TOHO Today 桐朋トゥデイ

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JETプログラムより派遣された外国語指導助手(ALT)であるMatthew先生・Max先生の任期が1学期で終わりとなります。そこで、77期高1学年では7月6日のホームルームを使って、体育館でささやかな送別会を開きました。


生徒への案内文

今まで英語の授業や行事の引率など、様々な場面でお世話になったMax先生、Matthew先生が、今年の7月をもって任期を終え、桐朋を離れます。高入生の皆さんはあまりご存じない先生かと思いますが、お2人は国から派遣されていた外国人の先生で、我々77期は、中学からの生徒は中1から実に3年以上も、学園小出身の生徒は任期まるまる5年間も主に英語の授業でお世話になり、特に関わりの深い学年だったそうです。そこで、HR運営委員を中心として、お二人の送別会を企画しました。

当日はMax先生、Matthew先生による講演や、代表の生徒からのお礼の言葉などを予定しています。コロナウィルスの影響で、過度な接触を伴う大々的なゲームなどはできないものの、精一杯今までの感謝を伝えられるような場にできればいいなと思います。感謝を込めて気持ちよくお別れできるよう、楽しい会にしていきましょう!!

 

送別会では、Matthew先生、Max先生から、桐朋での思い出とあたたかい励ましのお話をしていただきました。以下は、そのときの髙倉君と嘉陽君のお二人へ贈ることばと、送別会を終えてお二人からいただいたメッセージです。

 

Dear Matthew

Thank you for everything. We appreciate your help, such as English conversation classes and speaking tests. You have supported our English studies in various ways, for five years for students from Toho Gakuen Elementary School and for three years for students from Toho Junior High School. For example, when we were struggling with our essays, you taught us very kindly. Your teaching was polite enough for us to understand.

There are two things that impressed me. First, school events. I remember you often came to our excursions. It is a good memory that I was able to communicate with your naturally during the excursion. Second, English conversation classes. I remember you once introduced us to American pizza. I was surprised to hear that one slice of pizza is said to be one serving of Japanese pizza.

Besides that, you also taught us some American jokes and held Halloween parties and Easter events. This is how you taught us not only English conversation skills but also American culture. We have learned a lot in your classes. Thank you for everything you have taught us. These are treasures of our lives. It is really sad for us to part with you, but please look forward to us leaping into the future. Thank you so much.

Soichiro Takakura 

 

Everyone,

Thank you so much for a great day yesterday! I was very happy to hear your wonderful English speeches! みんなと過ごせる残りの時間は短いですが、最後まで一緒に頑張りましょう!

Matthew

 

Dear Max

Today, I would like to represent all the students and express words of appreciation to you. We still can’t believe that you are going to leave the school because you were always close to us and supported us when we had trouble in English. While teaching us, you were always so thoughtful and all of us were able to learn English while having fun. At times, you even held an event where we can do awesome activities and also you also went to school events with us. Personally, you spared time for me and supported me to pass the Eiken exams.

Therefore, not only did you make the English classes exciting, but also our school life cheerful! We really respect you as a teacher and as a person overall. Excellent teachers like you are rare to find and we count ourselves one of the luckiest students in the world to have had such a wonderful teacher like you.

We heard that you are going back to America, and we will all miss you so much. Always remember, that when life gets tough, keep in mind that we are always cheering and wishing you the best of luck. From the bottoms of our hearts, thank you for everything.

Akira Kayo

 

Hello everyone!

Thank you so much for coming and listening to our speeches. I’m very grateful to have been your teacher for these last 5 years. I have many great memories as a teacher at Toho. This experience is one that I will remember for the rest of my life. I wish you success in your future and I hope that you continue to work hard and study English!!

Max 

 

 

終わりの言葉

送別会がいかがでしたでしょうか。お二人の貴重なお話を聞くことができましたね。

僕が一番印象に残ったのはMax先生の3つのアドバイスでした。勤勉であること、英語の歌を聴いたり字幕のない映画を見たりすることなど、是非やってみたいと思うことが沢山ありました。また、Matthew先生はこれから日本で働かれるとのことで、またお会いできればいいなと思いました。

送別会はこれで終わりですが、Max先生、Matthew先生と過ごせる時間は一か月弱残っています。短い時間ではありますが、お二人への今までの感謝を伝えられるような大切な時間になればいいなと思います。

Mr. Matthew & Mr. Max, thank you very much. See you again!

(HR運営委員 河野圭紀・鈴木皓斗)

 

休校期間中に中学三年生(78期)ではオンライン上で数学コンテスト(第6回・第7回)を実施しました。
学年恒例となってきたこのコンテストでは,7題の難題を,期間中ならば時間無制限で解答できるという形式で行っています。

友人間や家族間で話題になる数学
時間をかけて考えることの楽しさを体験で伝えること
勉強と遊びの境界をなくすこと

を目指して企画しています。解答の提出は任意ですが,休校期間中を最大限活用してもらい,解答者数は過去最高を記録しました。(現在集計中で,表彰は学期末を予定しています。)

第7回コンテストで実際に出題した7題のうち3題ほどを紹介します:


<問題4>『ふわふわした四角形』

座標平面上に4点A,B,C,Dがあります。
点Aと点Bのx座標の値の差は2で, y座標の値の差は3です。
点Bと点Cのx座標の値の差は7で, y座標の値の差は2です。
点Cと点Dのx座標の値の差は2で, y座標の値の差は1です。
このとき,4点A,B,C,Dを4つの頂点にもつ四角形の面積として考えられる最大の値はいくらですか。


<問題6>『うすいば』
1495は13の倍数です。 (1495=115×13)
1495を逆から読んで得られる数5941もまた13の倍数になっています!(5941=457×13)

このような数は他にもあります。たとえば,
1586とそれを逆に読んで得られる数6851はともに13の倍数です。 (1586=122×13,6851=527×13)

