桐朋の英語

歌い、笑い、声に出す。その先には、「一生使える英語を身につける」というビジョンがあります。

中学1年生の英語の授業をのぞくと、笑い声と、歌声、そして臆せず大きな声で発話する生徒たちの姿があります。
まず、英語を好きになること。語学で自分の世界が広がる喜びを知ることは、最大のモチベーションになります。

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「時代が桐朋の英語に追いついて来た」という自負。

社会のグローバル化への対応が叫ばれる中、昨今の英語教育においては「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を、小・中・高の各段階で継続性を持って身につけ、コミュニケーション能力を育成することがますます重視されています。
英語教育におけるこうした動きを、桐朋英語は歓迎しています。それは、むしろ桐朋英語が一貫して行ってきた教育であり、おこがましい表現をすれば、「時代が桐朋の英語に追いついて来た」と自負するものです。

目標は「一人ひとりが一生使える英語を身につけていく」こと。

音声を大事にする授業は、桐朋英語の伝統です。中学に入りたての頃から、英語らしい発音をすることが恥ずかしいことといった意識を取り除き、間違いを恐れずに英語を発することを、明るく、楽しめる雰囲気を大事にします。
発話、会話を重視してきた英語科の考え方は、新設された「CALL教室」(Computer Assisted Language Learning)に特徴的に表れています。生徒一人1台のパソコンとインカム(マイクヘッドフォン一体機器)を備え、デジタル収録・再生機能を使って、生徒一人ひとりの発音を録音・再生し、皆で成果を聴きあうこともできます。最新のツールを使う、その根底にある考えは「一人ひとりが一生使える英語を身につけていく」という、長年変わらない桐朋英語のビジョンです。

中学では基礎と、英語への前向きなマインドを。高校では自らの思考・判断を表現する力の育成をめざす。中学では基礎と、英語への前向きなマインドを。高校では自らの思考・判断を表現する力の育成をめざす。

中学では、発表活動を通じて英語での表現の基礎を固めます。高校までの間に発音指導、根本的な知識をしっかり身につけます。高校では、卒業までに必要な大方の文法事項の修得を高1までに終えるとともに、読み聞きした内容を自分の言葉でまとめる力、自分の意見を述べる力、必要な時には反論までできる論理力・表現力を身につけられるよう、6年間・3年間の成長のストーリーを明確にした指導が行われています。
英語を使う機会を全ての生徒に最大限確保するために、桐朋英語では分割クラス(20人程度)での授業も行っています。教員から生徒一人ひとりの様子が見えることで、生徒ごとに最適なアドバイスがしやすくなり、生徒同士もリラックスして授業に臨めます。

進化を続ける桐朋英語。それを可能にするのは、ビジョンの共有と切磋琢磨を続ける教員陣。進化を続ける桐朋英語。それを可能にするのは、ビジョンの共有と切磋琢磨を続ける教員陣。

桐朋の英語科では、高校3年生を対象に、卒業時に英語授業に関するアンケートを実施しています。生徒たちの回答は熱心なものが多く、桐朋英語に対する充足感と愛着心が感じられると同時に、英語科のさらなる進化のためのよき指針となっています。今では全学年に揃った自主作成教材も、こうした声を参考に毎年改訂を重ねています。
英語科の教員は、担当学年を超えて、中学1年生から高校3年生にわたる英語授業を担います。常に6年間全体を俯瞰しながら授業を行うことにより、個々の生徒の成長をフォローできる、6年間のスムーズな指導につながっています。
また、学年の壁を作らないことで教員同士のコミュニケーションが活発になり、多彩な専門性と個性に溢れる教員陣が、お互いの持ち味を存分に発揮しています。桐朋英語の教員陣は、海外の大学・大学院で第2言語習得や英語教授法(TESOL)の分野での研究経験を持つ者や文学を専門とする者、教育学の分野から英語教育に入った者など多士済々。もちろん現在でも研鑽を続け、研究会など各方面で活躍する者も多く、例えば2016年度のNHKラジオ「基礎英語」担当講師を務める教員もいます。

英語科 加藤 純一

英語科 加藤 純一

東京学芸大学教育学部英語科卒業。専門は英文学。在学中にはリヴァプール大学(The University of Liverpool)へ留学した経験もある。 
2004年度より桐朋中・高等学校に勤務。2016年度は中学一年生(第76期生)のクラス担任を務める傍ら、英語科の教科主任を任されている。 
生徒たちには自立的な学習者になっていってもらえるよう、日々の授業では「英語を身に着けさせる」より、「『英語をもっと勉強したい』という気持ちを育てる」 ということに心掛けている。音楽や映画を積極的に取り入れた授業は生徒にも好評である。部活動はゴルフ部を担当。趣味は沖縄民謡。三線を弾く。 

東京学芸大学教育学部英語科卒業。専門は英文学。在学中にはリヴァプール大学(The University of Liverpool)へ留学した経験もある。 
2004年度より桐朋中・高等学校に勤務。2016年度は中学一年生(第76期生)のクラス担任を務める傍ら、英語科の教科主任を任されている。 
生徒たちには自立的な学習者になっていってもらえるよう、日々の授業では「英語を身に着けさせる」より、「『英語をもっと勉強したい』という気持ちを育てる」 ということに心掛けている。音楽や映画を積極的に取り入れた授業は生徒にも好評である。部活動はゴルフ部を担当。趣味は沖縄民謡。三線を弾く。 

英語科 栗原○○

英語科 栗原達也

大学卒業後、サンフランシスコ州立大学(San Francisco State University)の大学院で英語教授法(TESOL)修士課程を修了。 
修士論文のテーマは日本人英語学習者のスピーキング指導。2009年度より桐朋中・高等学校英語科専任教諭。 
2010年度より第70期生のクラス担任を中高6年間務める。授業では、あえて手放しでやらせて「失敗」を経験させる部分と、入念な準備や誘導で「成功」を体験させる部分のバランスを意識し、最終的には生徒が自信を持って英語を使うことができるよう工夫を凝らしている。サッカー部の顧問も務め、主にゴールキーパーの指導を担当(自身もゴールキーパー経験者)。日本一の文武両道英語教師を目指し、日々奮闘中。 

大学卒業後、サンフランシスコ州立大学(San Francisco State University)の大学院で英語教授法(TESOL)修士課程を修了。 
修士論文のテーマは日本人英語学習者のスピーキング指導。2009年度より桐朋中・高等学校英語科専任教諭。 
2010年度より第70期生のクラス担任を中高6年間務める。授業では、あえて手放しでやらせて「失敗」を経験させる部分と、入念な準備や誘導で「成功」を体験させる部分のバランスを意識し、最終的には生徒が自信を持って英語を使うことができるよう工夫を凝らしている。サッカー部の顧問も務め、主にゴールキーパーの指導を担当(自身もゴールキーパー経験者)。日本一の文武両道英語教師を目指し、日々奮闘中。

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