TOHO Today 桐朋トゥデイ

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 私は自身がまさか教員になるとは、ほんのかけらも思っていませんでしたが、気がついたら毎日楽しく生徒と過ごしています。教員になると「授業」をするわけですが、いざやってみるとなかなか大変です。特に、生徒の年齢が上がってくると知識や感性がより豊かになり、思考力、判断力も身につきます。そんな彼らの「知的好奇心」をくすぐりながら授業をするためには、教員自らが日々、専門分野を磨き続ける必要があります。しかしそれは現実には難しいことです。なぜなら学生時代と違って、研究に使える時間があまりにも少なすぎるのです。今回受けたコンクールは、東北にゆかりのある人に限り応募資格があり、さらには予選、本選とも課題曲のみ演奏するとあって、限られた準備時間でも十分に自分をアピールできるのではないかと判断して出場しました。実は昨年度も出場していて、その時は予選落ちでしたので敗因を考えました。その結果、限られた時間で準備する場合はテクニック面で減点されないために、難易度を慎重に考えて選曲する必要があると感じました。コンクールという性質上、誰もが結果に納得するにはどうしてもミスタッチの有無で判定されることが多いのが現状です。しかしそれは本来、芸術としての価値とは全く関係ないことです。なので演奏の芸術的価値を判断するには、コンクールは不向きといえます。たとえ悪い結果になったとしても、惑わされることなく自分の信じる道を貫くことが重要です。コンクールで勝つということは、欠点を指摘しにくい演奏という証明にしかならず、決して価値のある面白い演奏であるとは限りません。今回の予選ではその分析が功を奏したのか、ややミスタッチはあったものの無事に通過することが出来ました。予選ではバッハとベートーベンを弾き、本選ではシューベルト、ショパン、ドビュッシーと演奏しました。バロック音楽、古典派、ロマン派、近現代とさまざまな時代の曲を弾くことによって、その時代特有の表現が出来ているか、聴き手に試されます。曲ごと、あるいは作曲家ごとの良さを引き出すには、時代背景から作曲家が言いたかったことを推測して演奏することが求められます。決して自己流では良さは引き出せないのです。自己流で演奏すると、どの時代の曲も同じ味付けになり聴き手は最終的に飽きます。本選では他の方々が素晴らしい演奏をしたため、私は選外となりました。私が舞台に立ち続ける大きな理由の一つとして「お客さんの前で緊張していても、全ての場面で納得いく表現をしたい」というのがあります。いつか実現したいことです。今回のコンクールではまだまだそこまで行かなかったものの、納得いく瞬間を何度か作れたので満足しています。          (鈴木啓太・音楽科教諭) 

 

本記事では、今年度より新たに開講しました選択科目、「高3英会話」についてご説明いたします。

授業は日本人教員と外国人指導助手2人による3人のチーム・ティーチングで、高校卒業後も見越した、高度な「話す」「書く」活動を行います。扱うものは、様々な社会的テーマ(例:「コンピューター社会」「バイオテクノロジー」)や、大学入試や検定試験に頻出の「表・グラフ・地図・写真・図」などを使った問題です。次の動画は、「地図」を扱った授業の一部です。

 

授業では、まず内容や英語の語彙・表現に関する基本的な知識を教員が紹介します。次に、学んだものを基に生徒同士で英語を使い、必要に応じて教員も交えて、考えや練習を深めます。最後に、深めたものをクラス全体で共有し、各自のライティング課題に移ります。

 

ライティング課題は毎週1本あり、教員が(真っ赤に!)添削をした上で返却します。言語面、内容面はもちろん、大学で要求されるアカデミック・ライティングも意識してコメントをします。課題の返却の際には、全体で数枚を読み、今後の改善につながることを共有します。