このように,逆から読んでも倍数の性質が保たれる数は面白いですね。

そこで問題です。

ある4桁の数は78の倍数であり,逆から読んで得られる数もまた4桁の78の倍数であるという。このような数を1つ答えて下さい。

※ただし,以下の2つの数は答えから除外するものとします。
①6006(除外する理由:そもそも逆から読んでも元の数と変わらず,答えとしてつまらないので)
②8580(除外する理由:逆から読むと0858となり先頭に0が来てしまい,逆から読んだ数が4桁の数とは言えないので不適当)


<問題7>『宝探し』

以下の20個の2次式①~⑳のうちから異なる2本の式を選び,その2本を等号でつなげると2次方程式が得られます。

得られる2次方程式は全部で190通りありますが,そのうち重解が得られる組み合わせがたった1つしかありません。解が重解であるような二次方程式をつくるには何番と何番を組み合わせればよいでしょうか。番号で答えなさい。
※この問題はPCなどを使わず論理的に解答することができます。紙と鉛筆があれば充分です。


過去の記事はこちらです(第5回 78期数学コンテスト解答第5回 78期数学コンテスト第3回 78期数学コンテスト

中学1年生の学校生活もようやくスタートしました。

4月以降、休校期間が続いていましたが、6月1日(月)に入学式が行われました。

その後、クラスを半分に分けて、午前と午後の分散登校を実施。

6月17日(水)から一斉登校になりました。

学年・クラス全体での生活が始まり、毎日新しい仲間づくりが行われています。

新入生2人からコメントをもらいましたので紹介します。

また2人には今後、本校ホームページのStudent’s Board(スチューデンツボード)にて、学校のことを紹介してもらう予定です。

 

棚橋亮介くん(左側)

「学校生活も始まり、だいぶ生活になれてきました。教室も最初のように静かではなくにぎやかになりました。ようやく始まった授業も面白く、人生経験を織り交ぜながら説明してくれる歴史の授業が僕の中では今のところ一番好きです。これから、部活や行事が始まると考えると、ものすごく楽しみです。中学校生活頑張ります!」

 

髙橋祐貴くん(右側)

「僕は同じ名字と名前の人がクラスにいるので、色々なニックネームで呼ばれている。例えば勘違いして早弁をしたから“早弁”。エアコンをよく付けるから“エアコン係”。京王線を使っているから“京王線”。って、もうちょっとネーミングセンスのあるニックネームはなかったのかな。僕もネーミングセンスはないけど・・・。」

進路企画として毎年開催している医学部生との懇談会が、2月23日(日)に桐朋中高の多目的ラウンジで行われ、今回は、桐朋女子中高との合同開催となりました。参加した卒業生は、桐朋高OBが、筑波大・防衛医大・東京医科歯科大・東北大・大阪大・佐賀大・横浜市立大・順天堂大・日本医科大・埼玉医科大・福岡大から合計13名、桐朋女子高OGが、聖マリアンナ医科大の2名でした。在校生は、桐朋中高が、高校3年3名、高校2年7名、高校1年3名、中学3年8名、中学2年3名、中学1年3名の27名、桐朋女子中高からは、高校2年3名、中学3年3名の6名が参加しました。

最初に、医学部生からの話題として、桐朋高校卒業の医師・医学部生が大学の垣根を越えて交流できる場としての「桐朋医会」の活動が紹介され、医学部に進学したらぜひ入会してほしいと、勧誘がありました。

続いて、標準的な医学部のカリキュラムについて説明として、①医学だけでなく一般教養も学ぶこと、②基礎医学で、病気を理解する前提として、正常な状態での人体の構造や機能を学び、薬の作用についても細胞レベルで学習すること、③臨床医学で、病気をどう治すのかを学ぶことなどが紹介されました。その後、臨床実習があり、実際の患者と接しながら、医療についての理解を深めていくと説明がありました。臨床実習にあたり、医学部生に対して、医療行為を行える能力と適性の確認を目的として共用試験が行われていることや、医師免許取得後、初期研修病院を選ぶ際に、研修希望者と受け入れる病院とのマッチングに取り組むシステムがあること、さらに、医学部卒業後の進路として、開業医以外に、医学研究に取り組む研究医になる、厚生労働省などで行政の面から医療に関わるなど、さまざまな道があることなどが紹介されました。

次に、医学部の紹介として、東北大・東京医科歯科大学について、それぞれの医学部の特徴、魅力などに関する説明がありました。

東北大では、先生が、生徒とのインタラクティブな関係を大切にしていて、希望すれば大学1年生から研究のチャンスがあり、説明した医学部生は、自分でiPS細胞を育て、難病を治療する薬の研究に取り組んでいるとのお話でした。

東京医科歯科大学では、留学制度が充実していて、多くの学生が利用できること、ビッグデータを医療に活用する学部が2022年に新設されることなどを紹介してくれました。

次に、学習への取り組み方について説明がありました。

「勉強する目的として、三点あると思う。一つは、『学問に必要な能力を身につける』ことで、最も大切なのは、読解力・文章構成能力・実験解釈能力などの土台となる『論理的思考力』である。二つ目は、『考え方を応用する力を身につける』ことで、ある教科の学習を通して一つの考え方を学べば、それを他に適用し、理解や説明ができる。三つ目は『必要な基礎知識を身につける』ことで、公式や用語の習得だけでなく、考え方の根本やパターンを知識として身につけることが大事だ。

勉強の取り組み方として、例えば、授業を受ける際、単にノートを取るだけでなく、先生の話を自分で再現しながら、授業で先生が力説した理由を納得いくまで考えるなど、自分なりの工夫を加えることで理解は深まる。また、得た知識を体系的に身につけることが大事だ。知識を分類・階層化して整理したり、知識を、付随するもの、関連するものと組み合わせながら、ストーリーを作るようにして覚えたりすると、知識のネットワークができ、知識を活用できるようになる。こうした力を身につけるには、自分の興味のある教科をやり込んで、とことんまで極めておくことが有効だ。

