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中学行事

中3修学旅行にむけて 講演会

10
Oct
7

10月3日(月)ホールにて、中学3年生の東北修学旅行の事前学習として、講演会を実施しました。

講師としてお招きしたのは照井健さんです。

照井さんは、元IBC岩手放送のアナウンサーで、2011年3月11日の東日本大震災発生直後に、地震の様子をラジオで伝えた方です。「震災とラジオ」というテーマで講演をしていただきました。

アナウンサーとして何を伝えるべきだったのか、今でも後悔することがあるという話は印象的でした。また、震災という状況でラジオが果たした役割についても考えさせられました。

中学3年生は、修学旅行で三陸沿岸の被災地を訪問します。照井さんのお話を忘れずに、東北で学んできます。

 

 

 

生徒の感想を一部紹介します。

3.11のことは、妹が生まれる4日前のことだったのでよく覚えています。でも当時の自分にとって、東日本大震災はあくまでニュースの中の出来事で、どこか他人事になっていました。当時の東北のことを直接うかがう機会が今までなかったので、とても新鮮で、生々しい話は聞いていてとてもつらかったです。伝えることの大切さがよく分かりました。

僕は照井さんの話を聞いて、東日本大震災でつらい思いをしたのは被災者やそのご家族だと勝手に思っていました。しかし震災の様子を報道していたアナウンサーの方も苦しんでいたと聞いて、とても驚きました。また今回の講演を機に、今まであまり調べたことのなかった東日本大震災について調べて、知ることができました。修学旅行では被害にあった場所に行くことができるらしいのでしっかり学びたいと思いました。

アナウンサーは、多くの人に情報を伝える職業であるので、照井さんは、相当大変だったと思う。「大船渡で20cmの津波」を伝えたのを後悔していると言っていたし、ただ情報を正確に伝えるのは駄目なのかと思い、難しい局面だったのだと思わされた。また、あれだけ経験のない巨大地震が襲って来たにも関わらず、冷静に皆に情報を伝えている照井さんの仕事ぶりは見習うべきものがあると感じた。言葉には責任が伴うという事とは、こういう事なんだと思った。

 

 

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