12月17日(土)~19日(月)の3日間、本校OBで国立がんセンター名誉総長・財団法人対がん協会会長の垣添忠生先生による特別講義が行われました。中3~高3の希望者約60名が参加しました。垣添先生はご自身の半生を振り返りながら、「がんとはどのような病気か」「がんの多様性、人間の多様性」「人の生と死を考える」といったテーマで、3日間にわたり講義をされました。講義に引き続き、垣添先生と桐朋生との討論会が毎回行われ、「どうすればガン検診率を上げられるか」から「中高時代のエピソード」に至るまで、様々な内容に関して、意見交換・討論が行われました。
本校のOBでもあり、がん研究の第一人者のお話を直接伺える機会は貴重でした。また先生との討論を通じて、生徒たちは今後の進路選択だけでなく、自分の今後の生き方や社会との関わり方に関しても考えるきっかけになったと思います。
<参加した生徒の感想>
今回、垣添忠生先生の特別講義に参加して、自分はとても有意義な時間を過ごせたと感じている。
その中でも特に印象深いものがある。それは、先生の言葉の端々に滲み出るユーモアや教養、知性である。先生は、その根本は若い頃の読書のおかげだと言っていた。又、その読む本は自分の興味・関心に基づくもの、とも言っていた。先生は「若いうちは何でもすぐ覚えられる」と言っていたが、自分はただ若さ故だけではないと思う。先生は桐朋時代の修学旅行の際に覚えたという「奥の細道」の一節を、今でも諳んじていた。 これは様々なことに興味を持ちながら接するからこそ、心に強く残っているのだと思う。つまり、これは先生の心がとても豊かであることを表していると思う。先生も又、「ユーモアは心のゆとりから生まれる」と言っていた。ここには確かに桐朋の精神が息づいていると感じた。 (高校1年K君)
僕は現段階では文系に進もうと思っているのですが、様々なことを学ぼうと思って参加しました。ガンのことはほとんど知らなくて、ほとんどの人はかからないと思っていたのですが、実際は男性も女性も多くの人がかかる病気であり、また食事や煙草など私たちの社会と密接に関わっているものであると知ってとても驚きました。自分も、もっとガンに対する意識を高めていけたらいいなと思います。
(中学3年T君)