『いろいろなことを教えてくれる先生がいる』『質問のしやすさを活かしてどんどん質問することで、質問の仕方を学べる』『競争関係を意識せずに議論し合える仲間がいる』という学校だからこその魅力をぜひ活用してほしい。

最後に、なにより『自分で考えて決める』ことが大切だ。本日の話をまねする必要はない。自分と向き合い、どう取り組むかをじっくりと考えて決断し、実行していってほしい」と話してくれました。

また、自分の勉強法を具体的に紹介してくれた先輩もいました。

「『入試の直前の10分をどう過ごすか』を考えた。そこで、試験などで自分が間違えた内容をしっかりと復習し、克服すると決めた。これこそが勉強だし、クラブ活動では、上達を目指して誰もがやっていることだが、勉強だとおろそかにしがちだと感じた。自分は、ミスしたことを一つ一つノートに記録し、常に見返していた。これを、入試直前の10分にも行った」

次に、参加した医学部生から各大学の紹介がありました。大学ごとにブースを設け、在校生は複数の大学の話を順に聞きました。和気藹々とした雰囲気の中で、卒業生から、各大学の特徴や魅力、進学を決めた理由、勉強法など多岐にわたる説明がありました。

大学紹介の途中に、昼食の時間も設けました。食事をしながら、医学部生と交流する在校生もたくさんいました。

医学生との交流の最後に、聴診器の使い方について学びました。最初に、心臓の構造と働きについて説明があり、

心音を聞く位置のレクチャーを受け、聴診器で心音を聞きました。

聴診器で聞く心音で、正常なときと異常があるときでの音の違い、医療行為における、聴診器で心音を聞く意義などについて、説明がありました。

次に、主として医学部生向けに、杏林大学医学教育学准教授の矢島知治先生から、「診療における頭の使い方」というテーマで講義が行われました。

「現病歴とは、今の病気がいつからどのように始まり、どういう経過を辿ったかを聴取するところから始まる。日本の医学教育では軽視される傾向があり、アメリカ人の指導医から、そのことを痛烈に批判されたことがある。基本に忠実な現病歴の取り方を、実践を通して確認したい」とお話があり、医学部生が医師役となり、矢島先生を患者役として、問診にチャレンジしました。

「50歳の女性が朝6時に救急外来に来た」という設定で、医師役の学生と患者役の矢島先生とのやりとりをホワイトボードに記録し、現病歴の確認を進めました。

現病歴の取り方で心がける点として「時経列に沿って情報収集を進めることが、診断の質も患者さんの満足度も高めることにつながる」というアドバイスがありました。

その後、腹痛をきたす疾患を列挙した上で、それぞれの疾患の症状がどう異なるのかに着目しながら問診の情報だけで疾患を絞り込む作業をした上で、画像所見も確認しました。

結果として、卵巣茎捻転という診断に至るまでの理詰めの思考プロセスを体験することができました。

最後に、新型コロナウイルス感染症についてもお話しいただきました。感染症を罹患した患者が何人の未感染者に感染させるかを示す「基本再生算数」が、麻疹では12~18であるのに対して、新型コロナウイルス感染症は2程度と言われ、一見感染力が弱そうに見える。しかし、麻疹は95%以上の人が抗体を保有しているので感染が広がらない一方で、新型コロナウイルス感染症は誰も抗体を持っていないため感染が拡大し続けることになる。それを少しでも防ぐために、濃厚接触の回避と手洗いをはじめとした予防行動を励行することが重要であるとお話しいただきました。

当日お越しいただいた、横浜市立みなと赤十字病院で救急外科部長をなさっている馬場裕之先生からは「臨床現場で症状を把握し、すぐに対処すべきかを判断する機会の多い外科においても、現病歴に関する矢島先生のお話は大切だ。また、人体には、教科書通りではない、さまざまなケースがあるので、思い込みで診断してはいけない。新型コロナウイルス感染症の話題もあったが、臨床現場に出たら手洗いは必須で、それを守れない人は現場に出てはいけない」とお話しいただきました。

後日、36ページに及ぶ冊子が参加した在校生に配られました。これは、今回参加してくれた医学部生たちが作成した物で、合格体験記・不合格体験記、学習アドバイスが盛り込まれています。

参加した生徒の感想です。

・医学部に興味があったので参加しました。各大学の具体的な雰囲気が感じることができました。特に、順天堂大学・東北大学に関心を持ちました。(高2)

・医師である父親に幼い頃から憧れていて、医師を志望しています。元々わかっていることですが、医学部は入学できる枠も限られているので、部活をしながらではありますが、今のうちから勉強を頑張らないといけないと改めて感じました。(高2)

・医学部志望なので参加しました。先輩方がフレンドリーに接してくださったので、気楽にさまざまなことを聞けましたし、話を聞いたどの大学も魅力的でした。(高2)

・医学部に興味があるので参加しました。改めて医学部に入ることの難しさを感じました。具体的なお話をさまざま聞くことができ、とても良かったです。特に、横浜市立大学は、医学部に関すること以外でも、自分が求めている条件がそろっていると感じました。(高1)

・将来、医学系も視野に入れているので、参加しました。お話を聞くと、どの大学にも良いところがあるなあと感じました。その中でも大阪大学に興味を持ちました。(中3)

・医学部に興味があったので参加しました。医学部の人は勉強しかしていないというイメージでしたが、先輩方は楽しそうな人ばかりで、ますます医学部に入りたいと思いました。入試は難関だと思いますが、大阪大学に魅力を感じました。(中3)

