TOHO Today 桐朋トゥデイ

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「卒業生と語る会」を開催しました!

5
May
11

77期高3学年は、4月9日(土)に学年企画「卒業生と語る会」を開催しました。この企画では、77期の担任および学年主任が関わった学年の卒業生に講師役を依頼しました。桐朋在学中に育てたつもりの教え子たちが、今度は私たち教員を導く立派な社会人となり、後輩に一肌脱ぐために戻ってきてくれました!

 

 

 

具体的には、52期、56期、60期、62期、65期、66期、68期の卒業生24人が講師役を快諾していただきいました。政治部記者、コンサルタント、循環器内科医師、乳腺・内分泌外科医師、パッケージデザイナー、弁護士、ストラテジックプランナー/コンサルタント、天文学の研究者、公認会計士、一級建築士の方々や、テレビ局、国立科学博物館、環境省、総務省、東京都庁、AIベンチャー企業、重工業メーカー、銀行、QRコード会社、不動産会社、製薬会社、ネットワークセキュリティ会社、システムインテグレーターなど、様々な分野で活躍している方々です。

当日は、高1と高2の在卒懇(詳しくはhttps://www.toho.ed.jp/support/support.htmlをご覧ください)で学習・経験したことを踏まえ、2時間で2人と出会う形を取りました。具体的には、前半は卒業生お2人にそれぞれ30分弱程度で卒業後の歩み・仕事の魅力や困難さ・桐朋生に伝えたいことなどを語っていただきました。後半は生徒からの質問に答えていただき、さらに質問を生徒になげかけていただくなどして、双方向で「語り合う」という形を取りました。

生徒たちは真剣に聞いており、終了後の教室では様々な感想が飛び交っていました。また、終了後に待機室まで押しかけて質問をする生徒もたくさんいて、丁寧に対応していただきました。私たち教員も、「先生、白髪増えたね~」などと言われながら、懐かしく歓談させていただきました。今回話を聞いた77期生たちも、いつか講師として戻ってきてくれたら、嬉しく思います。

 

以下は、生徒たちの感想の一部です。

・〇〇さんに「建築に興味があるが、他人のセンスや才能におじけづいてしまって一歩踏み出せない」と相談すると、「センスは後天的なもの」と言われとても励まされた。「GAギャラリーに行ってみると良いよ」と言われたので、1日ほど時間をとって行ってみようと思う。話がとてもおもしろく、一人暮らしをとても推していた。すごぐ有意義な時間を送れた。今までずっと迷っていたものが晴れた気がした。とても感謝しています。ありがとうございました!

・文系の僕は、今後おそらく歴史や文学、心理学等の講演を聞くことは数あれど、情報AI、工学をはじめとする理系分野のお話を聞く機会は少なかったことでしょう。それどころか、自分とは違う世界だと嫌悪すらしていたかもしれません。数学が苦手な身としては「数学が得意」というイメージのある理系に苦手意識を抱いていたのもあるでしょう。しかし、今回お二人に会って、理系も文系も本質的に違いはないことに気付かされました。お酒の話、彼女との話、大きな失敗や人生観など推量できる部分は大きく、なんだか友人と会話しているような気分になることができました。実際よく考えてみると心理学には統計は必須であるように、理系も文系も単なるレッテルにすぎなかったです。今までよりも視野が広くなったのを感じています。このような貴重な会を本当にありがとうございました。

 

・二人の話は、明確ではなかった将来のことや大学について大きな影響を与えてくれました。今回の会において特に大切だと感じたことは、安定した人生も良いけれど自分のものさしを持った方が良いこと、自分が打ち込める職に就く方が良いということです。また、〇〇さんの仕事については、社会に発信する事が出来ると聞き少し興味を持てました。さらに、これからの人生も少しだけ楽しみになりました。人生を考える機会を設けてくださったこと、ここでしか聞けない話をしてくださったこと、本当にありがとうございました。

 

・〇〇さんの「やりたいこと=やってみて楽しかったこと」という考えを受けた時には衝撃でした。自分が今目指していること、進もうと思っている道を見つめ直す必要があるかなと思いました。自分のモノサシにおいては自分が一番と言い切れる〇〇さんはすごいなと感じました。◎◎さんからは非常に夢のあるお話を伺いました。話の節々から人を惹き付ける感じが伝わってきて面白かったです。お二人のお話を通してもう少し羽を伸ばして、視野を広げてみてもいいのかなと思いました。

 

・研修医や医者になってからも大変だと聞いて、医者を目指す覚悟が今まで以上に固まりました。「時給〇〇円」でもモチベーションを保てる、医者であることを誇りに思えるような医者になりたいと思いました。

 

・今回は少人数でOBの方々と対話できたこともあり、非常に有意義な時間となったように思う。お2人が口を揃えて言っていたことは「現在(高3)と4年後では興味が全然違う方向に湧くかも」ということだった。受験終了の段階で人生の進むべき方向が完全に決定してしまうわけではなく、まだまだ大学で進路について考える時間があると知り、非常に安心した。

 

・自分の大学生活や就職、社会人としてのイメージを持つことができました。色々なことに関心を持ち、学びを深めていくことの重要性、またそれとは対照的に一つのことに集中して学びを深めることの面白さの両方を知ることができ、自分は多くのことに挑戦する方の人生を歩みたいと思った。大学受験での不安なことも質問でき、より意欲がわいた。

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