《実際に生徒が書いた課題と添削内容 タイトルをクリックすると開きます↓》

Assignment A     Assignment B

授業運営については、目標や計画について日本人教員と外国人指導助手で打ち合わせをした上で、外国人指導助手が(日本人とはおそらく違う)自らの学習経験・指導経験を最大限に生徒に還元できるように、外国人指導助手が主にリードしつつ、日本人教員が必要に応じて参加する形を取っています。英作文の添削は3人で分担して行います。生徒はこれまでの学習経験やこの授業で得る多様な価値観を基に、自らの目標に向かって自ら学習を形作っていきます。

高3英会話は、生徒が話すことや書くことを通じて授業に参加し、毎週1本課題提出を必ず求められることから、かなりハードな授業となりますが、高3の終わりには自信を持ったEnglish Userとなり、卒業後に活躍してくれることを願っています。

77期高3学年は、4月9日(土)に学年企画「卒業生と語る会」を開催しました。この企画では、77期の担任および学年主任が関わった学年の卒業生に講師役を依頼しました。桐朋在学中に育てたつもりの教え子たちが、今度は私たち教員を導く立派な社会人となり、後輩に一肌脱ぐために戻ってきてくれました!

 

 

 

具体的には、52期、56期、60期、62期、65期、66期、68期の卒業生24人が講師役を快諾していただきいました。政治部記者、コンサルタント、循環器内科医師、乳腺・内分泌外科医師、パッケージデザイナー、弁護士、ストラテジックプランナー/コンサルタント、天文学の研究者、公認会計士、一級建築士の方々や、テレビ局、国立科学博物館、環境省、総務省、東京都庁、AIベンチャー企業、重工業メーカー、銀行、QRコード会社、不動産会社、製薬会社、ネットワークセキュリティ会社、システムインテグレーターなど、様々な分野で活躍している方々です。

当日は、高1と高2の在卒懇(詳しくはhttps://www.toho.ed.jp/support/support.htmlをご覧ください)で学習・経験したことを踏まえ、2時間で2人と出会う形を取りました。具体的には、前半は卒業生お2人にそれぞれ30分弱程度で卒業後の歩み・仕事の魅力や困難さ・桐朋生に伝えたいことなどを語っていただきました。後半は生徒からの質問に答えていただき、さらに質問を生徒になげかけていただくなどして、双方向で「語り合う」という形を取りました。

生徒たちは真剣に聞いており、終了後の教室では様々な感想が飛び交っていました。また、終了後に待機室まで押しかけて質問をする生徒もたくさんいて、丁寧に対応していただきました。私たち教員も、「先生、白髪増えたね~」などと言われながら、懐かしく歓談させていただきました。今回話を聞いた77期生たちも、いつか講師として戻ってきてくれたら、嬉しく思います。

 

以下は、生徒たちの感想の一部です。

・〇〇さんに「建築に興味があるが、他人のセンスや才能におじけづいてしまって一歩踏み出せない」と相談すると、「センスは後天的なもの」と言われとても励まされた。「GAギャラリーに行ってみると良いよ」と言われたので、1日ほど時間をとって行ってみようと思う。話がとてもおもしろく、一人暮らしをとても推していた。すごぐ有意義な時間を送れた。今までずっと迷っていたものが晴れた気がした。とても感謝しています。ありがとうございました!

・文系の僕は、今後おそらく歴史や文学、心理学等の講演を聞くことは数あれど、情報AI、工学をはじめとする理系分野のお話を聞く機会は少なかったことでしょう。それどころか、自分とは違う世界だと嫌悪すらしていたかもしれません。数学が苦手な身としては「数学が得意」というイメージのある理系に苦手意識を抱いていたのもあるでしょう。しかし、今回お二人に会って、理系も文系も本質的に違いはないことに気付かされました。お酒の話、彼女との話、大きな失敗や人生観など推量できる部分は大きく、なんだか友人と会話しているような気分になることができました。実際よく考えてみると心理学には統計は必須であるように、理系も文系も単なるレッテルにすぎなかったです。今までよりも視野が広くなったのを感じています。このような貴重な会を本当にありがとうございました。

 