・医師志望と決めてはいないものの、医学に興味を持っていたので参加しました。医学部でどんな勉強をしているのか、医学部に入るためにどんな勉強をしたのかなど、詳しく教えていただきました。わかりやすい説明でしたし、先輩方のプレゼンもおもしろかったです。東北大学や筑波大学は、国公立で、最先端の研究ができる上に、留学の選択肢も幅広いと知り、興味を持ちました。また、矢島先生の特別講義では、患者さんを診断する上で重要なことや、現病歴についての知見が得られ、とても勉強になりました。(中3)

・中2で、このままで良いのかと考えるきっかけになると思い、参加しました。お話を聞き、このままじゃ自分はダメだと感じ、もっと勉強しようと思いました。やさしくいろいろなことを教えてもらい、ありがとうございました。興味を持ったのは東北大学です。研究が本格的にでき、留学もしやすいと感じました。(中2)

・大阪大学の受験勉強について聞きたくて参加しました。実際にお話を聞き、さらに行きたいと思うようになりました。また、留学が魅力的な東北大学にも興味を持ちました。もっと聞きたいことがあるので、これからもこの会を開催してほしいと思いました。(中1)

 

進路企画として行っている「大学で研究してみませんか」。
今回はスペシャル版として、高校入学試験後の休校を活用して2月12日(水)に竹中工務店東京本店を訪問しました。ご案内くださったのは、桐朋高等学校卒業で、竹中工務店木造・木質建築推進本部長の松崎裕之さんです。参加したのは、高校3年1名、高校2年2名、高校1年5名、中学3年3名、中学1年2名の合計13名です。
最初に、松崎さんからご挨拶をいただきました。その中で、竹中工務店で、桐朋女子高校卒業の方も含め、19人が働いていると教えていただき、説明でお世話になる、作業所でご活躍の中山尚之さん、技術研究開発部の松田耕さんをご紹介いただきました。
続いて、竹中工務店東京本店人事部の山岡沙織さんから、竹中工務店の施設のご案内、建物を作るプロジェクトの流れ(建築主のニーズと土地の特徴に応じた企画開発→デザイン・素材の意匠、設備、構造に関する設計→各種工事にあたる施工→メンテナンスなどアフターサービス)をご説明いただきました。

次に、現場で監督としてご活躍なさっている中山さんからご説明いただきました。

最初に自己紹介をしていただきました。中山さんは、桐朋中高卒業後、早稲田大学理工学部建築学科に進学、大学院を経て、竹中工務店に就職されました。
続いて、竹中工務店が建築した建物として、「『ドームの竹中』と言われるほど、国内のさまざまなドームを建築した。さらに、超高層ビルでは、あべのハルカス、新丸ビル、東京ミッドタウンなどを手がけている」と紹介いただきました。
中山さんのお仕事についてもご説明いただきました。
「組織としては作業所に属し、工事現場で現場監督員として指示を出す役割を担っている。主な仕事は、デスクワークとフィールドワークの二つに分かれる。デスクワークの一つに、設計図書の把握がある。工事は、設計事務所の建築士が描く設計図をもとに行うが、現場では、設計図を読み込み、より詳細な施工図を作る。他に、工事計画の立案、確認、工程表の作成などがある。フィールドワークでは、作業指示書通りに工事が進んでいるのかのチェックなどを含め、現場でさまざまにコミュニケーションを取りながら対応している。
建築の現場をサッカーチームに例えると、協力業者などが選手、現場監督員がマネージャーにあたる。マネージャーが個々の選手の個性を見極め、戦術を練るように、現場監督員による現場のコントロールが大切だ。
また、最近の現場は、VRやドローン、GPSを使ったナビゲーターの活用など、ICT化が進んでいる」
生徒からの質問として「傾きなど、複雑な形をした建物を建てる際に、鉄筋を組むにはどうするのか」などがありました。
次に、技術研究所に所属されている松田さんからご説明いただきました。
最初に自己紹介していただきました。桐朋中高を卒業後、東京大学に進学。大学ではソーラー建築の研究をし、大学院を経て、竹中工務店に就職したとのことです。

現在は、竹中技術研究所に所属されています。建設会社が技術研究所を持っているのは日本だけで、屋上緑化から宇宙空間での建築の検討まで、幅広く総合的な研究が行われ、千葉県印西市にある竹中工務店の研究所には、室内音場シミュレーターでのホール等における音の響きの研究、構造実験施設での地震の揺れなどへの強度の確認、耐火実験棟での耐火性能の確認などが行われているそうです。
松田さんが研究なさっている先端技術について、詳しくご紹介いただきました。
「先端技術部門には、ロボットやAIを研究している部署もあるが、自分は、建築現場の生産性向上に関わる研究をしている。『こんなシステムがあると便利だ』という現場の声があると、そのシステムを開発するという感じだ。これまで、鉄筋の組立に関する設計や施工で活用する三次元ソフトや、建築用の3Dプリンタの開発を行った。最近は、建築現場で建設中の建物内の位置を認識できるソフトの開発に取り組んだ。屋外ではGPSを活用して位置の把握はできるが、屋内ではGPSを活用しにくいので、ビーコンと呼ばれるBluetoothの小型発信器を活用して把握するシステムを作成した。これにより、建物内の人や物の位置が特定できるので、撮影した工事写真の位置の管理、現場での人や物の位置の把握、高所作業車の予約・配車管理などに活用している」
さらに、建築に必要とされる力についてお話しいただきました。
「中学・高校で学んだ知識も、今の仕事でフルに活用している。建築会社の良いところは、さまざまな部署があり、いろいろな力を活かせることだ。理系の力が必要な部署はもちろんあるし、マネージメントや経営的な面、歴史や芸術にあたる力を活かせる部署もある。就職してから、自分の力を活かせる仕事を見つけることもできる。どの道に進みたいかを迷っている人には、この点でお勧めだ」とお話しいただきました。
生徒からの質問として、「大学で建築を学んだことと、情報系とも言える今のお仕事とが直接結びついていないような気がするが、どのように取り組んでいるのか」「建築の歴史の中で開発された技術のうち、現在大きな役割を果たしているものは何か」などがありました。
次に、松崎さんにお話しいただきました。
まず、自己紹介をしていただきました。桐朋小、桐朋中高を経て、東京工業大学に進学、竹中工務店では構造設計に関わる仕事をなさっていて、現在は中高層の木造建築に取り組んでいらっしゃるとのことです。

