Student's Board 生徒たちが思い思いにつづる学園ブログです

中3東北修学旅行(3日目)

3
Mar
25

3日目は8つのコースの中から各自で行きたい場所を選択するコース別行動を実施しました。今回はその一部を紹介します。

Aコース(弘前・リンゴ公園)

《津軽ねぷた村》

ここでは、津軽三味線や地域ごとのねぷた祭りのお囃子を聴いた。弘前ねぷた祭りの資料や実際に使うねぷたも見ることができたほか、実際に太鼓を叩くという貴重な体験もすることができた。

また、金魚ねぷた絵付けや津軽焼絵付けなどを製作することができた。製作できるものは津軽にしかないものばかりで、非常に貴重な体験ができた。

津軽旨米屋

昼食はこちらでいただいた。地元のお米を使った御飯や郷土料理のけの汁など、普段口にしないものばかりだったが、どれも非常に美味しくいただけた。

津軽藩ねぷた村では、青森ならではのことばかりができ、有意義な時間を過ごせたと思う。そして青森のことについての理解がより深まり、また青森についてもっと知りたいと思った。このような貴重な体験をできたことは本当に良かったと思う。

《弘前市自由散策》

ねぷた村見学後、僕らは弘前市自由散策を行った。その時に行くことができた場所の一つとして弘前城の見学がある。恐らくAコースの多くの人は弘前城に行ったと思うので、弘前城の見学がどのようなものだったか紹介しようと思う。

弘前城は東北唯一の天守閣が現存する城で、僕らが行った時は晴れていたため背後にそびえる岩木山とのコンビネーションが美しかった。城内の階段はかなり急で、上ったり降りたりする当時の大変さも理解できた。

他にも弘前城の近くにある五重塔、最勝院五重塔に行った班もいた。いずれにしろ当時の建物に行けたことで各々の知識も深まったと思う。

《弘前市りんご公園》

ここに着いた時、あまりのリンゴの多さに驚いた。その数なんと80種、約2300本。その中から僕らは「つがる」という品種を2個収穫した。もぎ取り方はリンゴを持ち、お尻の方を上げるだけといたってシンプルなものだった。普段はできないリンゴ狩りをできていい体験になったと思う。

 

Cコース(渋民・盛岡・手作り村)

3日目のコース別行動でCコースの48名は渋民村と盛岡市に行きました!

まずは宿泊地の岩手網張温泉からバスガイドの方のお話を聞きながら、歌人石川啄木の故郷、渋民村へ。

啄木の俳句が刻まれた歌碑のある公園に行き、北上川を橋の上から見ました。

啄木記念館では学芸員の方の説明を聞いた後、館内の展示を見学しました。館内には啄木の書いた手紙や日用品、写真などが展示されていました。敷地内には啄木が教師をしていた小学校や間借りをしていた旧斎藤家が移築されていました。

次の岩手県立博物館では岩手の歴史・考古・民俗・生物を学べました。大きな化石や琥珀などの鉱物・土器はどれも興味深いものばかりでした。また特別展「よろい・かぶとの世界」がちょうど開催されていてそちらも人気でした。ちなみに、仏像のフィギュアや小さな化石・鉱物が出てくるガチャガチャを回す人もいました……

その後は皆さんお待ちかねのわんこそばを食べに東家大手先店に行きました!!お椀の次々とそばが入れられていき、薬味も好みで追加できます。終了する時はふたを閉めて知らせます。

1位の生徒は何と222杯、2位の生徒は170杯を食べることができ、昨年の記録を破りました。

ちなみに平均は60杯ぐらいだそうで僕は55杯でした。教員も参加して某I先生は108杯食べました。

そして盛岡手づくり村に移動し伝統工芸品の手作り体験をしました。グループごとに分かれて陶芸・竹細工・藍染めなどの作品を作って持ち帰りました。みんななかなか良い作品ができたと満足げな様子。その他の南部鉄器などの工房も見て回りました。お土産は主にここで買いました。

最後は有名なあの小岩井農場に行きました! スケジュール通りに進んだことでたっぷりと時間を取れました。農場の牛乳を使ったアイスクリームには長蛇の列が。濃厚でとてもおいしかったです。さらにボールをレンタルできたので大勢で原っぱで遊びました。久しぶりにはしゃいで即興のゲームをして汗を流しました。そしてそこから見えた夕日に染まった岩手山の雄大な姿をカメラに収めてホテルに帰りました。

 

Gコース(遠野民話・宮沢賢治記念館)

行程

宿舎→続石→伝承園→遠野市立博物館→とおの物語の館→遠野城下町資料館→宮沢賢治記念館→宿舎

感想

僕が選んだGコースは、民話で有名な遠野の様々な施設を自転車で巡るコースです。伝承園の中にあるカッパ淵は小さな池で、カッパがいそうな雰囲気がありました。カッパ釣りで使う竿は、木でできた一般的なものです。きゅうりを使うのは、カッパはきゅうりが大好きだからだそうです。また、カッパ釣りをするためには、カッパ釣り証明書が必要です。カッパ釣り証明書は200円程で買え、家に持ち帰ることができるので旅のお土産にもなります。僕達は、だいたい15分位カッパ釣りを楽しみました。カッパは釣れませんでしたが、遠野でしかできないことを体験できて良かったです。

 

Hコース(三陸鉄道・震災学習)

Hコースの出発は全コースで最も早い7:40。13人という少人数ながら大型バスを貸し切り、盛岡・花巻・遠野を経て、ラグビーワールドカップで盛り上がりを見せた釜石を目指します。

釜石駅には10:00ごろ到着。ここから三陸鉄道リアス線で盛を目指します。

三陸鉄道は1984年に久慈駅~宮古駅間(北リアス線)、釜石駅~盛駅間(南リアス線)で開業した日本初の第三セクター鉄道です。2011年の東日本大震災では大きな被害を受けましたが、震災後すぐに被害の少ない区間から運転を再開し、2014年には全線復旧を果たしました。さらに今年3月には運休していたJR山田線の宮古駅~釜石駅間を受け継ぎ、三陸鉄道リアス線として新たなスタートを切りました。

盛駅までの貸切列車の中では三陸鉄道の社員の方がガイドとして乗車してくださり、震災時の体験などを話してくださいました。

1時間ほどで盛駅に到着しました。大船渡魚市場内で昼食の海鮮丼をいただき、陸前高田へバスで移動します。

陸前高田に到着後、今年9月に開館した東日本大震災津波伝承館を見学し、震災後に造成された新たな防波堤や、復興のシンボルとして名高い「奇跡の一本松」、震災以降として残されているユースホステルなどを見学しました。

その後地元のガイドさんに解説していただきながら、バスで陸前高田市内を回りました。当初は1時間ほどの予定でしたが、ガイドさんの計らいで予定を延長してガイドをしてくださりました。また現在進められているかさ上げ地の工事や、完成している部分の様子も見ることができました。その後、バスで網張温泉へと戻りました。

Hコースは諸事情により行程の変更がありましたが、非常に中身の濃い充実した学習をすることができました。移動が多くハードなスケジュールでしたが、このコースを選んでよかったと心から思っています。

 

文責:77期中3修学旅行委員 岡崎・矢島・鈴木

その他77期有志

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