・二人の話は、明確ではなかった将来のことや大学について大きな影響を与えてくれました。今回の会において特に大切だと感じたことは、安定した人生も良いけれど自分のものさしを持った方が良いこと、自分が打ち込める職に就く方が良いということです。また、〇〇さんの仕事については、社会に発信する事が出来ると聞き少し興味を持てました。さらに、これからの人生も少しだけ楽しみになりました。人生を考える機会を設けてくださったこと、ここでしか聞けない話をしてくださったこと、本当にありがとうございました。

 

・〇〇さんの「やりたいこと=やってみて楽しかったこと」という考えを受けた時には衝撃でした。自分が今目指していること、進もうと思っている道を見つめ直す必要があるかなと思いました。自分のモノサシにおいては自分が一番と言い切れる〇〇さんはすごいなと感じました。◎◎さんからは非常に夢のあるお話を伺いました。話の節々から人を惹き付ける感じが伝わってきて面白かったです。お二人のお話を通してもう少し羽を伸ばして、視野を広げてみてもいいのかなと思いました。

 

・研修医や医者になってからも大変だと聞いて、医者を目指す覚悟が今まで以上に固まりました。「時給〇〇円」でもモチベーションを保てる、医者であることを誇りに思えるような医者になりたいと思いました。

 

・今回は少人数でOBの方々と対話できたこともあり、非常に有意義な時間となったように思う。お2人が口を揃えて言っていたことは「現在(高3)と4年後では興味が全然違う方向に湧くかも」ということだった。受験終了の段階で人生の進むべき方向が完全に決定してしまうわけではなく、まだまだ大学で進路について考える時間があると知り、非常に安心した。

 

・自分の大学生活や就職、社会人としてのイメージを持つことができました。色々なことに関心を持ち、学びを深めていくことの重要性、またそれとは対照的に一つのことに集中して学びを深めることの面白さの両方を知ることができ、自分は多くのことに挑戦する方の人生を歩みたいと思った。大学受験での不安なことも質問でき、より意欲がわいた。

2022年6月4日・5日の桐朋祭に向けて,桐朋電子研では制作を進めています。

結成5年目
5年前に78期有志(結成当時中1)で結成され,桐朋祭への出展は今年度で4回目になります。メンバーが高校2年生になった今回,来場者に驚きと楽しさを提供できるように過去最高の展示を予定しています。展示品は当日のお楽しみですが,ごく一部を少し紹介致します。

クラブではないため,基本的に廃材の再利用で工作を行ってきました。電子機器を解体し,電子部品や機構を回収。LEDやダイオード,コイル,電磁リレー,モーター,ネジやヒューズなどを再利用しています。

念願の3Dプリンター
昨年,桐朋同窓会からの資金援助『ゆめチャレンジ』を受け,3Dプリンター「Ender 3 pro」を稼働させています。
Fusion360やBlender(3D CADソフト)から3Dモデルを作り,休み時間にSTLデータ(3Dプリントのためのデータ)を入れ,授業が終わると造形物を回収する,といった忙しい生活を送っています。3Dプリンターを活かした作品も楽しみにしていて下さい。また,当日3Dプリンターの印刷実演も予定しておりますので,ご興味のある方はぜひお越しください。

2足歩行への挑戦
また,同じく『ゆめチャレンジ』プロジェクトで,2足歩行ロボットの制作も行ってきました。3月に初参戦となった『robo one light』(2足歩行ロボットの格闘技)に出場した機体の展示も予定しています。

さらに,昨年末,MISUMI(株)様の「学生ものづくり支援」の対象になったため,ヒートガンをはじめ,多くの道具や部品の支援も受けています。ヒートガン・熱収縮チューブによる絶縁が非常に役に立っています。この場をお借りしてお礼申し上げます。

【写真】MISUMIものづくり支援でいただいた物資

MFT2022への出展品も
機会をいただき,『Maker Faire Tokyo 2022』(2022年9月3日・4日東京ビッグサイトにて開催)で,廃プリンターを改造して作った「Shooting Printer」をはじめとする作品3点を出展します。射的のできるプリンター「Shooting Printer」は桐朋祭でも出品しますので,ぜひ魔改造の世界をお楽しみください!