「木造建築というと、一戸建ての住宅をイメージすると思うが、海外では『Wood First』の取り組みが進み、木造による20階建ての建物が造られている。建物のすべてが木で造られているわけではないが、適材適所で木を使い、木の魅力である『ぬくもりと安らぎの空間』を活かした建築になっている。木造が注目されているのは、持続可能な社会の実現、地球温暖化対策、脱炭素社会の実現という観点からだ。国土の3分の2が森林である日本において、木こそ日本の資源だと言える。木を計画的に伐採し、森林の手入れをしないと、森林の荒廃が進む。『植える→育てる→使う→植える』という循環資源としての木材の利用は、持続可能な社会の実現にも繋がるし、森林を守ることで、地球温暖化対策にもなる。海外では環境問題への意識が高いので木造建築が重視されているが、木造と関わりの深い文化を持つ日本で、震災などの関係もあってか、現在、環境への意識が、京都議定書の段階と比べ、後退している感がある。若い世代からアクションを起こしてほしいと願っている。
高層建築での木の活用は、いわゆる丸太の使用ではない。板を接着して強度を整え、耐火の性能を加えた耐火集成材『燃エンウッドR』を竹中工務店が開発し、利用している。そもそも木造建築が低層住宅に限られたのは火災予防の観点からだが、現在は規制緩和が進み、中高層の木造建築が日本でも造られ始めている」とお話しいただき、竹中工務店が手がけた木造建築をご紹介いただきました。
生徒からの質問として、「木の柱とコンクリートの柱とで、強度はどの程度違うのか」「耐火集成材の利用に際して、シロアリなど防虫対策も行われているのか」「建築における設計で、設計者のセンスが問われるように思うが、実際はどうか」などがありました。
次に、竹中工務店東京本店内をご案内いただき、建物中央にある図書ラウンジや、植物をさまざまに配置し、リフレッシュエリアや集中エリア、打ち合わせなどに使いやすいエリアなどのあるワークラウンジ「KOMOREBI」などを見学しました。
その後、竹中工務店東京本店の近くにあり、木造12階建「FLATS WOODS KIBA」の現場の体験会に参加しました。

最初に、12階にあるカフェテリアスペースで、「竹中工務店の木造・木質建築の普及の取り組み」、「FLATS WOODS KIBAのプロジェクト」について説明いただきました。

その後、生徒が2グループに分かれて、建物内の見学、体験をしました。

カフェテリアスペースの丸柱(中心部分のコンクリートに木を巻いたもの)に触れたり、

耐震補強用の壁の説明を受け、木材のブロックを見学したり、

12階のテラスにある、「燃エンウッドR」の柱に触れたり、

部屋の中で使われている「燃エンウッドR」について説明を受けたりしました。

最後に、「FLATS WOODS KIBA」の建築に関わっている方々の思いをまとめた映像を見学しました。

生徒からの質問として、「この建物では使用している木の本数はどれくらいか」などがありました。

参加した生徒の感想です。

・建築関係に興味があり、参加しました。実際の現場を見学でき、ゼネコンの仕事を深く理解できたように思います。(高2)

・最近木造建築が話題になっているとテレビで見る機会があり、元々畳や木を使った和風の建物が好きで、今回の見学では実際の建物に入れると知って、参加しました。木や木造建築について詳しい理解のないまま参加しましたが、日本や海外での中高層木造建築の現状を知ることができ、たいへん良かったです。一番印象に残っているのは、やはり現場の見学です。木造の中高層建築は、想像以上の驚きでした。(高1)

・竹中工務店に興味があり、参加しました。鉄筋コンクリート内の、鉄筋の配置を確認できるシステムが興味深かったですし、「燃エンウッドR」を使った木造の建物を実際に見学でき、たいへん勉強になりました。(高1)

・建築について少し興味があり、この機会にぜひ専門的な内容や進路についてさまざま聞いてみたいと思い、参加しました。「建築」といっても、建築現場の話から、設計で必要な情報技術の分野まで、仕事の幅が広く、驚きました。実際に建築中の中高層木造建築の見学ができましたし、建てる上での工夫について詳しい説明を聞き、建築への関心が高まりました。これからの時代、木造建築が環境や資源の点で重要になることについて理解が深まりました。今回は貴重なお話をありがとうございました。(中3)

・木工をはじめとした技術の活用について見学したいと思い、参加しました。木材を適材適所に使う建築の利点について理解できました。ありがとうございました。(中1)

 

本校で現在募集している海外語学研修として、2020年の夏休みに実施する予定の、ケンブリッジ大学での語学研修があります。
ケンブリッジ大学での海外語学研修は、2012年より2年に一度実施しています。高校1年・2年生の希望者を対象に、ケンブリッジ大学内のcollegeを使って研修します。プログラム内容は、本校教員と現地のプログラムコーディネーターとが連携して作成したオリジナルなものになっています。
詳細につきましては、2016年の様子をこちらでご確認いただけます。

先日掲載しました『第5回 78期数学コンテスト』記事内の問題に対する解答です。コンテスト終了に伴い公表いたします:

<問題3>
nを自然数とし,次の条件を満たす を見つけることを考えます。

(条件)n×2020 は2つの連続した自然数の積で表現される。

この条件を満たす明白なnは,n=2019 やn=2021 ですが,
n=5 のときも,
5×2020=100×101
と書き換えられるので条件を満たしていると言えます。これは興味深いことです。
では,2019未満の自然数nのうち,条件を満たす最大のnを求めてみてください。

