短期集中連載『祭りは遊びじゃないんです!』①
桐朋祭に向けて全力で準備をしている参加団体の作業風景や、彼らの意気込みを取材します。
コンピューター部
コンピューター部では毎年ゲームや部誌など、様々な発表を行っており、根強い人気があります。一口にコンピュータ部と言っても、実はその中にはプログラミング班、グラフィック班、音楽班など、その活動が多岐にわたることは、意外にも知られていないようです。
コンピューター部への取材では3人の部員に協力をいただきました。今年の桐朋祭では音楽ゲーム、シミュレーションゲーム、そして、タイピングゲームを出す予定とのこと。
プログラマーさん、コンポーザーさん、絵師さんにインタビューをします。
ーーまずはプログラマーというのは?
「プログラマーっていうのはゲームを作るときの骨格を担当しています」
ーープログラミングをしていてつらいことってありますか?
「モチベーションが下がると思考が止まっちゃうし、何より睡魔には勝てなくて・・・」
世の中のプログラマさんは、これよりももっとつらいのだとか・・・
ーーコンポーザーさんは何をされているんですか?
「ゲームで使う曲なんかをパソコンで作ってます」
ーーパソコンで作曲ときくと、なかなか実感がわきませんね。
「DTM (Desk Top Musicの略称)は1980年代から始まった新しいジャンルですからね」
ーーでも作曲ってきくと難しそうですね。
「そうでもありませんよ。とっつきやすいし、何より公開の場が多くありますからね。音楽知識がなくとも作れるようになります」
実はDTMは体験版のようなものもあるとのこと。
ーー絵師さんは名前から仕事が分かりやすいですね。
「そうですね、ゲームだけでなく、単品で発表することもありますね。」
ーー絵を描いていて心が動かされたようなことは?
「こう、絵を描いていて、自分で上達が実感できるのはとても良かったですね」
ーー絵師さんは中3とのことですが、コンピュータ部の魅力とは?
「やっぱり、部活が明るくて、先輩後輩の垣根がほとんどないことと、新人でも学ぶ姿勢さえあれば即戦力になれることですね。」
ありがとうございました。
締め切りに追われながらも楽しそうに部活をする彼ら。
一つの目標に向かって努力する姿はとてもかっこいいものでした。
コンピューター部は高校棟2ーGにて展示予定です。
(取材、文章: 高校1年 S・H)