【関連リンク】
桐朋電子研 Twitter
桐朋電子研 HP
電子研 MFT2021(昨年オンライン実施)の記事

3月9日(水)に77期高2学年でFinal Speech Contestを開催しました。77期でスピーチをやるのは3回目です。中1の3学期のお題は“My Winter Vacation”で、冬休みの出来事について発表、中3の3学期のお題は“Show and Tell”で、自分のお気に入りのグッズをクラスメートに紹介しました。今回はこれまでの英語学習の集大成で、お題は“Final Speech”、つまり、自由!好きな言葉、好きな先生、好きなグッズ、趣味・特技の披露(楽器演奏、筋トレ、ゲームの技…)など、多種多様なスピーチを全員が作成しました。Final Speech Contestでは、クラス予選で選ばれた14名(7クラスを各2分割しています)が、学年のすべての生徒を前にスピーチをしました。1位と2位となった生徒のスピーチの一部をご覧ください。

 


以下、生徒のコメントです。

1位:三原 聡太くん“How To Sleep At Your Desk”

スピーチに求められる要素は、ただ正しい英語で文章を書けることだけでなく、聴衆を引きつける話力もまた大きなウェイトを占めていると思います。あとは、ふざけ心が少々。そういったものは、やはり実践の場でこそ培われるものですし、僕は学校が開催したケンブリッジ大学オンライン語学研修に参加した経験が、優勝という結果に貢献したのかな、と思っています。けれど、それ以上に、今回のスピーチはどれも個性や独創性にあふれていて、スピーチ中はしょっちゅう笑い声が聞こえてきて、英語ができることがすべてではないんだなぁ、と感じました。だから、「ふざけ心が少々」なんです(笑)。

 

2位:髙橋 裕貴くん“The True Smartphone”

自分の全力を尽くし,2位という結果に満足しています。今回のスピーチコンテストでは「何故,僕はこのスマートフォンを世界一だと思うのか」を主軸に構成しました。構成するにあたって自分のアイデンティティを活かしたスピーチになる様に心掛けました。

そこで動画編集などの自分が持っている技術を最大限活かしたスライドを作成しました。更に照明や歩き方などにも工夫を凝らし,他の参加者とは一線を画す様なスピーチが完成したと考えています。

しかし,今回のスピーチにおいて全てが上手くいったわけではありません。特に発音には苦労しました。練習の段階ではどうしても日本語を基盤とした発音になってしまい,英語科の先生に原稿を読んで頂きその音声を元に何度も練習をし発音を体に馴染ませました。

結果として少しは改善されたと思います。これからの英語学習においては発音を重点的に学び,実践していこうと考えています。

 

 

英語科では、「正確さ(accuracy)」と「運用性(fluency)」のバランスをうまく図り、英語の総合力の完成を目指しています。そのためには、自分の言いたいことを表現するための継続した訓練の場が必要です。中1のスピーチでは、教員があらかじめ作った文章に生徒が穴埋めさえすればスピーチの原稿が完成するところからのスタートでした。中3では、スピーチの構成を学習し、自ら適切な表現を用いて情報や考えを伝えることを目標としました。日頃の授業でも、様々なテーマをもとに自分の経験や考えを書き、お互いに伝え合う訓練を続けてきました。このような積み重ねが、今回のスピーチにつながりました。生徒たちがお互いのスピーチを聞き、沸き上がる姿を見て、これまでの成長を嬉しく感じるとともに、さらなる訓練を通じて卒業後や社会人になってからも英語を通して活躍してくれると期待しています。

本校(以下男子部)家庭科では例年、桐朋女子高等学校(以下女子部)と合同で交流会を開催しています。

交流会の内容は、それぞれの高校2年生の家庭科授業内で「進路・職業観」「結婚観」「結婚後のライフスタイル」などのテーマについて深め、その上で女子部と男子部の代表者それぞれ約20名がディスカッションを行います。普段はなかなか聞くことができない女子部の生徒の率直な意見を知り、また男子部生徒にとっては自分の考えや意見を伝える機会となっています。昨年度は11月に対面での開催が2年ぶりに叶いました。