[問題3の解答]
2020=2×2×5×101と素因数分解できることに注目します。
これらの素因数のうち,比較的大きな素因数101を利用します。
もし,2020=m×(m+1)と(mは自然数)表記できる場合には,mまたはm+1は素因数101をもたなければなりません。そして2019未満のなるべく大きな自然数で,101の倍数を検討すると,2020-101=1919があります。
1919=101×19,1920=3×5×(2^7)ですので,m=1919とすれば,m×(m+1)には2020の素因数がすべて充分に登場し,等式
1919×1920=1824×2020
を得ます。したがって,答えは1824です。■

[問題3の講評]
誤答で多かったのは126ですが,これは惜しい答えです。意外と大きな数が答えになります。23名の生徒が正解しました。

<問題7>

学習したように,√2 を小数で書き下すと,
√2=1.4121…
となります。循環のない無限小数です。ところで,
√55=7.4161…
ですので,√2と√55では小数第1位と小数第2位が一致していることが見てとれます。 また,
√180=13.4161…
であるので,√2と√180でも小数第1位と小数第2位が一致していることが見てとれます。
さて,そこで, 次の条件を満たす最小の自然数n(ただしn≧3とする)を求めて下さい:

(条件)√nと√2は小数で書き下したときに,小数第1位,小数第2位,小数第3位,小数第4位が一致する。

※なお,この問題は電卓があると解きやすいと思われます。使用する電卓については根号機能は必要なく,掛け算機能のみあれば充分です。

[問題7の解答]
√n≒m+√2(mは自然数)と近似ができるはずですので,両辺を2乗して,
n≒m^2+2+m×2√2
となります。ここで,m^2+2は整数ですから,m×2√2をなるべく整数値に近づけることを考えます。
たとえば,m=6のとき,6×2√2=16.97…で整数値17に近いですが,n=6^2+2+17=55で得られるn=55は,問題文中の例にあるとおり,
√55=7.4161…としかならず,√2とは小数第1位と第2位しか一致しません。
そこで,電卓をさらに叩き,m×2√2がより整数値に近づくところを探していくと,
35×2√2=98.9949…という整数値99に極めて近い数値を得ます。これに対応するn=35^2+2+99=1326が,
1326=36.41428…という√2の小数部分の充分な近似を与えるため,n=1326が答えです。■

[問題7の講評]
この問題には17名が正解しました。プログラミングを組んだ生徒もいれば,驚くべきことに完全に手計算で解いた生徒もいました。また,nに関する「法則性」により解答にたどりついた人もいます。解法は多種多様のようで,上に掲載したのはその一例です。

進路企画として行っている「大学で研究してみませんか」。

今回は、中学入学試験後の休校を活用して、2月4日(火)に慶應義塾大学法学部を訪問しました。ご案内くださったのは、桐朋高等学校卒業で、慶應義塾大学法学部法律学科教授の大屋雄裕先生です。参加したのは、高校3年3名、高校2年3名、高校1年5名、中学3年2名、中学1年1名の合計14名です。

最初に、大屋先生から、慶應義塾大学三田キャンパス内にある、三田演説館をご紹介いただきました。演説館とは、日本最初の演説会堂として福沢諭吉が建てたものです。演説館の前には、福沢諭吉の胸像もありました。

その後、会議室で大屋先生による特別講義を受講しました。

最初に自己紹介をしていただきました。大屋先生は、桐朋中高卒業後、東京大学文科Ⅰ類に進学。法学部を卒業後、同大学院で助手として研究者の道に入り、名古屋大学法学研究科教授を経て、2015年より慶應義塾大学法学部教授として、法哲学を専攻なさっています。著書「自由とは何か-監視社会と個人の消滅」(ちくま新書)の一節は、高校の現代文の教科書に掲載されているとご紹介いただきました。

続いて、「法学部で学ぶこと」をテーマにお話しいただきました。

「法学部で学ぶ内容として、現存する法とその解釈・運用を扱う『実定法学』と、法一般に関する理論的・科学的な研究を行う『基礎法学』とがある。法律を学ぶ=法律を暗記することだと誤解されがちだが、現在施行されている法令の数はすべてを暗記できるレベルではないし、法律は改正され、内容も変わっていく。では、法を学ぶとはどのようなことなのか」

そして、法の解釈・運用の具体例として、『中古ゲーム訴訟』についてご説明いただきました。

そのうえで、「法を学ぶとは」として、

「法律の制定に際して想定していなかった事例に、その法律を単純に適用しようとしても、人々の納得が得られないなどのことがある。その際、事例への対応とその結果において『等しきものを等しく扱う』という、法律家としての正義の実現に向け、法律の解釈によって意味を発見する、創造する必要が生じる。さまざまな立場から考え、説得力のある論理を展開し、社会全体が納得できる対処を生み出す、こうした姿勢が『リーガルマインド』である。その際、最も大切となるのが論理的思考だ。

つまり、法学を学んだ者に期待されるのは、法律の知識ではなく、『リーガルマインド』を身につけることだ。この点で、法学部に向かない人は、『これが正しいと思う信念が強すぎる人』『他人を説得することや、論理的に意見を表明することに関心のない人』『これまで他の人がどう考えてきたのかに対して興味を持てない人』『この社会の運営に興味、関心、責任感を持てない人』である」

とご説明いただきました。

さらに、法律学の特徴と基礎法学の意義についてもお話しいただきました。

「法律の特徴として、法律の解釈に法律家自身も直接影響を受けるということがある。日本の裁判官が下した判決に、日本人である裁判官本人も規定されるわけである。法律家は、システムの内側にいながらシステムの研究をするので、実践的、直接的な面を持つ一方、客観性に欠ける点で、科学と相容れない面を持つ。科学的視点、外的観点から法を研究する基礎法学、法哲学は、法や社会に対して批判的な議論を展開し、法を見直し、改善する役割を担っている。そのため、現存の法が有効に機能せず、社会のコンセンサスが失われた際に、基礎法学、法哲学の重要性は増す。現在、基礎法学・法哲学の必要性が高まっている。その理由の一つがAIの進化で、AIをどう法で取り締まるのかが問題となっている」

