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「都築・栗原の定理」、論文コンテスト入賞

11
Nov
10

 昨年、3つの素数の積を分母とする数(ただし、分母と分子が互いに素に限る)の和に関する法則性について教師・栗原忍が述べたところ、都築高人君(現在、高校1年生)がそれを完璧に証明しました。その一連の過程を小論文にまとめ、長崎大学教育学部の「初等数学論文コンテスト」に応募したところ、審査員賞として表彰されました。

 

都築高人君

「栗原忍先生の2つの素数の積を分母(ただし、分母と分子が互いに素に限る)とする数の和についての証明を聞いたとき、『あれ、僕のと違う』と思ったので、3つの素数を分母とする場合についても、自分の考え方で証明できるか、昼休みと放課後、夢中になって取り組みました。(数学の新定理の証明となると)Σ計算など難しい公式を使わないとできないものと思っていたので、中学生(当時)の知識でも発見できることを知って、数学に親しみを覚えました。」

栗原忍教諭

「300年ほど解けなかった『フェルマー予想』にあやかって、『これは栗原予想、君たちの在学中には証明するよ!』と豪語しながら、解答解説をしたその日のうちに生徒に証明を与えられるとは…。ちょっと恥ずかしいところもありますが、これが新定理ならばアカデミアに提出しなければと思い、小論文を仕上げました。都築君には『(論文を発表しようとする)先生の積極性に驚いた』と言われましたが、『自分の名前の付いた定理を創り、発表する』ことは、数学を志した全学生の夢でしょう。夢実現のためにはこのような積極性が必要ということを生徒に示せたことも良かった、と思っています。評価者からは『この定理の拡張についても』と指摘を受けました。一般に成り立つことについては別の2人の生徒と、また都築君からも『オイラー関数を前提とすると』という指摘を受けているのでこれから時間を作って考えます。とりあえず、都築君、ありがとう!」

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