 

今回は代表者として参加してくれた生徒達が、交流会の様子やディスカッション内容を持ち帰り、高2学年の生徒に報告してくれました。その模様を高2学年(2021年度)の学年通信「みちのむこう」にまとめましたので、ぜひご覧ください。

みちのむこう 高校版 №29

 

 

今年度に実施された様々な行事を振り返って参ります。

本校では英語科教員の企画により、おおよそ2年に1度、高校1年生と高校2年生より希望者を募り、夏休みに英国ケンブリッジ大学にて海外語学研修を実施しています。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、現地での実施は叶いませんでしたが、“Studies must go on!”の精神のもと、昨年度に引き続きオンラインにて語学研修を実施しました。

【プログラムの概要】

・実施時期:日本時間2021年7月11日(日) ~ 7月15日(木) (5日間)

・時間:日本時間17:00~21:00の4時間(休息含む)

・実施形態:Zoomミーティングによるオンライン研修

・対象生徒:2021年度の高1および高2の希望者

 

 

【プログラムの内容】

Day 1     Discussion Class: British Manners

Lecture: What Makes A Successful Cambridge Student & Cambridge Admissions

Day 2     Discussion Class: British Sports

Lecture: Physics

Day 3     Discussion Class: British Education

Lecture: Business & Entrepreneurship

Day 4     Discussion Class: What Makes A Great Leader?

Lecture: Biomedical research

Day 5     Discussion Class: British Law

Final Speech: If I were Prime Minister, I would …

 

プログラム内容は、桐朋生の英語力や興味関心に合うように、桐朋と現地コーディネーターで共同開発しました。各日、前半にはケンブリッジ大学の学生をファシリテイタ―としたディスカッションレッスン(マナー、スポーツ、教育、リーダー、法律の日英比較)を入れました。最初はなかなか意見を言えなかった生徒も、ケンブリッジ大学生や仲間の励ましもあり、だんだん発言できるようになってきました。後半にはケンブリッジ大学の専門家(物理学、経営学、生物医学)による90分の講義を入れました。最初に「英語で90分」と聞くと圧倒されてしまいそうですが、担当者の皆さんの専門分野にかける強い想いがにじみ出ており、生徒にとっては大きな刺激となる時間となりました。最終日は総まとめとして「私がもし首相だったら」というお題で、今日のコロナ禍や世界情勢を踏まえながら、参加者一人一人がスピーチを行いました。

新型コロナウイルスの収束がなかなか見えず、海外とのつながりが希薄になりつつある日々が続きますが、だからこそ、様々な立場・考え方を持つ方々に出会い、自分の視野を深めていけるような機会を生徒諸君が持てるように、これからも創意工夫を重ねていきたい次第です。

 

【参加者の感想】(すべて高1生徒によるものです。)

・いろんなテーマがある中で日本とイギリスを比較しながら日本の良さ、イギリスの特徴などを学び、自分の意見も交えて説明することは大変であったがとても勉強になった。最初は予習してきたものを使って返答するので精一杯で聞き取れなくて困ったこともあったが少しずつ慣れていったところもあり、成長できた。後半になるにつれ、教育だったり日本語で説明するのも難しいような内容だったが調べていく上でみんなの意見を聞きながらいろんな考えを聞けて面白かった。スピーチは五分と長く、大変だったが頑張った。他の人のレベルには驚いた。

・今回の語学研修で成長できたところはイギリスのネイティブの人の英語を聞き取るリスニング力と日本語で思いついたことを自分のできる範囲で英語に変換して表現することだと思う。まず、聞き取れなければ考えることもできないが最初はそこが難しく、何を言ってるのかわからないところもあった。予習して学んできた知識を使って自分の言葉で返せるように頑張れたもののしっかり聞き取り、それに対し適切に返答するのは難しかった。その中でも答えられるものに関してできるだけ積極的に答えられるように考え、実行できたところは良かった。これからも積極的に英語を聞き、話し、関わることで英語力を伸ばしていきたい。英語は海外へ行った時だけでなく、グローバル化した社会において日本でも必要になるものだと思う。その最初の一歩として初めてこんなに長くネイティブの人と会話し、接することができたのは良い経験になった。海外の人と会話し、英語で自分が必要とされるレベルまでいきたい。

