもらい、ありがとうございました。お疲れでした。

 

Bさん

昨日はとても良い経験をさせていただき、ありがとうございました。娘は予想通り抱っこしてもらう時はぐずりましたが、それ以外はリラックスしていて普段通りの姿を見ていただけたかなと思います。生徒さんや先生方が「可愛い!」「(ズリ這いが)速い!すごい!」と良いリアクションをして下さったので、娘もご満悦の様子でした。

抱っこしたいと名乗り出てくれた子、泣いて熱くなった頭を「すごい!熱い!」と触ってくれた子、手足を触って「やわらかい」と優しい顔をしてくれた子、高校生の男の子がこんなにキラキラした素直な笑顔をしてくれるのかと、私が感動してしまいました。妊娠・出産の体験を話した時も、皆さん顔を上げて熱心に聞いて下さいました。きっとこれからの将来に向けて、そして身近な家族や自分の親に向けて、道や乗り物で出会う妊婦さんや子連れさんに向けて、今までには無かった新しい感情が生まれたのではないかな♪ 短時間の触れ合いがきっと生徒さんの心に、言葉にはならなくても何かしらの衝撃を与えたのではないかな♬そうだといいなあ!と思っています。先生方も色々とお気遣い下さいました。性教育にこんなに理解と熱意のある先生方が、世の中にたくさんいたらいいなと思いました。またこのような機会があったらぜひ参加してみたいです。ありがとうございました!

 

Cさん

今回、参加させて頂き、こちらがよい思い出となりました。とてもステキな場所(緑とスタイリッシュな雰囲気)で、優しいお兄ちゃん達に囲まれ、大切に触れられ、注目された体験は娘にとって不思議で好奇心いっぱいのひとときになったと思います。

この企画のおさそいを受け、「男子に赤ちゃん!」ぜひ参加したいと思いました。命の尊さは、自分が大切にされた経験を通して、人を大切に尊ぶことができると思います。生徒さんの様子から、ご家族にも先生方からも、大切にされ育ててもらった子達だなあ、感じました。実際に赤ちゃんと過ごしたひとときは、(今後いつか)その思いを忘れかけたときのストッパー(安定剤)になるのでは?と思います。自分がイヤになったり、全てうまくいかない、自分なんて!と思ったときに、ぬくもりを思い出してほしいです。また女性と触れ合うときに、その先の命にもつながっているという自覚を男性の立場で持ってほしいと思います。

抱っこには、ずっと娘は泣いていて、「自分は赤ちゃんに好かれていない」とマイナスの印象を持ってしまった生徒さんがいないか、気になりました。無表情でコトバのない生徒さんも、それぞれに感じているものがあると思います。みなさん。とても大切に娘に触れて下さいました。その様子は母として安心して抱っこして頂けました(泣いているので、私も少し焦りましたが、泣く原因や抱っこの仕方など、助産師さんがその場で仕切って見せてあげるとよかったかな?と思います。泣いていたので、母の私に託して下さいましたが、抱き方などもっと教えてあげられたり、生徒さんの不安要素をもっと減らすことはできたのでは?と、後になって思いました)。

また、生徒さんの個別テーマ研究の内容や、事前学習を経ての、赤ちゃんとの触れ合いに後の思いなど、聞いてみたいなと思いました。

最後に、学校の入り口から、お見送りまで、先生やみなさんに大変丁寧に接して頂き、ありがとうございました。案内してくれた3人の生徒さんとは、特に気さくに会話ができて楽しく安心しました。担任の先生がお写真を撮って下さり、可能であれば見たいなあと思います。

このような機会は、ぜひ続けて頂いて、高校生男子の立場で赤ちゃんとの触れ合いがその後に活きていくと嬉しいです。ありがとうございました。

 

生徒諸君へ。

今回の経験は、明日すぐに役立つ知識とはならなかったかもしれません。

でも、10年・15年後・20年後、自身が親になろうかという時に、

必ずや助けになることを学ぶことができた思います。

その時には、今回のことを思い出して、

パートナーとの関係づくり、そして育児に役立ててもらえたら嬉しいです。

 

 好天に恵まれた6月1日(土)、武蔵国分寺・国分尼寺旧跡や国分寺崖線などをめぐる、中1社会科見学が実施されました。国分寺四中展示室と武蔵国分寺資料館では、館員の方から詳しい説明をうけ、かつて壮大な伽藍が広がっていた地に思いを馳せながら史跡をめぐり、班ごとにワークシートを完成させました。楽しく、そして深く学ぶ機会になったことと思います。

<感想>
 社会科見学の中では、自分たちだけで考えて、「崖の高さがどのくらいか」や「この遺跡はなんなのか」などの問題を解き、みんなで協力ができてとても楽しかった。

<感想>
 地理の時に崖線というのを知っていたが、実際に見てみると、とても高さがあり、とても川が作ったと思えないぐらいすごかった。…知識を覚えるのは楽しくないけど、本物を見たときに知識があったほうが楽しいと思った。歴史では「切通し」というのを受験で習ったが、細い道だというのがよくわかり楽しかった。

<感想>
 旧鎌倉街道で、横幅をはかる時、みんな寝転がったり、一回一回定規ではかったり、みんなそれぞれ工夫していて面白かった。

<感想>
 社会科見学で最も印象に残ったものは、国分寺四中展示室の方のお話です。それによると国分寺周辺の関東ローム層の地層は酸性の火山灰であるため、木の札などは溶けてしまい、土器や瓦などしか残らないということでした。チリの授業で関東ローム層が酸性の火山灰であることは習いましたが、それが国分寺・国分尼寺の遺跡に影響することは考えられませんでした。

<感想>
 国分寺がなぜこの場所に建てられたのか知りたかった時に、武蔵国分寺跡資料館の解説をしてくれる人が言っていたので、特に集中して聞きました。するとさまざまな理由があり、国府から近く、この場所の講堂・金堂・中門の中心をとおる一本線は国府につながっている。わき水があるので水がたくさんある。東山道武蔵路があるので移動に便利、などこんな理由があると驚きや感心し……他の国分寺もこのような工夫がほどこされているのか知ってみたくなりました。

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