2011年度 特別講座 初等整数論

特別講座  「初等整数論」

 

 本校では毎年特別講座を実施しており、今年は数学科の千馬先生による「初等整数論」が開講されています。申し込み数が140名を超える人気講座で、教室ではなく、視聴覚教室でスクリーンを利用して講義をしています。

 対象は中学3年~高校3年生となっており、毎週1回実施されます。
 1学期は、数について成り立つ性質をクイズ・パズル感覚で楽しんでもらい、数学の自由さ・楽しさを実感してもらうこと、2学期は、いわゆる「整数問題」に対して、より高度な見解、アプローチができるようになることを目的としています。
 

 講座の概要は、以下となっています。(生徒アナウンス用プリントから抜粋)

 整数論とは整数の性質について代数を用いて考えてゆく分野です。市販の教科書でもよくとりあげられるのですが、残念ながらそれらの本では「お話」として終わってしまうことが多いのです。そこで、整数論を、単なる「お話」として終わらせるのではなく、実際に自分で「使えるもの」にしようというのが本講座の目標です。講座では倍数、約数などの簡単な話からはじめ、最終的には合同式の発想を身につけることをゴールとし、演習も行います。整数論を学習すれば、数学に対しての新しい見方ができるようになると思います。

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授業の様子    
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スクリーンを使い解説

 受講者の感想 (中学3年生)

 「初等整数論」という名のとおり、この講義では、一見簡単そうに見える「整数」について習っているのですが、本当に数学が奥深いものだということが良くわかります。
 例えば、「2数の最小公倍数」を求める際、今までは連徐法、つまり

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というような方法しか知りませんでした。「もとの2数をかけ合わせた数を、ユークリッドの互除法で求めた最大公約数で割る」など、様々な方法で答えを出すことができる、ということを教わります。視野も広くなり、新しい解法が理解できたときの喜びも味わうことができます。
 また、この講義では、中3から高3まで一緒に授業を受けることができて、中3の僕にとっては先輩達の勉強に取り組む様子を見て、とても励みになります。
 千馬先生の授業はプリント、講義ともに難しいところもありますが、とても丁寧で分かりやすいです。
 この講義で、僕はどんどん新しい数学の世界を学んでいきたいです。