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生物部によるハグロトンボの生態についての研究発表が行われました

12
Dec
5

生物部員が、三年にわたって調査・研究してきたハグロトンボの生態について、11月24日に東京農業大学厚木キャンパスで行われた日本甲虫学会と日本昆虫学会関東支部の合同大会で発表をしました。主将の浅野君の感想を紹介します。

ハグロトンボ観察会に参加して
浅野聖大(高1)

 生物部は何十年も前から、室内で実験をするよりも、屋外に出て実際に生き物を採集したり観察したりすることを活動の要としてきました。そのなかで生き物の生態や採集地の性質を感覚的に理解してきたつもりでした。しかし、あくまで感覚的なものであり明確な根拠を持っていたわけではありません。そこで数年前から、採集地の一部を調査地と定め定点調査を行ってきました。つまり、採集成果をデータ化し考察を行うという行為が生まれたのです。しかし素人の私たちには「とりあえずやってみただけ」に過ぎませんでした。インターネットや書籍を用い調査方法を調べ実行しましたが、それらが正しく行えているかなどは分からず、不明瞭な点が多々ありました。
 そのような中でくにたち郷土文化館さんからお声がかかり、「ハグロトンボ調査隊」というものに参加ささていただきました。名前こそ可愛らしいものですが活動内容は専門家御指導のもと行われる本格的なものでした。毎週日曜日、調査地を飛び交うハグロトンボを一匹一匹捕まえては翅に番号を書いたり、地図に一匹ずつ採れた場所を示したりなど地道な作業の繰り返しだった一方、今まで聞いたことのない計算式を使い、部員がどれだけ頭を捻っても出てこないような観点を知り調査の進め方を学びました。そして、国立市の皆様をはじめ、多くの方々のご協力を仰ぎ、様々な方面から情報を集めると今まで自分たちの見ていた調査地が全くの別地点のように見えてきました。そんな新鮮さに満ち溢れたハグロトンボ調査隊は残念ながら今年度をもって終了となりました。しかし、調査隊に参加した三年間で得たものは知的好奇心に満ちた部活動を新たな方向へと進めることでしょう。最後に調査に招いてくださったくにたち郷土文化館様、今まで調査を支えてくださった皆様に厚く御礼申し上げます。

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