・I learned the difficulty and fun of discussions. It was the most difficult to hear the questions correctly, but when I was able to discuss with my teacher, it was more interesting and happier than just answering the teacher’s question. In the theme of “What makes a Great Leader?”, I understood how a great leader is trusted by people and brings people together. And I was able to know the abilities I need to become a Great Leader.

・Through this program, I realized the importance of being asked “why” because by being asked “why”, I was able to look back on my own ideas and think more deeply. And it became fun to think. Eventually, I was able to ask myself “why” and enjoy thinking deeply. In the “Prime Minister’s Speech,” I learned what Japanese leaders need by thinking about the problems of Japan and the world. In the class of “What makes a Great Leader,” I thought that I should have “Strong sense of ethics end integrity” and “Understand the value of your colleagues” in order to become a Great Leader who can play an active role in the future of Japan. And in order to create such a leader, I thought that Japanese education should include more discussion to enable students to share their opinions with others.

 

 78期が中学1年生から1学期に1回のペースで行ってきた数学コンテストです。高校1年生の2学期現在,通算11回目のコンテストになります。

実施期間は2021年9月4日~9月21日の約2週間で,全問正解者は13名でした。このうち3名は特別参加の下級生(中学3年生)です。
「思考を楽しむこと」「学びと遊びの境界をなくすこと」「友人と話題になる問題」を目標に出題しています。
今回の出題範囲は高校1年生の1学期までの学習範囲です。

提出は任意,期間中であれば何度でも提出可能,電卓やPCの使用も可(PCは使わなくて解ける問題を出題していますが),友人・家族との相談も可です。今回も多くの生徒が挑戦し,高得点者27名を表彰しました。

問題の全文はこちらのダウンロードリンクから閲覧することができます。今回はその中から2つの問題を紹介します。この2問は小学生でも挑戦可能ですので,挑戦してみて下さい。


問題3 目撃者の証言
小さな町で起きた銀行強盗事件。
銀行から走り去っていく犯人を8人の目撃者が次のように証言した:

目撃者Aさん「犯人の年齢は20才から34才で,かつ,身長は165cm以上180cm未満でした」
目撃者Bさん「犯人の年齢は25才から44才で,かつ,身長は155cm以上175cm未満でした」
目撃者Cさん「犯人の年齢は25才から49才で,かつ,身長は160cm以上175cm未満でした」
目撃者Dさん「犯人の年齢は30才から49才で,かつ,身長は170cm以上185cm未満でした」
目撃者Eさん「犯人の年齢は30才から44才で,かつ,身長は165cm以上180cm未満でした」
目撃者Fさん「犯人の年齢は35才から49才で,かつ,身長は160cm以上170cm未満でした」
目撃者Gさん「犯人の年齢は25才から34才で,かつ,身長は165cm以上180cm未満でした」
目撃者Hさん「犯人の年齢は35才から39才で,かつ,身長は160cm以上175cm未満でした」
 
懸命な捜査の結果,犯人は無事に逮捕された。
これは,犯人逮捕後に分かったことであるが,8人の証言のうち,正確な証言をした人は3人しかおらず,残りの5人の証言には誤りが含まれていた。見間違いのせいだろうから,仕方がない。