続いて、「AIとその法的規律」をテーマにお話しいただきました。

「新たな技術の誕生は、新たなリスクの誕生でもある。だからといって、リスクを過剰に重視すると、開発者の意欲を削ぎ、技術の発展の妨げになる。

AIのデメリットを予防・軽減しつつ、AIのメリットを活かして社会の課題解決を目指す、AI-Readyな社会、AIを有効かつ安全に利用できる社会の構築が求められている」

次に、AIの定義が専門家においても不明瞭であるため、世間でAIとして捉えられているものが複数種類あること、それぞれの具体例と特徴についてご説明いただきました。

その後、AIと法との関わりについてご説明いただきました。

「法は、行為に対する法の制裁が行為後に実行されるため、事後規制にあたるが、制裁の内容を事前に予告するものでもある。予告をすることで、行為者が行為によって生じる結果を予測し、行為を改めることを期待している。ただし、これが機能するには、行為の結果を予測できる予見可能性と、不幸な結果を避けられる回避可能性が補償されていることが必要となる。

ディープラーニングをするAIは、問題に対してAIがどういう思考過程で判断したのかが、開発者・利用者にわからないので、予見可能性が成立しない。さらに、情報システムのネットワーク化によりAIの行う対応の自律化・高速化が進むことで、人間によるコントロールが効かず、回避可能性が低下する。

AIに対する法規制で考慮すべき点は、AIの生み出すリスクに対して、法の効力によって守るべきものの把握と分析を進め、被害が生じた際の対処を検討しておくことがある。さらに、不明確な規制を予告すると技術進歩の妨げになるという認識を持ったうえで取り組むとともに、法による規制が人々の行為をコントロールできるだけの実効性を持っているのかについても確認しなければならない」

具体例として、自動運転に対する法規制での考え方をご紹介いただきました。

最後に、「法システムは一度作って終わりではなく、常に検証し、繰り返し改善する必要がある。こうした視点を持ち、取り組む意欲のある人に法律家になってほしい」とお話しいただきました。

生徒からの質問として、「事後規制から事前規制への転化について説明いただいたが、自らの行為によってどんな規制を受けるのかを予測できず、過ちを起こすことがあるなら、事後規制の方が有効と言えるのではないか」「リーガルマインドには哲学との共通点があるように思う。哲学を法学に持ち込んだことによってリーガルマインドが生まれたのか」「法の制定に世論や政治家が影響を及ぼし、時に好ましくない法が制定されるようだが、法の制定における法の専門家による取り組みが世論や政治家に妨げられてしまって良いのか」などがありました。

参加した生徒の感想です。

・進学先として法学部を調べていたとき、法哲学という分野があることを知り、興味を持っていたので参加しました。法哲学は、内容が哲学に近くプラクティカルな学問ではないと思っていたが、AIの問題とも大きく関係するなど、現実との関わりの深い学問分野だと感じた。第一線で活躍されている教授の方のお話で、今世界がどのように変化しているのかを知ることができ、参加して良かったと思いました。(高3)

・法学部志望なので参加しました。お話の中で「法学部に向いていない人」について説明していただき、先生のお話にもありましたが、高校では法学をほとんど学ばないので、自分が向いているのかを考えるきっかけをもらえました。法学部のこと、AIと法律の関わりなど、興味深いお話ばかりで、大いに刺激を受けましたし、勉強になりました。ありがとうございました。(高2)

・自分は理系志望だが、内容がおもしろそうだったし、文系の知識・理解も持ちたいと思っているので、参加しました。初めて聞くようなお話ばかりで、大変勉強になりました。特に、裁判官は厳格に法を運用するものだと思っていましたが、リーガルマインドを持って、適切に裁いていることとその重要性を知ることができました。法律や法律家の本質を理解できたように思います。(高1)

・法学部がどういうところなのかを知りたくて、参加しました。法について考える機会になり、法学が実に実践的な学問であることを理解できて、将来、自分が進む選択肢が増えたように思います。(高1)

・元々哲学に興味があったのと、荒井先生の助言もあり、参加しました。抽象的な内容の説明で、とっつきにくいと想像していましたが、大屋先生が数多く具体例を挙げながらわかりやすく説明してくださったので、概要を理解できたように思います。哲学に興味があるので、「リーガルマインド」についてのお話が特に心に残りましたし、論理的思考の大切さを実感できました。ありがとうございました。(高1)

・自分の部活の先輩が慶應大学法学部に進学したので、参加しました。法学部で何を学ぶのかについて、イメージをつかめたように思います。素晴らしいお話、ありがとうございました。(中3)

・法学部でどのような勉強をするのか、どういう進路があるのかを知りたくて、参加しました。事前に、法学部では、法律を暗唱したり、法の歴史をたどったり、という形で研究していると想像していましたが、実際は、論理的な思考力を駆使して、適正な法律について考える学問だと知り、興味が湧きました。また、AIに対して、法学はどう対峙するのかについても教えていただき、大変勉強になりました。今日、AIをはじめ、情報技術が急速に発展している中で、改めて法学の必要性とその将来性が高まっていると実感しました。今回は本当にありがとうございました。(中3)

・自分の進路を決めるのに役立てたいと思い、参加しました。法学に対して、興味・関心が高まりました。ありがとうございました。(中1)