 正確な証言をした3名の目撃者をアルファベットで解答せよ。

********問題の解答と方針はページ下部に掲載しています********


問題7 互いに素
ルールに従って方眼のマス目に数字を入れます。

[ルール]
辺を共有するマス目同士(すなわち上下または左右のマス目同士)の数字は互いに素になるようにする

次の例は,ルールに従って,3×3マスの方眼に数字を埋めたものです。

では問題です:
 5×5マスの方眼に以下の25個の数字をルールに従って埋めます。

  2,3,4,6,7,8,9,12,14,18,24,35,36,48,49,54,72,77,91,96,119,133,161,203,217

埋め方は複数通りありますが,太枠で囲まれた3か所に当てはまる数字の合計値として最も小さな値はいくらでしょうか。

********問題の解答と方針はページ下部に掲載しています********

熱心な解答者たちにより,最初の全問正解者は,コンテスト開催2日目に出ました。
次回はもっと難問を作題しようと思います。数学オリンピックを目指している生徒や高入生,下級生など多くの生徒の挑戦があり,嬉しい限りです。第12回数学コンテストは3学期開催を予定しています。

<過去関連記事>過去の記事はこちらです

第10回 78期数学コンテスト
第9回 78期数学コンテスト解答
第8回 78期数学コンテスト解答
第8回 78期数学コンテスト
第7回 78期数学コンテスト
第5回 78期数学コンテスト解答
第5回 78期数学コンテスト
第3回 78期数学コンテスト

<今回ご紹介した2題の略解・解答の方針>
【第3問解答】 B,C,F
 横軸に年齢,縦軸に身長の座標軸を書き,それぞれの目撃情報を長方形として表現します。
 長方形が3枚重なっている箇所を探します。(長方形を色分けすると見やすいかもしれません)

【第7問解答】 14
 偶数同士は隣接できず,偶数は13個あるので,25マスのうち,市松模様のように配置するしかありません。
 また,その中でも6の倍数の配置は限られます。なぜなら3の倍数もたくさんあるからです。
 条件を整理していくと,太線の枠には2,4,8を配置可能です。

<そのほかの問題の解答>
第1問 825/31 第2問 5個,x=287 第4問 m=88 第5問 58025 第6問 67.5°

 

 

 

 

8月行われた「GAIAX STARTUP STUDIO起業ゼミ」に本校の中高生が参加してきました。この起業ゼミは株式会社ガイアックス主催の実践的なアントレプレナーシップ教育を行う事業で、本校の卒業生である田中嶺吾氏が企画と運営に携わっています。そんなつながりもあり、この夏は桐朋中学高等学校をはじめ、海城中学高等学校、武蔵高等学校中学校の生徒に声をかけ、応募してくれた生徒のうちから20名弱が参加しました( STARTUP STUDIO起業ゼミについて,詳しく知りたい方は詳しくはこちら)

 桐朋中高からは中学3年生1名と高校1年生2名が参加し、身近な課題意識から、さまざまな段階を踏みながら自分のアイデアを検証していきました。現在進行形の起業家の方がメンターとして各グループにつき、一人一人のアイデアをグループメンバーとともに検証をしていきました。

 最終日のピッチ(短いプレゼンテーション)は、グループ毎の予選を勝ち抜いた8名が熱いプレゼンを行いました。参加者やメンターからの質疑応答の応酬が繰り広げられ、予定した時間を1時間あまりオーバーして幕を閉じました。

 一人一人がフルで頭を働かせ、人とのつながりやSNS駆使して情報収集を行い、懸命に取り組んだであろうことが随所に垣間見られる発表ばかりでした。参加した生徒の一人が「すごく頭を使った気がする。学校の勉強の方がよっぽどラクですよ。」と語ってくれました。学校の勉強から跳びだし、本当の学びを発見する2週間だったようです。

 

 参加した3名の感想です。

 

起業ゼミは三日あり、それぞれあいだに一週間の間があり、三日目までに起業案を考え、三日目にプレゼン、という形でした。プレゼンはまず数人のグループにわかれて予選を行い、そこから選ばれた1〜2人を集めて本選を行い、その中から賞を選ぶという形でした。賞は即法人設立&200万出資の起業賞、5万で3ヶ月やってみて様子見の仮説検証賞、インターンでガイアックスにいけるポテンシャル賞の三つです。僕は予選で敗退&0票でした。が、なぜかポテンシャル賞に選ばれました。

 

今回は非常に貴重な体験をさせて頂きました。Gaiaxの方々にも優しく丁寧に教えていただきありがたかったです。そこまで意気込んで参加したわけではなかったのですが、今回は企業の難しさを強く感じました。

 

今回のstart upゼミにはすごく軽い気持ちで参加したのですが、起業の基礎から細かくレクチャーして頂き起業のノウハウについて理解することができました。また、ゼミの最後には自分で考えた事業案のプレゼンを行って審査して頂くという普段の学校生活では行えない貴重な経験をすることができました。今後もこの様な機会があったら積極的に参加していきたいです。

 

最後に,この「STARTUP STUDIO起業ゼミ」を企画・運営してくれた本校卒業生の田中嶺吾氏コメントです。

 

桐朋中高OBの田中嶺吾と申します。
高校卒業後、慶應義塾大学に進学し、現在は株式会社ガイアックスで「起業ゼミ」という中高生向けワークショップの担当をしています。

この度、高校時代の恩師、上原先生にご協力いただき、桐朋中高の3名の生徒さんと一緒に「起業ゼミ」を実施しました。

今まで様々な学校と一緒に起業ゼミを実施してきましたが、
今回特徴的だったのは、下記の2点です。

・過去開催では苦労している生徒が多かったユーザーヒアリングにおいて、運営側がサポートせずとも、主体的に実施していた
・運営側が促したわけでもないのに、生徒同士で事業に対してフィードバックをしたり、質問したり、褒め称えあったりしていた光景があった

※最終プレゼンテーションでの質疑応答が盛り上がりすぎて、スケジュールが大幅にビハインドする、といったこともありました。

まさに「自主・敬愛・勤労」をテーマにした桐朋での日頃の教育成果が現れていたのではないか、と思います。 
VUCA
の時代では、変化に合わせて、自由自在に自己変容を繰り返すような柔軟な生き方が求められていると思います。
桐朋で「自主・敬愛・勤労」の精神を養いつつ、桐朋から少し距離を置いたところで、起業のみならず、様々な世界に触れ、自身の世界を更新していってほしいと願っています。


今回起業ゼミに参加いただいた生徒さんの今後の活躍が非常に楽しみです。

<参考>
IT
企業がサポート 中学生起業ゼミの狙い

https://www.youtube.com/watch?v=NXXWBuQBUCk&t=231s

ガイアックス、日本初の合同「起業ゼミ」を、都内3校(桐朋・海城・武蔵)と811日より開催
~起業スキルを有すると考える成人8%と調査国最下位、伝統校が挑むアントレプレナーシップ教育~

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000441.000003955.html

生きることをもっと“楽”に、新たな世界との出会いを創造する by 田中 嶺吾
https://www.gaiax.co.jp/blog/live-more-comfortably/

 

※1 プレスリリース https://www.gaiax.co.jp/pr/press-08042021/

 

「探究講座2021」は、新型コロナにより対面での実施が難しくなった桐朋卒業生による講座やワークショップ、現場訪問(以前、進路企画「大学で研究してみませんか」として実施していたもの)を引き継いだ、希望者参加型の探究活動です。さまざまな生き方を体現している卒業生たちに出会い、知的な刺激を受け、生きることを考えるきっかけにしてほしいという思いで実施しています。

 

 

調理実習の自粛を受けて進めてきた「桐朋男メシプロジェクト」。

No,1では各クラスの代表メニューが決定しました。去る3月、高2学年最後のHRにてクラス代表メニューとその発案者によるプレゼンテーション大会が催されました。審査員は食堂運営会社OBBのスタッフの皆様、本校教職員です。高2全生徒が一堂に会し!としかったところですが、密を避けるべく半数がホールに、また校内に視聴スペースを設けてプレゼンを同時中継する形での開催となりました。

さぁ、グランプリはどの作品に輝くのでしょうか?!

(本授業実践はすべて2020年12月~2021年3月上旬に行われたものです。)

 

 

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