進路企画として、本校卒業生の現役東大生が東京大学を案内するという機会を設けました。
題して、“現役東大生による大学ツアー”。

7月14日(日)に、現役東大生6名が本郷キャンパスを案内しました。参加したのは、高校2年生6名、高校1年生6名、中学3年生1名の計13名です。

まず、赤門前に全員集合し、案内中も気軽に中高校生と交流ができるように、東大生の自己紹介が行われました。その後東大生の案内により、キャンパス内のさまざまな施設を見学しました。

赤門前に集合しましたが、あいにくの雨でした。

ツアーの前に、東大生の自己紹介がありました。

ツアー開始。構内を歩き、図書館や安田講堂、大学生協、学食などを巡り、各学部の校舎紹介などもありました。

その後、構内の教室において、高校時代の取り組み、大学生活の今、大学にはどんなチャンスが待ってるか等についてのプレゼンが行われ、様々な学部学科の先輩からの興味深い話に耳を傾けました。個別相談の時間もあり、大学生活についてや大学にはいるための勉強法・心構えなどを相談していました。

10:30から16:00までの有意義な時間はあっという間に過ぎました。

 

 

 

NPO法人映画甲子園主催『高校生のためのeiga worldcup2019』の最終審査結果が2019年12月7日に発表されました。本校高校2年生と他校生でグループを組み、作成した2作品、『Nah Nah Teen』が自由部門で優秀音楽賞、『彩光の一手』が地域部門で全国2位にあたる優秀作品賞を受賞しました。

本校生に向けた上映会を以下の日程で実施します。場所は、本校ホールです。

2月19日(水)~21日(金)の放課後、2作品合わせて1時間程度の上映になります。鑑賞を希望する方は、ぜひご参加ください。

監督を務めた太田慎一郎君のコメントです。

表彰式にて。『彩光の一手』が地域部門優秀作品賞を受賞した際の写真

「高校2年E組の太田慎一郎です。今回僕たちは桐朋内と外部の高校で有志を募り、その仲間で夏に映画『Nah Nah Teen』と『彩光の一手』を制作し、提出先の『NPO法人映画甲子園主催 高校生のためのeiga worldcup』という高校生映画の全国大会で、優秀作品賞と優秀音楽賞を受賞しました。もちろん、僕たちが身を削って作った作品で賞を頂けたのは大変嬉しいことですが、何よりも参加してくれたメンバーが制作中楽しそうだったことが、僕の一番嬉しかったことです。
僕は中学3年の終わりに有志で短編映画を作り始めました。その時は、”中学卒業記念”という名目で有志を募って、『映画が好きだから』『なんか作ってみたいから』という欲で作り始めたのですが、制作し終わってその映画を上映した時、2つのことに気付きました。ひとつは、みんなで同じ目標に向かって一緒に何かを作り上げることが、大変でもあり同時に楽しく、作り終えた時に大きな達成感があったこと。そしてもうひとつは、価値観も性格も違う人間同士が考えを共有するというのはとても素晴らしいということです。
桐朋では、部活や委員会など比較的同じようなタイプの人と行動することが多いです。だから僕たちが有志で集まって活動した時、とても刺激的な雰囲気が生まれました。小説をよく書く脚本の人もいれば、最新の技術が好きで知識がある人、アクションっぽく動くのが得意な人もいれば、リーダーシップを取ってみんなをまとめられる人、場を盛り上げてくれる人、普段は大人しいけど知的で想像力に溢れた人、絵を描くのが得意な人、ポスターデザインやデスクワークが好きな人、音楽を作れる人、サポートが好きな人、などなど、有志で集まると、本当に多種多様な人が集まります。そして参加してくれたメンバーから『あいつとはあまり喋ったことなかったけど、こんな面白い人だったんだ』とか『こんな考え方もあるのね』という声を聞き、本当にやりがいを感じました。もしかしたら、この複雑化した社会で、このように価値観の違いを互いに共有することはとても重要なことなのかも知れません。
そしてその後は『作りたい』という私的な理由よりかはむしろ『みんなが違いを共有できる場を作りたい』という理由で、短編映画に限らず、バンドを組んで音楽、日本語を交えた英語の演劇などを、今日まで有志で作り続けました。今回作品を作り上げることができたのは、参加してくれたメンバーだけでなく、協力してくれた先生やお店、外部の人など沢山の方や、桐朋という自由で個人のアイデンティティを尊重する環境のおかげです。今は多くの人への感謝の気持ちでいっぱいです。
今回受賞した2つの作品は、『NPO法人映画甲子園主催 高校生のためのeiga worldcup』のHPから視聴可能です。お時間のある時に、是非観て頂けると嬉しいです。
長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。」

作品のあらすじです。
「NahNahTeen」(35分)
人間関係や社会についての僕なりの考えを、7つのパートに分けて、ドラマとミュージカルでポップに表現した作品です!!
今作は桐朋生だけでなく、桐朋女子や学芸大附属高の友達とも一緒に制作しました!!
カメラワークや色使い、そして音楽にこだわり、映画甲子園では優秀音楽賞を受賞しました!!
そして、複数の視点を様々な方法で表現し、パートごとに雰囲気が違うのも今作の魅力なので、そういうところも楽しんで観て頂けたらなと思います!!

『Nah Nah Teen』の撮影最終日に撮った集合写真

『彩光の一手」(10分)

父親の転勤のため転校の多い主人公には、「故郷」と呼べる場所がない。今度の転校先でも、また同じことの繰り返しだとおもっていたのだが…。

“故郷”が今年の映画甲子園の地域部門のテーマであり、それに対して「故郷の無い人にとっての本当の故郷とは?」というアプローチで、少人数で制作し、映画甲子園では優秀作品賞を受賞しました!!
今作の脚本は、1年前に制作した「翡翠」に引き続き、高校2年大藏幹太君が担当しました!!
学校だけでなく、国立市内のあらゆる場所でロケをしましたので、是非そんなところも含めて楽しく観て頂けたらなと思います!!

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